Open Team Building : #02 意見

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前回(Open Team Building : #01)にて紹介したグラフに、スタッフが提出してくれた意見を要約し、グラフにマッピングをしました。

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 このグラフを共有したのちに、追加される要素、移動する要素もありましたが、それぞれの意見や想いを可視化するとても興味深い作業となりました。

 *「あいさつ」に関しては重複をしていますが、
 ・チーム・組織内コミュニケーションの要素
 ・対外的な礼儀・マナーの要素
  の2種があることから2項目にしました。

 次にこの項目に今後どのようなアプローチをできるのかをイメージ。

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 1・Indivisual MTG / 個別のミーティング
 アスリートとしての身体への向き合い方、練習方法の工夫や気持ちの持ちようなどコーチと選手が個別にミーティングを実施。この回数と質を高めることによって自己分析や明確な目標設定につながることを目指します。

 2・TEAM philosophy
 進行しているチームビルディング(この企画)で言語化したい内容。東京エクセレンスとして大切にする理念を、専門性のみならず、対外的な要素も含めて明示化し、様々な行動変容につながる基盤となることを目指します。
 これは Indivisual MTG はもちろん、下記で説明をする Seminer や TESRA の行動指針にもつながることを意識します。

 3・Seminer
 選手がバスケの専門性のみならず、社会的な成長をできるような手助けをすることを目指します。例えばSNSの活用方法、またはビジネスマナー/デュアルキャリアなどバスケの枠にとらわれない社会性を意識します。外部講師に頼るだけでなく、内部講師(フロントスタッフ等)との連携も用います。

 4・TESRA (Team Excellence Social Responsibility and Actibity) 
#01 分析でも紹介した「新規ファンの獲得+スポーツの力の発揮」にも繋がりますが、社会貢献活動は一人ではできることが限られてきます。それをチーム(ここでのチームとは=東京エクセレンスではなく、石田HC体制の現場のことを指します)で実行することで多くのことが可能になります。この積み重ねで今まで以上に応援される、愛されるチームになることを目指します。

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*TESRA としてまずは選手全員がAED講習を受講(協力:日本AED財団)
 選手全員がAEDを正しく使える様になる、またAEDの普及をと思い実施しました。この報告や発信をもう少し実施しなければという反省もあります。

 各項目へのアプローチを整理したところで、次のステップをどう踏むか。例えばIndivisual MTG や Seminer はZOOM等を用いてオンラインでも可能ですし、効果は期待できると思います。しかしまずはTEAM philosophy を可視化して共有したほうがより高い効果を期待できると考えました。

 ではTEAM philosophy はどのように構築していくか。
第一印象で、集まった意見は3つに分類できると感じました。

 1つめは、バスケットボールの要素。プロスポーツチームであることからこの専門性を突き詰めることが最も重要です。チームスローガンという括りでまとめることが可能です。

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 *GRAB THE VICTORYというチームスローガンを東京エクセレンスは2シーズン継続で掲げています。毎年スローガンを変えることもありますが、この「勝利を掴みとる」という姿勢がまず必要と考えたからです。

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 Grit and Grind という言葉で NBA メンフィスグリズリーズが連想されるようなスローガンとチームイメージの一致を目指したいと考えています。
 チームスローガンへの意見を積み上げていくことで、GRAB THE VICTORYという言葉は一体どういう意味を持つのか、またこのチームが成し遂げたいことは GRAB THE VICTORY で表現しきれるのか。それを今検討しています。

 2つめは、チームカルチャー。人間性の要素が多く入ってきます。東京エクセレンスに所属するということは、どういうことなのか。この組織は何を大切にしているのかを可視化できる様になります。

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 このチームカルチャーに関してもスローガン同様、言葉が重要になってくると感じています。四字熟語の様に一言で表現できるのか、それとも語り口のように表現をするのか。例えば、NBA のサンアントニオスパーズのロッカールームにはPounding the Rock という言葉が掲げられているようです。

*Pounding the Rock / パウンディングザロック
以下ウィキペディアより
堅実な努力の重要性をメンバーに浸透させるためにポポビッチはジェイコブ・リースの以下の名言を引用している[21]。
パウンディング・ザ・ロック(Pounding the Rock):「救いがないと感じたとき、私は石切工が岩石を叩くのを見に行く。おそらく100回叩いても亀裂さえできないだろう。しかしそれでも100と1回目で真っ二つに割れることもある。私は知っている。その最後の一打により岩石は割れたのではなく、それ以前に叩いたすべてによることを。」(“When nothing seems to help, I go look at a stonecutter hammering away at his rock, perhaps a hundred times without as much as a crack showing in it. Yet at the hundred and first blow it will split in two, and I know it was not that blow that did it, but all that had gone before.”)

 このように、人間性、考え方、生き方、姿勢に関わる様な、その指針となるような言葉を自分たちで設定します。

 3つめは上記2つには括られない、何かがあるのではと考えています。
この点に関しても現在進行形でLINEにて意見交換をしています。

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 このような方法で、意見のカテゴリ分けと掘り下げをしています。LINEでの議論を進める中で、大前提に戻ったり現実的な場面を想定したりと、様々な角度からスタッフ全員が深く考える機会を作ることができています。まずこの時点でチームビルディングの成功とも言えるのかもしれません。

 次回は、スタッフとの意見交換の中でうまれた意見、「この過程はぜひ選手にも共有したほうがいいのでは?」から、選手向けの分析・意見の吸い上げをします。 Open Team Building #03 もぜひお楽しみに。

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 noteを書くにあたり、写真の選別の作業も入ってきます。東京エクセレンス広報の津野の協力もあり、何かメッセージ性のある写真を使えたらと意見交換をしています。今回のテーマは「意見」ということでスタッフ同士が何か話をしている写真はあるかというリクエストでもらった一枚です。写真のリクエストをするのも良いですが、より意見交換の場面を増やし、こういった素材が多くなる様な環境にもしたいと思います。


 

 



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