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【英文法 完全理解 初級~中級編 その3】主語と動詞を特定する【高校大学受験・TOEFL・TOEIC・IELTS・英検】

英語は何となく読んでいるだけでは実際にはその文が何を言いたいのか明確に理解できていないと考えます。

「必死に読め」ということではなく気に掛けるポイントを明確にして英文に触れていった方がはるかに効率よく英語力を強化することができると思います。

「何となく読める」だけでは受験、各種能力試験などで点数を取ることは難しいです。気に掛けるポイントをおさえていくことで「解く力」が備わります。そして「解く力」を備えた人は「書く力」も一緒に身につくことでしょう。

英語の勉強をこれから本格的に始めたいと思う方、再度英語を勉強してみたい方、各種能力試験で点数を取らなくてはいけない方等々、英語に取り組むうえで気にかけるポイントを勉強してみませんか?

必ずやお役に立てると信じております。

それでは内容に移りたいと思います。
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英文を見るときにほとんどの人が自然に「S(主語)」と「V(動詞)」を特定しようとする作業に取り掛かるかと思います。

特に受験や各種能力試験での文法問題などではこの特定する作業が非常に重要なものとなります。

例えば「I love this song.(私はこの曲が好きです)」「He is funny.(彼は面白い)」などの単純な構造の文であればすぐにS(主語)とV(動詞)の特定が可能です。しかしこのような単純なものが受験や各種試験で出題されることは現実にはないでしょう。

例えば以下のような文があったとします。

James Home, the author of the popular novel - The World of the Birds, suddenly quit writing activities due to his family matter.

(人気小説「The world of the birds」の著者であるJames Homeは家族の事情により突然執筆活動をやめてしまった)

こういった文になると途端に苦手意識が出てしまいどれがS(主語)なのか、どれがV(動詞)なのかを探すことができない人が多くいるのも事実です。

構造が単純な文ではS(主語)のすぐ後、もしくは結構近くにV(動詞)があるということで安心感もあってかすぐに特定することが可能ですが上の例文のようにS(主語)とV(動詞)が離れていたりすると途端に難しいと感じてしまいます。

受験や各種試験では堅苦しい文体により文が出来上がっていることが多いのでS(主語)とV(動詞)の間に余分なものが入り込んで離れているものばかりです。

文頭からピリオドまでどんなに長くても主文にあるS(主語)とV(動詞)は基本的には一つしかありません。そのSとVが表すものがその文で最も言いたいことになりますので何が何でもSとVは特定する必要があります。

S(主語)とV(動詞)を特定する能力向上は不可欠なものになります。

このような問題に対応する力を養ううえで大切なことは以下だと私は考えます。

「S(主語)とV(動詞)が離れてしまう原因を知ること」

S(主語)とV(動詞)の間にどのようなものが入ってくるのか想定されるケースを学習しておけばどんなにS(主語)とV(動詞)が離れていても対応し、特定することができるようになると思います。

対応していく力を養うために様々なケースを学習してみましょう!

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