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その道のプロに聞こうとしたが、プロはいなかった話

2ヶ月ほど前、土曜に戸籍謄本が必要なことがあった。緊急ってわけでも無いけれど、せっかくマイナンバーカードを持っているし、それならばコンビニで発行出来るじゃんということでコンビニ発行を試してみることにした。ところがファミマのマルチコピー機では「このカードは対応していません」と表示され、発行できなかった。

ネットで調べてみると、この現象は住民票の住所と戸籍上の住所が違う場合に起こるらしく、「利用者電子証明書」なるものが必要だということがなんとなくわかった。そして、その証明書をゲットするために総務省のサイトでe-GOV電子申請なるアプリをインストールしてみたが、結局やろうとしていることとの本筋から外れてしまって、その日の戸籍謄本取得はあきらめた。

結局、平日に役所の窓口で戸籍謄本を発行してもらったほうが早かったわけだ。そして、前述の「利用者電子証明書」なるものも役所に行って聞いたほうが早いらしいということも、ネットを見ていてなんとなく理解出来た。

あれから2ヶ月たち、相変わらず我がマイナンバーカードは使えないままだったので、このままではもったいないと思い、意を決してカスタマーサポートセンター(=役所)へ出向いた。もうすぐ健康保険証としても使えるようになるし、持ち歩くIDカード類を減らしたい思惑もあったので。

サポートセンターへ行けば、その道のプロがいて私のような些細なトラブルへの対応もFAQリストから簡単に解決すると思っていた。ところが、そうはいかなかった。

まず受付(マイナンバーカードの発行窓口)で症状を説明するが、対応したセンター職員は「???」という顔をしていた。何を言っているかわからないというような顔だった。伝えたのは以下の4つ。
①コンビニで土日に戸籍謄本が発行できなかった
②住民票のと戸籍の住所が違うので利用者電子証明書なるものが必要
③その証明書は役所で設定できるらしいので来ました
④土日でもコンビニで発行できるように設定してください
と。

結局、サポートセンターの回答は「利用者電子証明書」の前に、利用登録をしましょうということだった。確かにその登録もまだだった。だが、役所のPCでマイナポータルのサイトを開き、指示に従ってアプリをダウンロードしようとしたが、PCがフリーズしてしまい使えなくなってしまった。

結局、自分のスマホでマイナポータルのアプリをダウンロードし、利用者登録を完了させた。なんか最初の目的とは随分と違うことをやっているな、と思いつつも。最後に「これでたぶん使えるようになりますよ」と言われたのだが、当初の目的は④だったので、達成していない。なんだか腑に落ちないまま家路についた。

納得いかないので、帰りにセブンイレブンのマルチコピー機へ寄って、再度戸籍謄本発行チャレンジをしてみることに。そしたら、「利用者電子証明書」の項目がちゃんとあるじゃないか!前回ファミマで発行チャレンジした時はこんな項目無かったのに。

というわけで、犯人はファミマのマルチコピー機だったわけだ。ただ、戸籍の住所と住民票の住所が違う利用者のことを想定していなかっただけ。役所へ行ってマイナポータルの利用者登録したけれど、それはたぶん関係なかった。

というわけで、早速セブンで「利用者電子証明書」の申請を行った。ただし、最短5営業日かかるとのこと。長っ。結局のところ、あの日セブンへ行っていても土日にその場で戸籍謄本の発行は叶わなかったわけか。。。

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