今の時代にヨーヨーは受け入れ難いコンテンツなのか?

ご無沙汰です。三村です。

週末に児童館等へ訪問して子供達へヨーヨーを教える普及活動はずっと継続しています。4月からは学年も変わり児童館に来る子供達の顔ぶれも変わる時期です。新入生の子には勿論、新しく来る子にヨーヨーが受けるか緊張します。そんな時にこんな記事を見つけました。

いまの若い世代に「試行錯誤を楽しむ」「紆余(うよ)曲折を楽しむ」「長期滞在を楽しむ」という時代に逆行するスタイルを要求することはきわめて難しい。

効率的であれ、生産的であれ、合理的であれという時代精神とともに生きてきた若者は「無駄を楽しむ」「ゆっくりと楽しむ」「失敗を楽しむ」という営みにしばしば苦痛を感じてしまう。「こんなことをしている場合じゃないのでは?」と焦燥感に駆られてしまう。

ヨーヨーを含めスキルトイの楽しさとは真逆です。勿論1997年当時もロングスリーパーの難しさに直ぐに辞めてしまった子供の数はかなり多かったはずだが、それでも試行錯誤して技を覚えてダブルループまで覚えた子は全国に当時1万人以上もいる。

当時64、プレステ、ミニ四駆、カードゲーム等の娯楽は沢山あったが現在と比べればまだ限りがある。今はインターネットを使った無料コンテンツが山ほど転がっている。スマホも5Gになってその拍車はより一層かかる中でアナログコンテンツであるヨーヨーはどうしたらもっと受け入れられるのだろうか?

ただ単にヨーヨーは面白い、こんなすごい技ができるとだけ伝えても響き辛いと思って数年モヤモヤしていた中で先日AR技術を使ったムゲンヨーヨーが発表されたので、それにはとても注目している。第3期ハイパーヨーヨー世代の子達をメインに、TikTokとの連携を含めてヨーヨーの魅力がどのように映るのかとても楽しみです。

ヨーヨーを教え続けて、興味関心を持って遊ぶ子はとても多いけど「試行錯誤」を楽しんで新しい技に挑戦する子は限りなく少ない。1期、3期ハイパーヨーヨーも共にカッコイイヒーロー役がいてそれを目指す目的もあったからモチベーションが上がっていっぱい練習する子も多かったのだと思う。自分が子供達にやってみようと声をかけても「難しい、できない」と根を上げてしまい僕では子供達のヒーローにはなれないので、ムゲンヨーヨーのヒーロー役が子供のハートを掴んでほしい。


かつて教えていた、小さかった元ちゃんがあんなにイケメンになってメインキャラクターになってメディアに取り上げられているのがただただ嬉しい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?