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広沢タダシ「Night Songs」

広沢タダシさんのニューアルバム「Night Songs」が届きました。
前作のアルバム「SIREN」から広沢さんのアルバムを待ちに待っていた私ですが、発売前からこんなにも特別なアルバムになるとは思いもよりませんでした。

アルバムのタイトル「Night Songs」は、自分たちにとって別のことを意味するものでした。
それは、広沢さんがコロナウィルスによる自粛の中で平日の夜に毎晩行う、自身のYoutubeライブに名付けたもの。(通称ナイソ、現時点でなんと66回!)
https://www.youtube.com/user/hirosawatadashi5298/videos
そのライブを夜な夜な作業しながら見たり、仕事場までの道のりで聞いたり、気づけば生活の一部として僕は楽しんでしました。
広沢さんのライブはトークもめっちゃおもろい。ユーモラスでありながら興味深い物事の考え方も垣間見え、巻き戻してでも聞いてします。
そのトークの中でアルバム制作の進み具合が紹介され、アルバムのタイトルも発表されました。

「New Album Night Songs」

手書きの紙と共に発表された瞬間鳥肌が立ちました。
この時間もアルバムの一部になるんや!みたいな。

そもそも僕にとって広沢さんは特別です。
ベースの笹井さん、ギターの野口さんの紹介で、アンプ修理の依頼をさせて頂いたのが最初です。
その後、ライブに行って度肝を抜かれました。
歌が良すぎる。ギターも良すぎる。そして、曲が突き刺さってくる。これはアカンやつや!

その時のアルバムが前作「SIREN」です。
このアルバムはロンドンのレコーディング・スタジオで録音されました。
その場所は広沢さんが好きなアーティストがこぞって使うスタジオ。
そこへ現地のアーティストが集ってレコーディングが行われました。
そのアルバムには色んな音が詰まっています。その全てが生き生きしていると僕は感じます。
一つ一つの曲の命であるような感じ。
どうやってこんなにもユニークな曲を作る事ができるんだろう。
すべての曲から強烈とも言える「説得力」を感じました。
「Siren」を聞くと、あの度肝を抜かれたライブハウスの空気を感じるんです。写真のようにその時のことを思い出す。まさにアルバムです。

そこから、個人的に「広沢タダシ」の研究が始まりました。
かつての作品を買い集め、どこでどうなったらこうなるんやと。
「月の指揮者」「真夜中の散歩」「SIREN」
は、僕の中で近年の3部作と定められました。勝手に。
ぜひ聞いて欲しい。30代も中盤過ぎればみんな色んな人生送ってると思う。
突き刺さる曲が絶対にあるから。
昔の曲には尖りを感じる、それもまた良い。なんかふわっと不満あったんかな。
でもすんごい才能だ。

僕が広沢さんの研究をしていたら、広沢さんはシンガーソングライター研究会というのを始めました。
僕は広沢さんの研究を進めるために、「広沢タダシのシンガーソングライター研究会」に入っています。
そこで対談なんかさせて頂いたり、エフェクター製作のワークショップも企画中です。
ほんと頑張って仕事してたら良いことあります。
最高のものを作るというのは、ミュージシャンも技術者も同じ。

「Night Songs」を聞きまくろう。でかい音で。
こっから入ってくる感性をキャッチして、良いもの作るねん。


↓「Night Songs」
https://hirosawa.theshop.jp/items/31389232

↓シンソ
https://community.camp-fire.jp/projects/view/272322

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