ぼのぼの話 〜About Bonobos
ほのぼの話ではありません。ボノボの話です。ある意味、ほのぼのとした話かもしれません。
ピグミーチンパンジーとも呼ばれています。
最近はだいぶ有名になったので、知っている人も多いと思います。
友好的で平和的なボノボ
チンパンジーやゴリラは、子殺しをします。チンパンジーは、同種であるオトナのチンパンジーを殺すことが知られています。チンパンジーもヒト科ですので、その意味では「ヒト殺し」です。
人間もヒト殺しをします。人間は、他の動物種とは比較にならないほどの残酷さで、同種である人間を殺します。そればかりか、他の霊長類をも殺します。
ところが、同じヒト科、同じチンパンジー属でありながら、ボノボについてはそのような事例がまったく見られないそうです。どうしてこのような違いが生まれたのでしょうか。
ある本にはこうあります。
友好的で平和的なボノボ。日常の暮らしぶりも、とても「ほのぼの」としているようです。
YouTubeで「ボノボ(bonobo)」で検索するといろいろ出てきます。まずは、短めのを2本をご紹介します。ご覧ください。
いかがでしたか。これが、私たち人間にもっとも近い霊長類の姿です。
私もヒト! ボノボもヒト!
現在、生息している動物のうち、ヒト科に属するのは、オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボ、ホモ・サピエンス(人間)だけです。
生物上の分類では、哺乳類>サル目(霊長類)>ヒト科、となります。
ヒト科はさらに、ヒト亜科とオランウータン亜科に分かれます。
ヒト亜科は、さらにゴリラ族とヒト族に分かれます。
ヒト族の中に、チンパンジー属とヒト属が分類されます。
古生物学が進展し、DNA解析が進んだ結果、ヒトと類人猿、とくにチンパンジー属との間の遺伝距離が極めて小さいことが分かったため、こうした分類になっています。
下記サイトに、ヒト科について初歩的なとてもわかりやすい説明があります。ぜひこちらも参照してみてください。
タカハシ、ボノボにハマったってよ! 〜大いにボノボを語りはじめる!
10年ほど前から、霊長類研究、なかでも「ボノボ」にハマってしまった。
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