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植本さんとエチオピア

先日植本一子さんの最新刊『台風一過』を読了した。
植本さんの本は、ほぼ読ませていただいているが、
『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』ときての『台風一過』
とにもかくにもにタイトルが秀逸。

どうしてこんなに植本さんの本に惹かれるんだろう。
同業者ゆえの勝手な親近感からか?
しかし友人に最近オススメの本ある?と聞かれて、安易に薦められないのも事実。個人的な思いが強すぎて簡単に共有できるとも思わないけど、この本の中の出来事がつい最近まで、スグご近所で起こっていたことなんだと思うと、余計に迫ってくるものがある。このモヤモヤする気持ちとグッとこみ上げてくる感じ、誰かと話してみたいと思った。

最近、読みたい本があればまずフリマサイトをを開く。(あ、植本さんの本は正規購入)内容だけ確認したいレベルの本であれば、そこで安く購入し一度読んでまた手放してしまう。ずっと手元に置いておくつもりの本は、カバーを外してガンガン持ち歩いて読むし、お風呂に入りながらでも読む。多少シワシワになるけど気にしない。
『台風一過』の中に、お風呂で本を読むなんて信じられないと呆れられた、という一節がある。女性はながら作業が好きなのだ。
にしても手元に残す予定のない本ほど(リセールの為に)丁寧に扱うってなんだか本末転倒。

本だけに、、、 

三茶に行ったついでにカフェオブスキュラで、エチオピアを頼む。父親が淹れていたコーヒーの味がした。

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