
ただの「料理の達人、現る!」
料理が得意な男性というのは、いつの時代も女性からモテるようである。
実は何を隠そう、私は料理が得意中の得意なのだ。
今まで隠していたが、あのみなさんご存じ「埼玉の平野レミ」「歩く3分クッキング男」とは私の二つ名のことである。
そんな料理の達人である私は、今回、得意料理のひとつである「ホットケーキ」をみなさんに紹介したいと思う。
「え、料理の達人なのに、ホットケーキ?」とお思いの方もいると思うが勘違いしないでもらいたい。
シンプルな料理ほど難しいのである。
近頃の料理人は飾り付けだったり、カラフルなソースやらなんやらで「料理」というものを誤魔化したりしているようだが、私はそんな小細工は一切しない。
料理というものは視覚で楽しむものではなく、「味覚」つまり素材の味を楽しむのが一番なのである。
そんなシンプル料理の中でもシンプルキングに君臨するのが今回挑戦するホットケーキ、というわけだ。
実はここだけの話、ホットケーキは別名・料理界のエベレストと恐れられており、実際に挑戦する料理人は少ないのが現状である。
今回は、そんな現状を打破し、全世界の料理人に「私にもホットケーキが作れるかも」という夢と希望を与えるためにもホットケーキを作ろうと決意した次第だ。
ホットケーキのためなら、左腕の一本・・いや、2本、3本くれてやる覚悟である。
まず用意する材料だが、薄力粉、砂糖、ベーキングパウダー、卵・・・などを一般的には使うようであるが、プロの私はそんなものは使わない。
ここが素人との違いである。
私が使うのは「ホットケーキミックス」ただひとつだ。
牛乳と卵、そして秘伝「ホットケーキミックス」を入れた後、シャカシャカとかき混ぜ、しずかにフライパンに流し入れる。
素人はここで焦ってしまうことが多いが、落ち着いて行うことがポイントだ。
フライパンが温まるのを待っていると、驚くことに世界中の料理人からの期待が一気に私のもとへと押し寄せ、全身がびくびくと震え出した。
さすが「料理界のエベレスト・ホットケーキ」
どうやら一筋縄ではいかないようだ。
しかし、「ここで挫折するようではダメだ、自信を持つんだ!私が頂上まで・・・登りつめてやるぜ!」と自分に強く言い聞かせ、温まったフライパンにホットケーキの生地を流し込んだ。
そして、長い戦いの末、完成したのがこれだ↓

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