マガジンのカバー画像

学びのノート

515
運営しているクリエイター

記事一覧

デザインにおけるシステム1・システム2

デザインにおけるシステム1・システム2

前回、無意識と意識についての記事を書きました。今回はその「無意識」について行動経済学の観点からもう少し掘り下げて書いていきます。

以下参考書籍です。

1. 行動経済学の基本「認知の癖」カーネマンによると「人間の脳は情報処理をする際に2つの思考モードを使い分けており、それをシステム1・システム2と呼ぶ」とのこと。

システム1は直感的で瞬間的な判断であることから「ファスト」、システム2は注意深く

もっとみる
仕事に感情を持ち込んでいる人へ。

仕事に感情を持ち込んでいる人へ。

こんばんは、桜井です。

私は仕事に感情を持ち込まないようにしています。仕事に対して「想い」を持っていても「感情」はできるだけ出さないように心がけています。

「想い」と「感情」の違いここでの「想い」と「感情」とは以下のように定義しています。

【想い】
こうなって欲しい・ありたい・あるべきなどの理想を持っていること。そしてそれを時に伝えること。

【感情】
仕事内外で感じるストレスや喜びを「相手

もっとみる
「関係の質」の甘いワナ -「組織の成功循環モデル」に足りないものとは?

「関係の質」の甘いワナ -「組織の成功循環モデル」に足りないものとは?

こんにちは、こがねんです。メガベンチャー人事で「組織開発」をしています。

今日はこちらのおハガキをご紹介。TwitterアカウントはToshiさんからのご質問です。

Toshiさん、ありがとうございます。

「ダニエルキムの成功循環モデルの矛盾が知りたいです。関係性の質を高めるが成果を出すことと説いていますが、もし周りが意欲がなかったり、あまり優秀でない場合、成長曲線は鈍化します。」

という

もっとみる
ピコ太郎作詞『ピョンピョンアニマルパーティ』が耳から離れない

ピコ太郎作詞『ピョンピョンアニマルパーティ』が耳から離れない

諸事情によりEテレをよく観るようになったのですが、なかでも『いないいないばあっ!』はよく観ています。最近ではピコ太郎作詞、ブラームス作曲という神コンビによる『ピョンピョンアニマルパーティ』が耳から離れません。

これですね。これが仕事中も耳から離れません(ダメダメ…)。

中毒性のある曲ですね。しかも曲名がPPAPになってるー! さすがピコ太郎さんですわ。

「教えたつもり」にならないために知っておくべき「教える技術」

「教えたつもり」にならないために知っておくべき「教える技術」

こんにちは、フーミンです。

「何回教えたらわかるんだ?」
「どうしてこんな簡単なことがわからないんだ?」

このような言葉を聞いたり、自分で言ってしまったことはないですか?

教えたことを相手が理解できないとき、”教えられる側”に問題があると思ってしまいますよね?

しかし、その責任は間違いなく”教える側”にあります。

会社の先輩から後輩へ、親から子へ、教える機会は誰にでも訪れます。

「自分

もっとみる
子どもとのスキンシップは「朝」がいい理由

子どもとのスキンシップは「朝」がいい理由

元テレビ局のアナウンサーで、NHKの「すくすく子育て」の司会も務めた天野ひかりによる連載です。
今まで5万人以上から相談を受けてきた親子コミュニケーションのプロが、実際によく相談される悩みをどうやったら解決できるか、自己肯定感を育てる会話のコツをお話します。

「自分で起きる子になってほしい!」と願うお母さんお父さんは多いはず。なるべく怒らないようにと思って最初は優しく起こしていますが、結局、怒鳴

もっとみる
「デジタル・サービス」✖️「空間」のデザインで思考したことと実践のまとめ

「デジタル・サービス」✖️「空間」のデザインで思考したことと実践のまとめ

だいぶ時間が経ってしまいましたが、4月からスマートクリニックの「ゼロマチクリニック」の1店舗目が福岡の天神駅に開院しました。このnoteはスマートクリニックをデザインする過程でデザイナー陣が思考し創作したことを整理したものです。(内容は空間デザインをする者の視点に軸を置いてまとめてます)

