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変革はいつも職員室から 対話で始まる学校改革

【全員で挑戦、全員がサポーター】

朝の打ち合わせをちょっと変えてみました。

これまでは1日の連絡と管理職からの注意が中心で、1日の始まりにしてはなんだかなぁという雰囲気。

やはり1日のスタートは全員で気合入れて、明るく面白くなくちゃダメだよなと、いつも感じていました。

朝の職員打ち合わせの風景

そこで今年から始めたのが朝の打ち合わせに生徒に参加してもらい、いろんな話をしてもらうというもの。

ここ最近は部活の大会への決意表明がほとんどですが、生徒たちがこんなことに挑戦するので、応援してくれよ!と生徒から先生方へ伝える場ということです。

先生方にダイレクトに知ってもらうことで、生徒への声のかけ方を変えていくという狙いがあります。

朝の打ち合わせはこの時間でほぼ終了。僕が話す時間は1分以内。まさにエレベーターピッチ状態…笑

今年から毎日やっていた朝の打ち合わせは月曜日と金曜日の2日のみとなりましたので、僕が話す時間は限りなく少ない…。

でもわかったことがあります。
結局のところ、先生方は生徒が大好きなんだということです。

生徒を応援したい、生徒を支えたいというのが、教員の仕事の本質的な部分なんだと思います。だから先生方は自分の時間を限りなく削って頑張ることができる。(ブラック化させる一つの要因ですが)

令和4年度スタートから1ヶ月で変化の兆しが

明らかに学校内での先生と生徒の雰囲気が変わりつつあります。

すれ違う生徒たちが形式的な挨拶ではなく、そこからの会話ややりとりを期待するような挨拶に変化してきている。だから目を見て挨拶をすることができ、声も明るくなり、お互いの目が優しくなる。

生徒指導ベースだとこうした変化はなかなか期待できないものです。

先生方(大人たち)はいつもいつも自分達に注意ばかりする存在で、口うるさくやっかい。これだと、どうしてもネガティブな関係性になってしまいます。

そのような関係性で挨拶をしっかりしろ、服装を正せと指導されたところで、生徒たちが心で受け止めることはまずあり得ません。

先生方が自分たちを本気で応援してくれている、本気で支えようとしてくれていると心で感じるようになると、ポジティブな関係性が出来、学校の雰囲気はガラッと変わります。

「挨拶+α」の関係性と僕は呼んでいますが、この安心感のある関係性が構築できた時にはじめてスタートラインに立つことができるのではないかと思っています。

とはいえ、僕も先生方に伝えたいことや指示したいことはたくさんあります、本当は。

でも、それよりも生徒の時間をたっぷりとりたいので我慢です。

まだまだ固い雰囲気は抜けませんが、朝の打ち合わせは明るく楽しく面白く。そして、熱く。

少しずつ、少しずつ。

校長室の机の上にはいつも熊くんとボールが

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