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【連載】日本の音大に未来はあるか?

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「日本の音大」をふたつも、しかも学長として、いやというほど経験した政治学者として、音楽に憧れ音楽に夢み音楽を志す若い世代のために、日本という国の将来のために、音大の未来について語…
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「日本の音大」に未来はあるか? 序章

2010年に音大の学長に就任して以来、いつか書かなくてはならないとずっと思い続けてきた。ようやく落ち着いた時間を取り戻したので、今回こそは着手する。これもnoteの効用である。 もう一つのきっかけは、「音大崩壊」という本の出版である。 「音大の生き残り」がようやく世間の関心事になってきた。だが、私の経験からいって、本書が提言する処方箋だけでは到底「日本の音大」を救うことはできない。 ということで、ようやく重い腰をあげて、【連載】日本の音大に未来はあるか? を書きはじめる

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日本の音大に未来はあるか ③ (深掘りLIVE #36 文字起こし記事)

LISTENで聴く、LISTENで読む 深掘りLIVE #36 日本の音大に未来はあるか? ③ 深堀ライブの36個目ですね。「日本の音大に未来はあるか」のその3をやりたいと思います。 日本にはユニバーシティが存在しない?前回、日本の音楽大学っていうのは実は国公立含めて、ユニバーシティの中に入れてもらえなかった歴史があるという、そんな話をしました。 これはこれで、その歴史をしっかり整理すれば、いろんな問題が見えてくるんですが、もう一番わかりやすく言って、やっぱり音楽学部、

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深掘りLIVE #36 日本の音大に未来はあるか? ③

メンバーシップに加入すると全編(25:29)を視聴することができます。

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日本の音大に未来はあるか ② (深掘りLIVE #31 文字起こし記事)

LISTENで聴く、LISTENで読む 深掘りLIVE #31 日本の音大に未来はあるか? ② 深堀ライブの31個目、「日本の音大に未来はあるか」のその2をやりたいと思います。 実はこの「日本の音大に未来はあるか」のその1をいつやったかというと、2023年の7月28日なんですね。これが実は、深堀ライブの1回目でした。深堀ライブの1回目が、「日本の音大に未来はあるか」のその1。 二つの言い訳と今後の方針ということで、だいぶ時間が経ちました。いろいろ事情があるんですけれども

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日本の音大に未来はあるか ① (深掘りLIVE #1 文字起こし記事)

LISTENで聴く、LISTENで読む 日本の音大に未来はあるか? ①(深掘りLIVE #1)《full version》 Campus FM6214、ライブですね。 今日は第一回目のライブになります。前にテストで一回ライブやってるんですけれども、 これが今回定例でライブを始めることにして、その一回目になります。(2023年7月28日LIVE収録) 一応ご案内すると、金曜日のこの9時5分から毎週。 内容は変わるんですけれども、毎週金曜日。それから土曜日の朝9時15分から、

¥100〜
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深掘りLIVE #31 日本の音大に未来はあるか? ②

メンバーシップに加入すると全編(25:48)を視聴することができます。

¥200

深掘りLIVE #1 日本の音大に未来はあるか? ①

メンバーシップに加入すると全編(30:21)を視聴することができます。

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15年以内にすべての「日本の音大」は一学部一学科になる 【音大アドバイザーの仮説的推論】

なかなか理解されない「一学部一学科制」。笑。 なぜか、学科は多い方がよいという根拠のない思い込みがあるようだ。 これは必然である。 だから、はやく1学科にしたほうがよい。これがこの記事の結論である。 下図は、日本で「音楽大学」と名のつく大学の学科数の変遷である。 見てわかるとおり、現在、日本の音大はすべて2学科もしくは1学科となっている。より詳しくは、下の記事に書いた。 20世紀末までは違った。一部の例外を除いて、3〜4学科が普通であった。7学科なんていう大学もあっ

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【元学長の体験的大学論】一学部一学科制のススメ (小規模大学編 1 日本の音大)

若くして二つの大学で学長を経験した政治学者として、日本の大学についてもたくさん思うところがある。 そこで、【元学長の体験的大学論】として連載を始めることにした。あえて論証よりも独断的な主張に偏向した記事として書いていく。 第一弾は、日本で社会人学生が増えない理由についてであった。 第二弾は、一学部一学科制のススメである。 じつは①と③は、第一弾「日本で社会人学生が増えない理由」と関連している。そして②は、今回とりあげる第二弾「一学部一学科制」というテーマと関連している。

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クラシック音楽の二つの意味 〜 日本の音大に未来はあるか? 第1章

【連載】日本の音大に未来はあるか? この記事が2本目の記事となります。第1章にあたります。 全体は、「序章+13章」の全14章(14本の記事)から構成される予定です。 全体の序章にあたる記事をまず最初にお読みください。すぐ下のリンクから読むことができます(有料記事)。 【執筆済】 序章 「日本の音大」に未来はあるか? 第1章 クラシック音楽の二つの意味(☜この記事) 第4章 「日本の音大」の歴史的起源 クラシック音楽の二つの意味そもそもクラシックという言葉には二つの意

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「日本の音大」の歴史的起源 〜 日本の音大に未来はあるか? 第4章

【連載】日本の音大に未来はあるか? この記事が3本目の記事となります。第4章にあたります。 全体は、「序章+13章」の全14章(14本の記事)から構成される予定です。 全体の序章にあたる記事をまず最初にお読みください。すぐ下のリンクから読むことができます(有料記事)。 【執筆済】 序章 「日本の音大」に未来はあるか? 第1章 クラシック音楽の二つの意味 第4章 「日本の音大」の歴史的起源(☜この記事) 「日本の音大」の歴史的起源「日本の音大」の歴史は、明治維新政府がそ

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【こんな人生もある】音大アドバイザーという肩書

私が音大に関わるようになったのは、1996年4月のことだった。 公立の中高を卒業して進学したのが法学部。それも国立大学、かつて旧帝大と呼ばれた大学の一つだ。1996年3月にその大学の助手の職を辞するまで、国公立の世界しか知らない人生だった。 そんな私が、私立の音楽大学に専任講師として赴任することになった。

《書評》 『音大崩壊』(2022)

筆者の大内孝夫さんは、『「音大卒」は武器になる』(2015) で、一躍有名になった。音大や音楽教室をはじめ音楽業界では、いまや「時の人」である。 果たして、音大は崩壊するのか? それとも、筆者が本書で提案する「音楽教育を救うたった2つのアプローチ」に従えば、日本の音大を救うことができるのだろうか? 評者は、現時点において、日本の音大の未来に対してきわめて悲観的である。ふたつの「音大」で学長を務めた経験からいっても、大内さんのいう「たった2つのアプローチ」だけでは、日本の

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無償で演奏しちゃいけないと音大生に言い続けてきた私がいま、無償で文章は書いちゃいけないと自分に言い聞かせている。

気がつけばいま下書きが76本もある。。。それはさておき、本題へ。 その前に、私のプロフィール。念の為。 無償で演奏しちゃいけないと音大生に言い続けてきた私がいま、無償で文章は書いちゃいけないと自分に言い聞かせている。じつは、タイトルだけで言いたいことは尽きている。だが、それでは記事にならないので、少しだけ解説したい。 音大生は演奏ができる。 音大の教育内容も多様化したので、最近はそうでない音大生もいる。が、それもさておき。 学生だから無償で演奏するのが当然? その

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