ゼロマチクリニックとは?簡単にゼロマチクリニックについてご紹介をします。プロデュースする株式会社inazma

もっとみる
マーケティングを教えてほしいと言われてつくった資料を解説してみた。

マーケティングを教えてほしいと言われてつくった資料を解説してみた。

どうも、桜井です。

とある場所でクローズドの講義することになり、そのためにビギナー向けのマーケティング講習資料をつくりました。ツイートでお知らせしたところ、何名からか参照したいとのお申し出をいただきましたので公開させていただこうかと思います。

※本資料には著作権のある情報の流用があるため、出典元を明記しているため、再流用する場合はお取り扱いに十分ご注意ください!

本資料の目的はなにか本資料は

もっとみる
わかっているつもりの「人の話を聞く」ことの大切さを、優しく丁寧に、かつ徹底的にガツンと叩き込んでくれる本

わかっているつもりの「人の話を聞く」ことの大切さを、優しく丁寧に、かつ徹底的にガツンと叩き込んでくれる本

本や雑誌を作っていた頃、世の中、読みたい人より書きたい人の方が多いんじゃないいかと思うほど、頻繁に「書きたい人」からの連絡があった。ある文芸誌が小説賞の作品を募集したところ、その雑誌の発行部数よりも多い応募作品数が集まったという笑えない話を聞いたこともある。情報の発信は情報の受信より上位の行動だと思われている節がある。

おそらく、聞くことよりも、話すことの方が苦手だと意識している人の方が多いので

もっとみる
ビジョンは「都市」の形をしている~『太陽の都』カンパネッラ

ビジョンは「都市」の形をしている~『太陽の都』カンパネッラ

中世イタリアに、トマソ・カンパネッラという思想家がいた。

若くして政治運動で逮捕されたのち実に30年を獄中で過ごし、度重なる拷問に耐え、正気を失ったふりをして処刑を免れさえしながら、なお塀の中で内省と思索を重ね、多くの重要な著作を執筆した。

世渡りの危うさだけではない。中世末期の自然主義的な感覚論・認識論(テレジオ哲学など)を発展させる一方で、宗教的関心に誘われて魔術思想にどっぷり浸り、それら

もっとみる
【試し読み】『THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術』PART1

【試し読み】『THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術』PART1

ペンシルベニア大学ウォートン校の人気教授が語る人を動かす伝え方の極意とは? 最新科学に基づく“人の心を変える新しいメソッド”を解説するベストセラー『THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術』(ジョーナ・バーガー/著  桜田直美/訳)がついに日本上陸! 
2021年3月16日に発売する本書の試し読みを3回に分けてお届けします。 

推薦の言葉
人の考えを変えるのが大変なのは誰もが知

もっとみる
「他人は変えられない」のは、やり方が間違っているだけ。

「他人は変えられない」のは、やり方が間違っているだけ。

この言葉を聞いたことはありますでしょうか?

「他人は変えられない。変えられるのは自分と未来だけだ。」

この言葉を聞いたときに「ほんとにそうだよね」と思って、他人を変えようとしてしまっている時は、「自分を変えよう」と自分に目を向けるようにしています。

でも、この本を読み、「他人は変えられない」のは、やり方が間違っているだけとも気づきました。

『THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝

もっとみる
THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術

THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術

ペンシルベニア大学ウォートン校のマーケティング教授であるジョーナ・バーガーさんの「THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術」です。
変化を妨げる障害とそれを取り除く方法について用いて綴った一冊です。事例も豊富にあり、活用できるテクニックも多いのでおすすめです。

【1】CATALYST(カタリスト)とはセールスパーソンは顧客の気持ちを変えたいと思い、マーケターは人々の購買行動を変

もっとみる