高千穂交易パーパス策定までの道のり
こんにちは!高千穂交易パーパスプロジェクトです。
当社は、昨年度よりプロジェクトを立ち上げ、パーパス策定に向け活動してまいりました。
そしてこの度パーパスが決まりましたので、当社がなぜパーパスを策定したのか、そしてどのように策定したのかをご紹介いたします。
パーパス策定の目的
当社は1952年3月13日、大阪の小松原にて、水道土木建設関連の機器の輸入商社としてビジネスをスタートさせ、事業構造の転換を進めながら変化を繰り返し、72年の歴史を刻んでまいりました。
そして現在、世の中は変化が激しく将来の予測が非常に困難な時代に突入しています。この社会に適応し更に成長するには、高千穂交易の強みや引き継いできたDNAそして存在意義を再確認し、価値を再定義することが必要と考えました。
そこで、社員全員の心理的なベクトルを合わせ、同じ方向を目指すための揺るぐことのない軸としてパーパスを策定することにしました。
パーパス策定のステップ
STEP1 パーパス策定のためのアンケート
パーパスは全社員が共感できて初めて活きるものだと考えます。
そこで社員の意見を多く取り入れるため、まずは全社員に、会社の良いところ・悪いところ等、会社に対する想いをアンケート調査しました。平均回答時間は想定より長く38分と、多くの社員が真摯に向き合ってくれました。
その結果はSTEP3のパーパスワークショップでも活用し、パーパスに大きく反映されています。
STEP2 パーパス説明会
本格的な策定作業に入る前に、まずはマネジメント層に向けてパーパス策定の意義を説明しました。
社長から「ワクワクするような、迷ったときに必ず行きつくような、そして全社員が共感できるパーパスを作りましょう!」と意気込みが伝えられました。
STEP3 パーパス策定ワークショップ
さて、いよいよ本格的に策定作業に取り掛かります。
パーパス策定ワークショップでは、各部門からダイバーシティを意識して選出された社員56名とともに、丸二日間かけてパーパスの骨子となるものを創り上げました。
会社の好きなところ・嫌いなところ、強み・弱み、仕事で楽しいこと、もっと活かした方が良いこと、仕事をする上で大切にしていること等の様々なテーマについて意見を出し合いながら、少しずつ会社や自身について理解を深めていきました。
その後、会社の歴史を学んだ上で、高千穂交易は人々や社会にどんな価値を提供していけるのか考え、その想いを言語化しました。
その中で投票を行い、上位3案がパーパスの骨子に決まりました。
① 新しい技術 × 人のやさしさ = 過ごしやすい未来 〈22票〉
② TK only の尖った技術(Cutting edge)で未知な価値・サービスを提供しやさしい世界をつくる(safe,secure) 〈17票〉
③ 専門技術で「困った」がない社会 〈12票〉
参加社員からの感想を一部掲載いたします。
”これまで仕事をする上で自分の中でなんとなく決めていたことを明文化できた。”
”部署も業務内容もバラバラだが、話してみると同じ意見が多いと感じた。普段関わることが無い部署の方たちと話し、様々な立場を知れた。”
”長所と短所は表裏一体。中途社員の方の視点が参考になった。”
STEP4 パーパスオリエンテーション ~共に高千穂交易の存在意義を考えよう~
STEP3のワークショップに参加できなかった社員へ当日の内容の共有と、会社の歴史を説明し、一人一人が高千穂交易の存在意義を考えるきっかけとなるように、オリエンテーションを開催しました。
会社を深く知り、じっくり考える。この過程を経て、社員一人一人がパーパス策定を自分事として捉えてくれました。
この後、骨子を元にコピーライターとプロジェクトメンバーで協議を重ね、パーパスが完成しました。
パーパスの浸透に向けて
マイパーパス策定ワークショップ
パーパス策定後は社内浸透を目的に活動しており、その一環として今年6月には「マイパーパス策定ワークショップ」を開催しました。
パーパス(会社の存在意義)は、社員個人の人生にもつながっています。
だからこそ、自分はパーパスのどこに共感できるのかしっかり考え、ストレングスファインダー*で自身の強みを知り、自分の存在意義・働く軸となる”マイパーパス”を策定してもらいました。
実際に策定したマイパーパスのご紹介
社員が策定したマイパーパスを一部ご紹介いたします。
おわりに
以上がパーパス策定までの道のりです。社員の意見を多く取り入れること、誰一人として取り残さないこと、これらを常に心掛けて進めてまいりました。これからはこのパーパスが道しるべとなって、会社そして社員を導いてくれることでしょう。
今後は、社内だけでなく社外への浸透を図ってまいります。進捗をご報告していけたらと思いますので、引き続きnoteのチェックをよろしくお願いいたします!