#514 ワクチンを打ってみて
今年の2月から日本でも始まった新型コロナのワクチン接種。あれから5ヶ月が経過して、人口(対象者?)の約25%が2回の接種を終わっているようだ。これは内閣官房のサイトでほぼリアルタイムでわかるようになっている。
いま、猛威をふるっているデルタ型と呼ばれる変異株は非常に高い感染力があるらしい。ただ、結局のところ自分たちが出来る最善の対策としてはワクチンを打ってかかりにくくなるしかない。
ワクチンの効果をわかりやすく書いてある厚労省のサイトによると、ワクチンの効果としては
①自分への感染予防効果
②万一感染した場合の重症化予防効果
③他社への感染予防効果
があるらしい。
③に関してはまだ検証するデータが不十分であるということだけれども、それでもこれだけの効果があるのなら、よほどワクチンに対して生死に関わる重篤なアレルギーが無い限り接種するという一択になるだろう。
ところが、世界をみわたしてみても、集団免疫を獲得する(らしい)と言われている人口の6割に達している国はチリくらいしかなく、接種率の伸び悩みが問題になっているらしい。アメリカでもまだ5割くらいだ。
これは、反ワクチン論者の影響もあるだろうけれど、もっとも大きいのは若年層の接種の伸び悩みがあるらしい。アメリカでは対策として接種者に100ドルを配るという大盤振る舞いをするということだ。基本無料なのにお金まで貰えるなんて。
日本でも特に若年層が接種にためらいをもっているということをよく聞く。というのは、単に筋肉注射が怖いということと、副反応が怖いというのが大きな理由らしい。
これはSNSを見ていればよくわかるのだが、副反応の報告が本当に多い。発熱やだるさといった症状がちょっと検索すると大量にヒットする。悪い言葉で言うと「情弱」と呼ばれる人がこの情報に右往左往している感じか?
これは本当にマスコミの努力次第だと思うけれど、ネガティヴな情報を発信したほうが視聴率につながるという現状を考えると難しいんだろうな。でも広告主もちょっとは考えてもらいたいという思いもある。ネガティヴな情報で視聴率を稼いで見てもらったCMで売上を伸ばしたいのか?と。また、批判的な事を書いてしまった。反省。
自分の場合のワクチン接種体験談としては、痛みは全く無かった。2回接種して2回ともだ。これはたぶん注射針が細いせいもあるのだろう。接種しているところを写真に撮ろうとも考えていたのだが、流れ作業で順々に打っていくスタイルだったのでその余裕もなく一瞬で接種が終了してしまった。
痛みの比較対象としてインフルエンザの予防接種があるが、あれよりも痛みは全くといっていいほど無かった。
そして肝心の副反応だけれども、2回打って2回とも次の日に筋肉痛にはなった。痛みの程度は寝返りうつときに痛みで目が覚めるくらい。ただ、これも2日後にはほぼ無くなった。
発熱に関しては何度も計ったわけではないが、2回目接種後の24時間後くらいに37度台前半の微熱があったくらい。あと体のだるさもちょっとだけあった。まあ、副反応とは呼べないくらいの軽微なもの。一般的な予防接種を打った後になる症状と同程度のものだ。
副反応が心配な人は、可能ならば次の日は休みがとれる日に接種するというのが万全の対策だとは思う。ただ、それが不可能ならば別に仕事してても大丈夫なくらいのだるさだ。自分の場合も普通に仕事してたし。
厚労省のサイトで公表されている副反応のデータを見ると、女性の方が割合が高いようだけれども、ファイザー製の発生としては5800万人に接種して7500人から報告があったそう。割合として0.01%。これは報告があった率だから、報告されていない軽微な副反応が仮にこの100倍あったとしても1%。つまり100人の1人くらいしか副反応は発生しないということだ。つまりSNSを賑わせている副反応報告はノイジーマイノリティってこと。↓
まとめると、普段インフルエンザの予防接種を打っている人にとってはなんともないもんだと思う。もし、これを読んでいて、まだ摂取しようか迷っている人がいるとしたら、2021年の国民的行事として記念に打ってみるというのもアリだとはおもうがいかがだろうか?