見出し画像

ITスタートアップに飛び込んだ美容師の苦悩と成長日記。

この記事は、CADDi Advent Calendar 2020 の 21 日目にエントリーしています。 

キャディ株式会社オペレーションマネジメント部の山出(やまで)です。
今回は、当初「マッキンゼーって何?」から始まった私が歩んできた苦悩と成長の日々を振り返っていこうと思います。

何故この記事を書こうと思ったのか

あっという間の2年ではあったものの、美容師からのITスタートアップというとんでもないギャップ幅。更には周り見渡せば東大生がちらりほらり。よく分からない横文字が飛び交うオフィス。劣等感や不安で日々押し潰れてしまいそうだった自身の経験って振返ってみると中々意外と価値の高いものになってるんじゃないか?

丁度2021年の1月で2年を迎える今だからこそ振り返ってみようと思い記事を書いている次第です。

この記事を通して、新しい環境にチャレンジして不安を抱えている方や環境を変えようかと考えている方、もしくはためらっている方の背中を少しでもおすことが出来れば嬉しい限りです。

あまりこういった文章は得意ではないので、温かい目で読み進めていただけますと幸いです。(笑)

まずは自己紹介

2019年1月にキャディに入社しました。
21歳~23歳+学生時代の1年のアルバイトを合わせて計4年ほど美容師をしていました。その後、仲間内で1年ほど人材紹介会社の立ち上げに携わっていました。

キャディとの出会いは、美容師としての身体の故障や起業するにも無知過ぎた自分に対し大きな不安を抱えていたタイミングで、とにかく我武者羅に沢山の人に会って薄い人生相談しているような状態。その中の1つとしてたまたま知人からの紹介でキャディの展示会をお手伝いしたのがきっかけでした。

iOS の画像 (30)

キャディに入社した1番大きな理由は、お恥ずかしい話「何でも言語化されちゃう。すげー!」と人生で会ったことのないタイプの人への興味心と、キャディのバリューへの共感が理由でした。

特に至誠について語る幸松さんと後藤さんに惹かれたのが影響としては大きいですが、この話は次回こうご期待ということで割愛させていただきます。※バリューやカルチャーについて気になる方はこちらをご覧ください。

その後、カスタマーサクセス部でお客様対応の部署を経て、現在はオペレーションマネジメント部に所属し、主に見積チームの運用/設計を担当しています。

ちょっくら先に苦悩を振り返ってみる

まず入社して何より印象的だったのが、言葉が分からないですね。
KPIくらいは知っていたのですが、カバレッジやらレバレッジやらコンテキストやら。美容師では使うことのなかった言葉が飛び交っており、当初かなり精神的にきつかったのを覚えています。(今は全然マシです!!

とにかく毎日会話のキャッチボールがスムーズにいかず、基本何か指示されても①言葉が分からないから調べる ②調べてるうちに指示の全体像忘れる ③もう1度聞く ④また新しい言葉や表現が出る ⑤①に戻る が数回繰り返されているような状態。

OKR議論の際にも「Objective(目標/目的)が横文字だらけで疲れる!」と文句を訴えかけ、議論中周りのみんなを非常に困らせ、最終的にキャディで一番穏やかで優しいと有名な幸松さんを激怒させてしまったのは今でも忘れられません。(※当時は本当にすいませんでした‥

他にも、当時は同じ部署内に私と近い境遇の人もキャディにはいたのですが、1年が経った頃にば私一人だけになっており、余計に「私なんかがこんなすごい会社にいてもいいのか。」と自己肯定感が下がり続けていく日々でした。

今も尚、成功体験を積むのは難しいので、きついはきついのですが思い返してみれば最初の1年目は桁違いで「よく続いたな、自分。」と人生を通してみても怒涛の挑戦だったと断言できます。

どうして乗り越えられたのか

先に結論から言うと、

勇志郎さんからのアドバイス「とにかくアンラーニングを意識し続けろ」
全てのポテンシャルを信じるキャディのカルチャー

上記2つの掛け合わせが支えとなり、苦悩を耐え忍び乗り越え、成長できた要因だと思っています。

①勇志郎さんからのアドバイス、アンラーニングについて

意識し始めたきっかけは、
入社して1ヵ月か2ヵ月くらいの頃、勇志郎さんとの1on1で「なんで僕を採用してくれたんですか?」と、思い切って質問してみたことがありました。

回答は、
「知りもしない会社のアルバイトで直向きに社員に張り合うくらいの気持ちで全力で頑張れるやつは中々いない。骨のあるやつだなと思ったから。」

それに続けて、

「やまでーはとにかく目の前のことに一生懸命になれば頑張れるし結果はついてくるはずだからとにかくアンラーニング。変なプライドとか固定概念は捨ててとにかく目の前のことに一生懸命がいいと思うよ。3ヶ月間頑張れたら見えてなったもの見えるようになってるよ。頑張れ。」

ありきたりな言葉かもしれないし、正直その時は何を言ってるのかよく意味は分かりませんでしたが、とにかく勇志郎さんが言ってるし意識し続けよう!と思ったのが意識し始めたきっかけでした。

