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あなたの靴見られてますよ!

鎌倉由比ヶ浜の海にウミネコ?の群れが・・・なにか美味しいものがあったのでしょうか。

鎌倉って海も山もあって素晴らしいところですが、湿気が多くてとにかく物が錆びたりカビたりするんですよね。 皆さんカビ対策ってどうしてます。

あっ、そうそう、靴の話だった w。

でもその前に「皮革」という言葉がありますが、「皮」と「革」の違いって分かりますか?

分かりやすく言うと「皮」は「SKIN」で「革」は「LEATHER」です。 要するに、加工する前の物が「皮」で加工されたものが「革」になります。この加工のことを「なめし」と言い、鞣しという字を書きます。     革を柔らかくしたという字で分かりやすいですよね。

この「鞣し」をすることによって、腐敗しにくくなり、靴やバッグなど、色々な加工に耐えられるようになるんですね。

鞣しの方法や種類も色々あるのですが、それはそのうちにお話しします。

もちろんカビの手入れ方法もお話します。

では、いよいよ、皆さん靴って手入れしてますか? 

統計によると女性で靴の手入れをする人は10%にも満たないそうですよ。男性でも30%程度しか靴を磨いたことがないんですね。足元を見られると言う言葉がある通り、結構足元見てその人を判断されていることがあるみたいです。

靴は手入れをするかしないかで倍以上、いや手入れ次第では10年以上もつんですよ。ほんと、嘘ではないです。

それには先ず、アッパー部分が痛まないようにすること。それと、ソール(特にヒール)の交換をキチンとすることです。 これあたりまえですね。

では、どうすればよいか順を追って話します。

アッパーの手入れ、その1 

 「そんなの知ってるよ、靴クリームを塗ればいいんでしょ」 と思われるかもしれませんが、それだけだと余計に革を痛めてします可能性があります。分かりやすい例でいうと、女性のお化粧と同じだと思ってください。

革は鞣されてはいますが、人間の肌も動物の皮も基本的にはコラーゲンが主体なので、手入れはほとんど変わりません。

女性に限りませんが、お化粧って毎日落としますよね。

落とさないで、その上に何度もお化粧をするとどうなるんでしょう。たぶん、ガビガビになってしまいますよね。

靴も同じです。靴クリームには革に栄養を与える油脂と少量の水分、それにツヤを出すための蝋分(ワックス)が入っています。革も人間の皮膚と同じで水分が必要で、20%以下になるとカサ付いてきます。また油分が無くなってもシットリ感が無くなりヒビ割れを起こします。皮の表面を滑らかにしてツヤを出すためワックスが必要で、このワックスが靴の表面に被膜を作りツヤを出します。

水分は必要な分は革が吸収し、あとは蒸発し、油分も革に吸収さ徐々に蒸発されますが、ワックスはそのまま表面に残るため、これを落とさないでまた靴クリームを塗ると、水分も油分も吸収しにくくなり、ワックスがどんどん重なっていくことになります。  じゃあ、どうします?

前に女性のお化粧と同じ、と言ったようにクレンジングが必要なんですね。ハンズやロフトの靴の手入れコーナーには皮革用のクリーナーが有りますので、このクリーナーで、汚れと一緒に古いワックスを落としてください。 革の表面を素肌に戻してからまたお化粧をしてあげる、ということです。

では、どのように手入れをするのかは「アッパーの手入れ、その2」で詳しくお話しします。

ツヤのある革、起毛されたスエード革、エナメル革などの手入れ方法や、特につま先だけピカピカにする方法とか順にお伝えしますので、お楽しみに。

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