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白味噌のオールラウンド力

「え、白味噌。あいつや意外とやるな」そんな一席。

皆さんの家にある味噌を思い浮かべてみてください。

なに味噌をおつかいでしょう?

なんとっ!白味噌がないとな。

OH!WOW!정말?จริงหรือ?

これを読んでいたら、あら不思議。足が勝手にスーパーの白味噌コーナーへと向かうことでしょう。あれれ?手が勝手に、ネットの購入ボタンを押していることでしょう。

「白味噌」

それは最強のオールラウンダー。

白和え、粕汁、西京焼きに、煮物と、白味噌の持つ「適応力」そして「安定感」は強豪チームのキャプテンのように頼もしい。

さて、「野菜」「白味噌」「醤油(白だしがあれば最高)」「昆布」「生クリーム」「水」「塩」をご用意ください。

材料/1〜2人前

●クリーム(味付け)●
水 里芋にかぶるくらい
昆布 親指1本分
生クリーム(豆乳でも可) 200mlパック半分くらい
白味噌  スプーン2くらい
醤油(あれば白だし) チョロり!
塩 適宜

●野菜●
クリーム煮にしたらうまそうなものを連想。
キャベツ、鶏肉に、魚もありだな。
▼私が使ったもの
里芋(じゃがいも中くらいの大きさ) 2個

作り方

1、野菜のカットと下処理(お好きな大きさ)

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今回は里芋をつかいました。私が愛して止まぬ組み合わせです。
好きな大きさに切るのと、下処理が必要なものがあればしてくださいね。
里芋を使う場合は、変色を防ぐため酢水にサッと晒してあげると丁寧。

2、鍋に水・昆布・野菜を投入(ウォームアップ)

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毎度のことですが、鍋に水と昆布野菜を入れたら、「弱火」です皆さん。覚えるまで何度でも言おう!昆布をつかうときは「YOWABI」だよ。
それと、大切なのが、昆布がゆらゆらしてきたら「ひとつまみの塩」をいれてください。下味がついてより一層美味しいに近づけます。

【茹で加減のポイント】

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これは煮っころがしのところでもお話したのですが、この後味をつけて煮る工程が入ってきます。はい、想像。ここで煮すぎるとどうなるか?ぐずぐずになった、あの子達の姿が目に浮かばないでしょうか?(やだねぇ、いやでしょう。)
夏木マリくらいの芯の強さはなくていいから、桃井かおりみたいに芯もありつつ、柔らかさも持ってるみたいな固さでいくのがコツ。
茹で汁は最初よりも少し減ったなくらいがよいです。汁が多すぎると味がぼやけるので、様子をみながらがおすすめです。

3、味つけ(オールラウンダー白味噌の登場)

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本日のオーダー。
「代打、白味噌」「生クリーム」「醤油」「塩」の打順です(お忘れなく)。
さてお待ちかね。ここでようやくオールラウンダーの登場でございます。
お手元に、漉す道具のある方は白味噌を漉しながら溶いてください。もし、ないようならそのままでOK。
入れる順番は冒頭のオーダーを要確認。イメージとして、白味噌が安定のセンター前ヒットにて塁に出る。生クリームが長打を打って味のフィーバーを起こし、ワンクッション起いて、醤油と塩たちがうまい具合に後に続くという感じです。
味のベースは白味噌と生クリームで決まるります。醤油(あれば白だし)を入れる理由は、味の奥行きを出すため。いいですか、味噌も醤油も原材料は「大豆」いわゆる調味料界の親戚ということですね。相性が悪い訳がない。
塩はお好みでいれてください。少し

【オールラウンダー白味噌の由縁】
お店では、この白味噌をすごく重宝しています。
例えば、グラタンを作るときもだいたい白味噌。コンソメとか入れません。
だいたい白味噌いれたらおいしくなるのと、あまり微調整せずともバスっと味が決まるから。これまた別の機会に。

4、数分煮る(馴染ませる)

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数分煮て味を馴染ませましょう。
ここで油断をすると焦げたり、しょっぱくなりすぎたりするのでご注意遊ばせ。

以上。

今日のツボ
・クリームと合わせて美味しそうなものなら具はなんでもOK
・昆布はYOWABI!!
・茹で加減は桃井かおり
・味つけ前に塩をいれて茹でる
・白味噌のポテンシャルと、その他調味料の役割
・味をつけて煮るときは油断しない


中高とソフトボールだった私は、ピッチャー以外のポジションはすべてやっておりました。

器用貧乏だなとおセンチになることもあったけど、待てよ。わたし白味噌と一緒のポジションじゃない?なんて思ったら悪い気はしなかったです。

白味噌よ。永遠なれ!

今日は、ちょっとした浮気心で、寅次郎ではなく前野健太にお熱なわたくしです。

お後がよろしいようで。

食べたいものをつくる人 高橋 拝。

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