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あのインタビューに批判が集まったのは、教科書が読めない子どもたちが増えたせい?

9月17日夜、突如としてコーネリアスこと小山田圭吾さんの謝罪文がオフィシャルサイトやTwitter、Instagramに掲載された。そのちょっと前には週刊文春にはインタビューも掲載されていたらしい。内容としては特に目新しいものはなく、謝罪に加えて
・いじめの表現は誇張されている
・むしろ年賀状をやり取りするくらい仲良くしていた
などの弁解も書かれている。

今の所、Twitterはコメントをブロックしているから反応はわからない。Instagramでは好意的なファンのコメントで溢れていた。Yahoo!は大変なことになっているのだろう。見ていないけれど。

盟友、辻川さんのコメントにグッときてしまった。

オリンピックの音楽担当になってから、この問題が国民の最大の関心事になってしまい、自分も過去のnoteに勢いで3回も書いてしまった。

2000年代以降、悪質な切り取りブログが影響して、さらにそれに乗っかった執拗なアンチの存在が騒動がここまで大きくなった。ただ、それに乗せられてしまった人たちはソース元を確認していないし、仮にソースを確認してもそもそも読解力が無いのでは?とも思ってしまった。


もしかしたら、Z世代(2000年代以降に生まれた世代)と呼ばれる若い子たちは、本当に読解力が無くて、あのインタビューの裏側を読めないんじゃないか?と考えてしまった。それが、アンチの執拗な攻撃と相まって増幅したのでは?と思えてならなかった。

Kindleに気になる本があったので読んでみた。タイトルは「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」

自慢ではないが、自分は受験生時代に国語の偏差値は70以上あった。なので、読解力はあるつもり(だった)。で、読解力マウントをとろうと思ったというのもある。

ところが、本を読み進めていくと、自分も読解力がそれほど無いということを痛感することがしばしば。

ざっくり説明すると、
基本的に、受験で出題される問題は教科書の範囲を超えない。そして問題(文章題)にはAIが得意とする分野とまだ苦手な分野があって、AIが苦手とする分野はAI技術が発達しても、簡単に克服するようなレベルではない。なので、これから仕事を奪われると危惧するよりは、人間はそこに注力したほうが良い。ところが、中高生の読解能力を調べてみると人間もAIのレベルにすら達していないし、AIが苦手な分野もサイコロ並みかそれ以下の正答率しか無いのでヤバいんじゃないか?といった内容。

AIが得意とするのは、主語と述語の「係り受け」や指示代名詞が何を指しているかといった「照応」を理解する問題。AI技術は基本的に数学での四則演算で問題を解いているから、ここらへんは得意分野とのこと。

逆にAIが苦手なのは、2つの文章を見比べてそれが同じ意味なのか違うのかという「同義文判定」や図やグラフを見て意味を理解する「イメージ同定」、常識やさまざまな知識を総動員して文の意味を理解する「推論」といった問題だそうだ。

本文中に登場する例題を解いていくうちに、自分は「係り受け」問題も苦手だし、「同義文判定」問題なんてもっと苦手なんだなと痛感した。だいたい受験で5科目をこなす旧帝大レベルの子は上位20%で読解力も備わっているけれど、それ以外の子どもたちはほぼ備わっていないという結果に。そして自分もそれ以外の子どもたちレベル。

こんな問題が出されているのだが、答えの「理由」なんて読んでも理解できない。

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そもそも、AIに仕事を奪われる前に、現役時代に数学や物理化学なんかの理科系科目を全く勉強してこなかったのが痛い。受験も3科目しか勉強しなかったし。

というわけで、すこしずつ数学を学び直し始めようと決意した3連休なのであった。で、これを読み始めたのだが早くも1ページ目で脱落してしまいそう、、、


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