チーズはどこへ消え、"マウス"はどこから来たのか?
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チーズはどこへ消え、"マウス"はどこから来たのか?

こんにちは。株式会社iCAREUIデザイナーをやっている高橋名人@zouzei8to10です。

UIとはUser Interfaceの略語で、
「使用者(=user)」とコンピューターとの「接点、境界面(=interface)」を表すことばです。

画面で操作するソフトウェアでのUIデザインはGUI(Graphical User Interface)となることが多いですが、もちろん、ただ画面の絵をキレイに描くことだけではありません。

まずは「どのようなユーザー体験が適切か?(=UXデザイン)」を考え、その上でどのようなボタンをどこに配置するのか?ページ遷移やフィードバックはどう出て、それぞれの部品はどのように実装されるか?というところまで設計することがUIデザイナーの仕事になります。

さて、今回はそのUIの歴史の中でも一つのイノベーションとなった「マウスの歴史」の話をしたいと思います。

マウス使ってますか??

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みなさんはマウス使っていますでしょうか?
私たちデザイナーのような職業には馴染みの深いマウスだと思いますが、テキスト中心のお仕事ではノートPCのトラックパッドなどで事足りる方も多いかもしれませんね。
また、エンジニアの中にはCUI(Character User Interface)でキーボード操作した方が楽!なんて人もいるかもしれませんね笑

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※CUIの画面。テキストコマンドを書いて操作します。

最近ではタッチパネルデバイスも普及してきたので、マウスを知らない世代なんかもいるかもしれませんね。

My favorite mouse🐭

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ちなみに私はこちらのマウスを使っています。

個人的には歴代のAppleのマウスがことごとく合わなかったため、
・しっかりと手にフィットする形状
・左右のボタンが別れており「カチっ」と沈む
・割り当てボタンが2,3個付いている
・BluetoothじゃなくてUSB無線(の方が安定している気がする)
・スクロールホイールが物理でいい感じ
のマウスを愛用しています。Magic Mouseなども一時期試したのですが、IllustratorやCADで使いづらかったので、最終的にこの辺のタイプに落ち着きました。

たまに、マウスを忘れてしまうことがありますが、トラックパッドだけだとベジェ曲線も書けないので、業務では必須であり愛着を持って使用しています。

マウスの歴史

マウスといえば、今では家電量販店でも「軽量でかわいいもの」から「高性能でたくさんのボタンがついたもの」などたくさん種類がありますし、値段も手頃になってきました。

しかし、30年ほど前までは先に挙げたCUIが一般的で、
今のように直感的にコンピューターを操作できる世界ではありませんでした。

パロアルト研究所とジョブズの出会い

あまり知られていませんが、一般消費者がコンピューターを操作する装置としてのマウスを普及させたのもApple創業者であるスティーブ・ジョブズであると言われています。

ジョブズがマウスと最初に出会ったのは1979年。
技術提供を受けるために訪れたゼロックスという会社のパロアルト研究所でした。 そこでは画面にあるアイコンをマウスを通して「さわり」、クリック、スクロール、ドラッグなどの操作が直感的にできたことにジョブズは大きく驚いたそうです。


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アメリカXeroxのパロアルト研究所

しかしジョブズはそれだけでは終わらず、Xeroxのマウスが300ドル(約36,000円)と高価な上、スムーズに動かすことができないことに不満を覚え、地元のデザイン企業IDEOにその足で出向き「15ドルで1つのボタンのマウスを作ってくれ」と単刀直入に要求したそうです。

1983年にAppleがリリースした、GUIとマウスを搭載した最初のパーソナルコンピューターLisaは、まさにこの「1つのボタンのマウス」を搭載していました。このエピソードには諸説あるのですが、一説によるとジョブズがパロアルト研究所のゴミ箱からマウスのモックアップを盗んできた、なんてことも聞きました。まさに「偉大な芸術家は盗む」という名言を残したジョブズを象徴する話ですね。

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 開発に1億5,000万ドル(約165億円)を要したこともあってか、1台あたり10,000ドル(約110万円)という値のLisaは、残念ながら商業的には大失敗に終わりましたが、まさにこの時マウスの方向性が決定づけられたと言っても過言ではないでしょう。