実際に振り返ってみれば、
最初から固定概念や変なプライドは持たない!と自分の中で決めていたからこそどんなことでも0から学ぼうと思うことができましたし、苦しい環境ではあったものの自身のプライドが出てきて学びを止めるようなことにはならず、苦しいながらも着実に少しずつではあるものの成長を実感できていたのは非常によかったことだと感じています。

ただただ周りがすごい人に溢れ、自己肯定感だけ下がり続けていく環境で更に成長も実感できないとなると、人はどうにか自身を誇示できるものを探し成長とは違う方向に目を向けてしまい、その挙句更に劣等感を感じ気持ちが落ちていく、又はその環境から離れるという選択をしてしまうのだと思います。

その選択をせずに済んだのは2年間、今も継続して学ぶことにフォーカス。アンラーニングを意識してこれたからだと感じています。


②全てのポテンシャルを信じるキャディのカルチャー

画像3

上記のアンラーニングにも大きく関係してくるのですが、ただ素直に成長したいという想いだけでは空回り、成長できないこともあると思います。

もっと言うなら「こいつ仕事できないな。」「なんでこんなこともできないの。」と周りに見捨てられてしまうとどんなに頑張りたくても頑張れない状況になってしまうこともあると思います。

その点キャディは、カルチャーブックでも記載がある通り「全てのポテンシャルを信じる」を本気で体現している会社で、今思えば本当に馬鹿げたと思えるような質問や意見に対しても真摯に受け止め、本気で議論/指摘をくれたからこそ今私はこの場にいられているのだと思っています。

具体エピソードを挙げると、
上記でもあったOKR議論で幸松さんを激怒させてしまった話の続きですが、実際は幸松さんはその後も私が納得いくまで夜も時間を取って、ただ押しつけがましく訴えかけてくるのではなく、私の意見もちゃんと聞いてくれた上でどうにか取り入れられないか、一番いい形を一緒に探そう。と本気でぶつかってくださったり、

上司にあたる斉田さんは、
私が苦しい期間には頭の中の整理を手伝ってくださったり、私の強みや、今できていることと今後課題として捉える事の整理やFB、今後歩むべき道を斉田さんの主観ではなく、私自身がなりたい姿も合わせて一緒に考えてくださります。

部署長である小嶋さんは、
直近、運用と設計の両立の思考に慣れてない私の成長のために、毎日1on1で思考壁打ちをしてくださり、私自身の成長を信じ大きく責任のある仕事を任してくださる中悩んだ時には誰よりも早く相談に乗ってくれます。

私なんかとまでは言いませんが、ここまで人のポテンシャルを信じ、支え、成長し合える環境だからこそ少しでも成長してこの会社の役に立とうと意思を燃やし続けることができます。

沢山の方の支えの元頑張り続けた結果、ついに先日 (2020/09月) 解放賞という社内表彰を受賞し、1つの成果として成長の形を残すことができました。
※解放賞…3ヶ月間で特に成長 / 自身のポテンシャルを解放できた方に送られる賞

画像3

賞をとれたことはすごく嬉しかったですし「頑張ってよかったー。」と個人の感動もありましたが、それ以上に入社してからずっと拗らせ続けている私のポテンシャルを信じ続けてくれた方への感謝が尽きず、とても温かい気持ちになり、仲間で分かち合う喜びを感じることができました。

今後何を目指していくのか


これからは、
まさに今まで私がキャディのみんなからしてもらってきた「全てのポテンシャルを信じる」を私自身の部下や仲間に体現できる自分になりたいと強く想いが溢れています。

そのためにも、大前提私自身がもっともっと成長していく必要はあるので上記の2つのことは意識し続けますが、今後は自分のことだけでなくチーム全体、会社全体を見てチームの力にベットできる自分になっていこうと考えています。

ある意味、既存のキャディメンバーの中では一番できない苦しみや恥ずかしさを経験している自信もあるので、似た境遇の方や自信を持てない / 歩きだせない方の一番の理解者、駆け込み寺のような唯一無二の存在になれるかもしれないし、それ自体が私の武器にもなり得るとも感じたのでこの気持ちをいつまでも忘れず、精進していきたいと今感じています。

何より賞をもらった時のような感動をもっともっと仲間と共有したい!!(※これをやり切って自己肯定感爆上げしたい!もありますが!

最後に、挑戦に足踏みしている人へ

長くはなりましたが、まずはシンプルに頑張る環境はとても大事なんだと思います。まずは今いる場所を省みた上で頑張りたいと思える場所なのであれば、

とにかく素直に直向に。言葉では簡単ですが目の前の初めてを楽しんでみてください!少しずつでも何かを学んでいる自分を褒めてゆっくりでも歩み続けてみてください!一人だけで頑張ろうとし過ぎず仲間も自分もとにかく信じてあげてください!あなたの挑戦を応援しています。

気になったことがあったり、なんとなーくでも話してみたいと思ってくださった方はお気軽に連絡いただけると嬉しいです!!!

こんな会社いいなーだったり、私と一緒に働いてみたいと思ってくれた方も!アルバイト、契約社員募集中でございます!!(笑)
全力で寄り添います。一緒に成長 / ポテンシャルを解放しましょう~興味を持っていただけた方はぜひ下記のページもご覧ください~!

最後まで読んでいただきありがとうございました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?