冬が大嫌いだった私が、冬を少しだけ好きになれた話
幼い頃は、外で雪遊びをするのが大好きだった。毎年、初雪が降った日には大はしゃぎで外に飛び出したものだ。
ところが、大人になるにつれて、私は冬がどんどん苦手になっていった。疲れているときに冷気が当たると寒冷じんましんが出るし、季節性のうつにも悩まされるようになった。
晩秋になり、日没が早くなる季節を迎えると、心理的なストレスがないのに、日に日に憂うつな気分になっていく。冬季うつ病は、光に対する感受性から説明されることも多く、私自身は体質的なものだととらえている。それによって