高専プロコン30に行ってきた話

10/13,14に開催された高専プロコン30の参加記録です。帰りの新幹線内で書いています。

高専プロコンとは?

全国高等専門学校プログラミングコンテスト(ぜんこくこうとうせんもんがっこう─、プロコン)は、全国高等専門学校連合会の主催するコンピュータプログラミングのコンテストである。 高等専門学校のプログラミングの学習意欲向上のため、高専の教員が中心となって開催されている。
なお、このコンテストは文部科学省の「全国生涯学習フォーラム(まなびピア)」の一環として開催されている。
課題・自由・競技(第5回以降)の三部門がある

wikiからの引用ですがだいたいこんな感じです。もっと知りたい人は公式サイトを見てみましょう。


なんで行ったの?

自由部門というテーマが決まっていないシステムを開発・発表する部門に出場しました。私たちのチームは「Child-like」という学習支援アプリを作って一関高専の代表として出場しました。私はチームリーダーを担当し、システムの提案と開発や協力機関との連絡等を行ってきました。


移動部門

今年の本選は九州地方の南部、宮崎県都城市で行われました。移動は飛行機を使う予定だった学校が多かったと思いますが、移動日と超大型台風の上陸日が重なってしまったため、私たちは急遽2日前から陸路での移動を決行しました。6時間新幹線内で立っていたのが地獄でした。もう自由席は乗りたくない。#procon30 移動部門を調べるとその時の高専生の様子を楽しむことが出来ます。


1日目

前日夜遅くまで開発やプレゼン練習をしていたため、起きるのが辛かったのですが8時に会場に全員集合しました。例年通り開会式のあとシステムセッティングを行い一般デモンストレーションという流れでした。私たちのブースにはお客さんや他校の方以外に、大会の協賛企業として来ていたOBやインターンの社員さんたちも来ていただき、様々な意見をいただくことが出来ました。もちろん名刺も交換しました。

 私は14時からのプレゼンに向けて資料を読み合わせていたので、その間ブースに来ていただいた方を担当してくれたチームメンバーには感謝です。プレゼンでは頂いた質問にうまく答えることができず悔しい思いをし、まだまだシステムへの理解が足りていないことを痛感しました。

学生交流会では都城高専の学生会の皆さんに企画、進行していただき都城に関するクイズ大会が開催されました。とても明るく、元気な人達だったので内気な高先生たちも積極的にクイズに参加(スマホから投票)出来ました!

1日目の夜は、プロコンに来ていたjig.jpの社員の皆さんと私たちのチームメンバーで食事会に行きました。会長の福野さん含め全員がプロコン参加経験者だったため、過去の大会についての話で盛り上がりました。ところで、jig.jpは高専生向けにインターンを開催しているらしいです。皆さん是非応募して参加してください。こちらから来年度の事前登録ができるみたいです。

 

2日目

2日目は実際に審査員の方にシステムを見ていただくデモンストレーション審査とマニュアル審査がありました。デモンストレーションは全部で3回行われ、最初のみ自分が行い、後の2回は教育の意味も含めチームメンバーに行ってもらいました。2分の実演のあと5分の質疑応答があり、その中で聞かれたものに対して、システムで対応出来ない場合の対策として事前に用意していた資料を活用できた点は昨年からの成長だと感じました。

あまり見ることが出来ませんでしたが、競技部門が準決勝、決勝ととても盛り上がっていました。弊学のチームも準々決勝で惜敗してしまいましたが前年に比べると着実にレベルが上がっているなと感じました。

全ての部門の審査が終わると、閉会式までの時間で都城高専出身のコロプラ社長の馬場功淳さんとアラタナ社長の濵渦伸次さんによる「過去、現在、未来に関するテクノロジー」がテーマの特別講演が行われました。お二人の会社経営者になるまでの経緯を学生時代から説明していただきました。感想としてはやはり天才はすごいなぁです。他にも、現在話題になっている「AI」「5G」といったワードについて、これからどのように利用されるか、自分ならどう使うかといったことをお話しいただきました。公演では2人の他に都城高専の学生だったときのお二人の教員も来てくださり、3人の掛け合いはいつまでも見ていたくなる暖かさがありました。総じて、他ではなかなか聞くことのできない充実した内容の公演でした。私はこれを見るだけでも都城に来た意味があると思いました。

最後に閉会式が行われ、各部門の表彰が行われました。東京高専が3部門全てを制したことが印象的でした。私たちのチームは敢闘賞でした。また、来年度の北海道苫小牧開催のプロコン31の課題部門のテーマ(仮)「楽しく学び合える」が発表されました。今年度の自由部門にて学習をテーマにシステムを開発した身としては、自分で考えていた問題が審査員とそこまで遠いものではなかったのだという気持ちと、後一年溜めてもよかったなという気持ちで複雑ですが、来年度もチャンスがあれば出場し、今度こそ入賞したいと思います。


プロコンに参加した皆さん、約1年間の開発本当にお疲れさまでした。

これを見て少しでも興味を持った方は、来年度の高専プロコン31にエントリーしてみてください。