【312】尊敬する先生と生徒たち

こんばんは、

今日は、午後1時から午後5時くらいまで、生徒と一緒に授業に参加してみようと思って、端っこの方で観察をしていました。

サーベイを取りたかったのもあって、そのタイミングを伺っていたら結構時間が経っていました。

半日、座って観察をしてわかったことは、単純ですが、「先生も生徒も一生懸命頑張っている」ということです。本当にありきたりなのですが、でも今日はとりわけ強く感じました。

というのも、今日とっていたサーベイは、生徒の日常生活を知るためのサーベイで、そこから生徒が平日にどんな生活をしているのか垣間見たのが大きく影響しています。

今日通いに来ている生徒のほとんどは、早期妊娠をして赤ちゃんずれの”お母さん”生徒だったり、平日は働いている生徒だったりします。

赤ちゃんのお世話をすることは大変なことだと、様子を見ていれば歴然とわかることだし、平日働いている生徒は、労働環境がちゃんと守られていない中で働いていたりします（最低賃金以下の金額で働いている、とか、短期だったとしても契約さえしてもらえていない）。中には、On Call Shiftと呼ばれる、雇用主から電話がかかってきたら働くようなシフト体制で、安定した収入が期待できなかったりします。

ただでさえそれで疲れているだろうに、日曜日に学校にきて２コマ、それも8時から12時と1時から5時までの計8時間。ちょっとの遅刻はあるにせよ、午後の4時間の授業を受けて、生徒の生活を想像したら本当によく頑張っているなと思わずにはいられません。

そして先生も生徒の背景を理解して、生徒のことを寛容に受け入れてらっしゃるし、それでも生徒にちゃんと学んだことが定着するように口頭テストを行ったり、わからないところがあればすぐに確認したり。何より、生徒の背景のことをよくよく理解していらっしゃいます。

そして、色々と感じた学校をあとにし、いつもお世話をしてくれているちゃんまゆとタイ料理を食べにいきました。ラクサとパッタイ！美味なり。私のわがままを聞いてくれてありがとう！

ちゃんまゆも別の学年での取り組みとそこで感じたことをシェアしてくれて、私の話したいことも聞いてくれて、とても充実した夜ご飯でした。

改めて、先生や生徒には本当に尊敬です。ちゃんとこの努力が報われる未来がつくれるように私ができること、私が所属する団体ができることをよく考えよう、10年後くらいの"Big Picture"を見据えて今できることをよくよく考えて行動しようと痛感しました。フィリピンのカガヤンデオロに滞在できる日々は、日に日に少なくなっていますが、慌てずに落ち着いて、そしてよく考えて行動していきたいと思った1日でした。

明日から月曜日！刺激的で学びのある１週間にできますように。

また明日！