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【前編】「2022 これから10年、活躍できる人の条件」を読んだ。

どうも、たかふみです。

先日書いた記事「未知の世界へ一歩踏み出す。花田 菜々子さん著「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」を読んだ話。」にて紹介した本に影響を受けて「バーチャルランチクラブ」という"社会人同士の情報交換をオンライン通話でできるサービス"を使い始めました。その中で「最近どんな本を読んでますか?」という話になるのですが、そこでオススメのビジネス書として「2022 これから10年、活躍できる人の条件」を紹介いただきました。お話した後、すぐさま本屋さんに向かい、買って読みました。紹介いただきましたAarakiさん、ありがとうございます!

今回は、各章ごとの内容についてまとめたのでシェアしたいと思います!


本書について・感想

本書は、経営コンサルタント・作家・国際的マーケッターとして活躍されている、神田昌典さんが書かれた本です。タイトルには「これから10年」とありますが、発刊されたのが10年前の2012年のため、2012年時点で「これからの10年間でどうなっていくのか。そのために何をすべきか」ということについて書かれています。10年前の本ではありますが、本書に書かれていた内容はこれからも活用することができるものが多くあると感じました。また「iPhone Xの販売」という予測が的中している内容もあるため、現状と比較しながら読むことができました。

第1章 歴史の大きな流れを理解すること

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【内容】
歴史は「70年周期」で繰り返している。
例えば【大正の大戦景気ー(70年後)→平成のバブル景気】や【明治政府による新しい社会体制への変化ー(70年後)→太平洋戦争後の新しい社会体制への変化】などが挙げられる。
大きな時代の流れを理解することで目の前の出来事に囚われ過ぎることなく、これからの時代のことも予測できるようになる。では、これからはどうなっていくのか?

第2章 2012-2022の10年間は新しい社会体制へと切り替わる「破壊と創造」の年になる

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【内容】
「破壊」のプロセスを歴史では「戦争」「お祭り」で乗り越えてきた。

■戦争

古い価値観(=古い社会体制)に基づいたシステムを手放すことができないため、外部からの強制リセット(戦争の敗北により占領されること)でなければ乗り越えることができなかった。しかし、この方法は大きな犠牲を伴ってしまう。

■お祭り
新しい価値観への切り替えに必要なエネルギーを「お祭り」というエンターテイメントにより発散する方法。実際、140年前にあった「ええじゃないか」により、比較的犠牲者が少ない方法で革命が行うことができた。

古い価値観を捨てることができれば破壊は不要であり、犠牲を可能な限り減らすことができる。その方法として著者は「お祭り」を使う方法を提案している。

第3章 日本人に固執せず、"アジア人"として活躍することを考える

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【内容】
日本と中国の人口ピラミッドを元に「景気がどのようになっていくのか」を予測。

■日本
お金を使う世代である46-50歳の人口が2020年以降減少↘︎
→「景気は悪くなる」と予測

■中国
2020年以降増加↗︎
→「2020年以降も景気が良くなる」と予測

そのため子供のことを考えるのであれば、「中国、東南アジア、インドへ住み、今後お金が流れてくる地域のどこでも暮らせるようにしておく」というのがデータ上から予測される最善のやり方である。

しかし、数に注目をして日本の人口ピラミッドを見ると、15歳以下の人口はスウェーデンやデンマークの総人口よりも多い。そのため、子供の可能性を発揮させることができれば日本にもまだ発展の可能性がある。また、高齢化社会に必要な【健康、医療、介護、旅行】の分野においてもまだまだ成長させることができ、他国の高齢化が進んだ際には日本が高齢化社会における先駆者、リーダー的存在としてアジアを牽引することができるだろう。

第4章 残すべき価値観と捨てるべき価値観の選別を行うもののみ進化できる

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【内容】
すべてのものには「導入」「成長」「成熟」の3ステージがあり、S字のような形で成長過程を表現することができる。各ステージの長さは同じ長さとなるため「導入-成長」までの期間が分かれば、製品が売れなくなるまでの期間も予測できる。そして、サイクルが終わるタイミングで残すべき価値観と捨てるべき価値観の選別を行なったもののみ進化することができる。

このサイクルから「会社」という組織の形はなくなるのではないか、ということが本書では書かれている。会社に属する必要はなくなり、今後は柔軟かつスピーディな行動ができるNPO(特定非営利活動法人)がこれからの組織の形になっていくのではないか。国境を超えて同じ問題を感じている個人が繋がり、活動を行う世の中になる。そして、それに向けて自分自身も変わる必要がある。

後編に続きます!


読んでくださりありがとうございます。 これからもnoteで発信していくのでよろしくお願いします!