マウスの進化

そこから、マウスはGUIを制御するデバイスとして多くの人に普及し、進化していきました。Wikipediaによると下記の5世代の技術的な進化があったそうです。私自身、小学生の時に初めてパソコンに出会いマウスを使い始めてからそれぞれの時代をともにしてきたので、少し振り返ってみたいと思いまうす🐭

機械式(第1世代)

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1960年代にダグラス・エンゲルバートが作ったマウスはXとYの直交した2個の円板がある方式だったが、1970年代には、内蔵したボールの一部が底面に露出しているボール式が開発され主流となった。ボール式では、マウスの内部でボールに小さな縦方向と横方向の円板ないし円筒が接しており、その回転で縦横の移動を検出する。ボールのころがり(モーメント)による独特の操作感があるが、機械的な構造上ある程度の滑りは避けられず、定期的な分解清掃といったメンテナンスが必要なため、メンテナンスフリーの光学式が発表されてからはそちらが主流となった。

ボール式マウス、懐かしいですね・・・
すぐにホコリが溜まるので頻繁に掃除しなきゃいけないし隙間に何か詰まって「カッカッカ!」ってマウスを上げ下げする癖がいまだに抜けないですね笑
逆さにして使って遊んだりもしたな〜

光学式(第2世代)

LEDなどの光源と光学センサーにより、移動を検出するマウス。1980年代から存在する方式であるが、当初は専用のマウスパッドを必要とした上に高額であったため、ワークステーションやCADといった業務用途での使用が主であった。マウスパッドが不要なタイプが普及したのは、1999年にマイクロソフトがIntelliMouse Explorerを発売して以降である。通常は、赤色LEDで可視光を底面に照射し、カメラセンサーでその動きを検出することで動作する。カメラセンサーの搭載によりマウスパッドが不要となったが、透明なガラス板や光沢面などの上では全く動作が検出できなかったり、不安定だったりする場合がある。

この辺はまだ「光学式マウス専用マウスパッド」が売っていた時代。ポインタもしょっちゅう変なところに飛んでいたような。

レーザー式(第3世代)

光学式マウスの一種であるが、赤色LEDの代わりに、波長の長い赤外線LEDを使用している。発光を目で確認することはできないが、赤外線対応のカメラを使うと発光しているのがわかる。動作検出精度は赤色LEDの光学式とほぼ同等であるが、発光せず消費電力も少ないため赤色LED式からの置き換えが進んでいる。

そう言えば、赤い光だった時もあったし、光が出ていないようなものもあったな…と、今振り返ると思い出してきました。

青色LED式(第4世代)

2008年9月、マイクロソフトが青色LEDを使ったBlueTrackマウスを発表した。青色光は赤色光と比べて波長が短く拡散率が高いため、わずかなホコリや凹凸を検出することができる。動作検出精度が高く、かつリフトオフディスタンス(マウスを持ち上げても反応する距離)が短い。

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私が今愛用しているマウスはこの世代っぽい!
青色LEDに変わっていたことに気づかなかった・・・

暗視野顕微鏡レーザー式(第5世代)

2009年8月、ロジテック(ロジクール)が暗視野顕微鏡の技術を応用した「Darkfieldレーザーセンサー」を搭載したマウスを発表しました。
これにより、従来の方式では動作しなかった透明なガラス板などの上でも動作が可能になった。

おぉ、すでに透明なガラス問題も解決しているとは、すごい進化していて驚きまうす🐭 !!

まとめ

さて、今回は身近な故にあまり意識したことがなかったマウスについていろいろと調べてみました。皆さんの使っているマウスはどの世代でしたでしょうか?

テクノロジーの進化がUIもまた進化させるんだなぁとしみじみ思いますね。

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ではまた!

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ありがとうございます!
人事の健康労務を効率化するSaaSのCarelyのUX/UIデザイナーです。 高橋名人はあだ名です。高橋名人はあだ名です。高橋名人はあだ名です。(大事なので3回書きました。)