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心がほっこりしたり、背筋がピンと伸びたり、「あー、この記事に会えてよかった」「出会えてよかった」と思える無料記事のまとめ
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2019年12月の記事一覧

短編小説「紫の龍」

短編小説「紫の龍」

授業が終わり、職員室に戻ったあともまだしばらく、わたしは考え込んでいた。

(よけいな言葉だったかな。あの子を傷つけてしまったかしら……。)

同じ後悔が何度も頭にせり上がってくる。わたしのあのひとことで、あの子が絵を嫌いになったらどうしよう。もう二度と絵は描かない。そんなふうにもし思われたら、わたしは何と言ってあの子を慰めたらいいのだろう。

「片岡先生」

名前を呼ばれてはっと顔を上げた。

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国際協力の草の根の実践に携わるためには、大学で理論を学ぶ必要はあるのか。

                              山田哲也

先日twitter上で「国際関係学を勉強しても草の根の現場では役に立たない」というツイートが話題を呼び、現在の日本人国連職員最高位の中満さんも巻き込むいわゆる「炎上」状態になりました。個人的には、(問題提起の方法に工夫はあったにせよ)同じ草の根の現場で働く者として、NGOの現場を知ってもらう良い機会であったと感じると同時に、N

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バケツ5つで世界を周るダックマン!「生きる意味がない」とさえ感じた幼少期を乗り越え、世界を笑いで満たしていく

バケツ5つで世界を周るダックマン!「生きる意味がない」とさえ感じた幼少期を乗り越え、世界を笑いで満たしていく

過去に虐待を受け、今を強く生きている人たちを発信していくインタビューメディア「RASHISAストーリーズ」。記念すべき第1回目は、中村鷹人さんに登場いただきました。

「ダックマン」という肩書で、バケツ5つで世界を旅しながらパフォーマンスをする中村さん。その他にも英語を教えたり手品をしたりと、世界中に笑顔を運んでいる中村さんですが、生まれてまもなく母親に首を締められる、ロウソクを食べて生きるなど、

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年に一度の漫才を終えて

年に一度の漫才を終えて

‪何回も言うけどおれの漫才は時事ネタじゃないからな。時事とはその時の事。

おれは誰かが旬のネタとして、"誰かのその時の事"をすこしさわって彼らのことは過去にあった懐かしいこととして過ぎ去っていく、忘れ去っていくことが許せなかった。時事ネタとかいう言葉が大嫌いで、誰かの日常を、そのときだけつまみ食いしてるようにみえるのさ。

沖縄ってのは居酒屋で基地の話をしない人も多いって聞いた。意見が違うから、

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ごめんなさい、お探しのページは見つかりませんでした。でもね...

ごめんなさい、お探しのページは見つかりませんでした。でもね...

noteが面白い募集をされています。

ウェブサイトを見ていると、時々遭遇する404ページ。「お探しのページは見つかりませんでした」というメッセージが出る、あのページです。

note編集部は、404ページにクリエイターの作品を掲載する企画を立ち上げ、その作品をハッシュタグ「 #404美術館 」で募集しています。関心のあるクリエイターはぜひこの機会にご応募を。

そして、参考までに、私たちe-Ed

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コントローラーのおはなしです。

コントローラーのおはなしです。

はじめに皆さま、はじめまして。ANRIの中通です。
ANRIではミドルバック業務を担当しています。
僕は2019年1月に、ご縁あってANRIに参画させていただきました。
前職はEC企業にて、予算策定等の管理会計を主に担当しており、
VCのコントローラー業務についてはド素人で始めた人間です。
そんな僕が約1年間コントローラー業務に従事してきた中で、思うことを書かせていただきます。
まだま

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自己紹介。

自己紹介。

#自己紹介

Megumi、32歳、3人の男の子の母。
子ども支援の国際NGOで、日本国内のアドボカシーや啓発キャンペーンを担当をしています。

UNICEFで働くことに憧れを抱いていた高校生や大学生の頃。国際協力業界で働く人に憧れて、ひたすら足で稼いで情報を探していました。

あれから10年とちょっと。
たくさんの大人に相談にのっていただき、たくさんの貴重な経験をして、今があると思っています。と

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