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教養としての「会計」入門が僕にはとにかく良い本だった。

お疲れ様です。taka_ftです。
みなさま、あけましておめでとうございます。

私は年末は、溜まりに溜まった積読を片付けるべく、読書に勤しんでいました。(まだ全然積まれている)
そんな中で読んだ本の一冊、「教養としての「会計」入門」がすごく良かったので、ご紹介します。

どんな人におすすめ?

特にこの分野を専門としていないが、学ぶ必要性を感じている方、会社の数字を見る機会が増えた方、あるいは配下のメンバーで、数字をある程度理解できるようになってほしいと思うメンバーに(紹介するのに)、非常におすすめです。
また、僕はエンジニアなので、会計に興味があるエンジニアや、EMやVPoEなどになり、事業の数字を見る機会が増えた方などにもおすすめです。僕はまさに数字をみる機会が増えているのですが、理解が雑な部分が多く、この本を読んでだいぶ整理が進みました。

どんなとこが良かったの?

会計を学ぶとなると、まずは簿記で学ぶという発想になる人は少なくないと思います。
僕はBATIC(国際会計検定)をはるか昔に受けました。
一方で試験、資格を獲得することと理解することは厳密には異なります。
また、目的は資格を取ることではなく、より会社のこと、事業のこと、経営のことを理解することにある方も多いと思います。

そういう人にとって、この本の説明、書かれている内容は非常にすんなりと入ってくると思います。(もちろん、簿記を学んでいる人にとっても、この本は非常に良いと思います)

これは本の一節ですが、次のような文があります。

一般のビジネスパーソンにとって重要なことは、こういう制度をいちいち覚えることではありません。少ない原理原則を理解し、その理解に基づいて「おそらく、こうだろう」と当たりをつけられることが、一般のビジネスパーソンにとっては重要なことです。

教養としての「会計」入門 p162より引用

重要なのは知っていることではなく、調べられること

教養としての「会計」入門 p242より引用

この本は、その「少ない原理原則」を理解することを目的として書かれています。言葉の定義の背景や式の分解など含めて、なぜ、そうなっているかという部分をいい感じの粒度で説明してくれています。

そのため、読んでいて多くの用語を覚えないといけない、という気持ちにはならずに読み進めることが出来ました。
試験ではないので、あいまいな所をここは定義があいまいとか、日本語訳が微妙とか、そういったことをちゃんと書いてくれていることも安心感があり、これはこういうものなんだな(呪文)のように覚える試験勉強的な要素は発生せず、これはこういう理由でわかりにくいんだな、という落とし所があるのも個人的に良かったです。

ということで、(専門ではない方が)会計を学ぶのに、おすすめな本だと感じました。

興味湧いたらぜひ読んでみてください。


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