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本棚の整理整頓

ひとりハイキュー&呪術廻戦展の開催に向けて、今日はスペースの確保に取り組んだ。

バナーみたいに天井からつるすのも良いかと思うけど、まずは、基本的な本棚の整理整頓をすることにした。

私の本棚は、全くこだわりもなく、ただ並べてある。
ジャンルも買った時期もごちゃ混ぜで、そこに置く。

本棚の一部をパチリ📸。なんの分類もなく並べてある。

ただ、「本棚入りする」本は、縁のある本だ。私の場合、本を買うと机の上に山積みをして、数ヶ月経って、「本棚入り」する本と手放す本に分ける。だから、本棚にある本は、なにかしら思い入れのある本だ。

例えば、小林秀雄の『考えるヒント』。これは、高校生の時に買った本。

小林秀雄は、中原中也と女性を巡る愛憎劇を繰り広げている。『無常ということ』を読む限り、小林秀雄の散文からそんな恋愛沙汰なんて想像もつかない。ただ、小林秀雄の詩「死んだ中原」を読んだ時、感じ方が変わった。

中原中也との三角関係で女性に選ばれた小林秀雄は恋愛では「勝った」形になったが、本当にそうだったのか?小林秀雄は、自分にはない中原中也の持つ才能に嫉妬し続けたのではないか?中原中也の存在が、小林秀雄に詩とは真逆の文章を書くことを選ばせたのではないのか?

そんなことを考えると、『無常ということ』の感じ方が、変わった。それで、本棚に残っている。

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本棚の本たちを見返して、その本を買ったときにまつわるいろいろなことを思い出した。整理整頓で整えたものは、スペースでなくて、自分自身だった。

本棚の片付けは、これから始まる仕事で忙しい日々を想像して気持ちで負けそうになっている私にとって、ひとり展覧会の準備のためというよりは、心を落ち着かせる、という意味で良かったかもしれない。

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(注意)トップの画像の『やる気が出る脳』は、今日、机の上にあった本。表紙カバーがないのですが、お気に入りの本です。私の場合、お風呂に持ち込んで本を読むので、よく読む本ほど、表紙が湯気でベコベコになっています。

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