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ただの「あの原作大賞の応募しよう」

taka

noteと集英社が主催で現在「少年ジャンプ+×note原作大賞」が募集されている。

https://note.com/info/n/nc2a148844f85

原作大賞という名の通り、「原作」を募集しているため、「執筆に興味はあるけど長編は書けない・・・」という方にはピッタリな賞であろう。


かくいう私も、とてもじゃないが原稿用紙何百枚分にもなる長編小説を書き上げる自信がない。

しかし、原作くらいならば話は別である。
気軽にちょこっと書けそうな気がするのだ。

「そうだ、これはチャンスだ!応募しよう!」

私はそう決意した。
きっと大賞を獲った暁には、集英社から原作者としてなのか、書き手としてなのか、グラビアアイドルとしてなのか、何らかの形でデビューすることがありうるだろう。

そしてデビューした暁には、「印税」が手に入るはずだ。

印税という不労所得を得て、私は一生ぐうたらするのである。
「不労所得」は「焼肉定食」に次ぐ、大好きな4文字熟語なのだ。
I LOVE 不労所得。

そんな不労所得を得る第一歩として、まず最初に決めるべくは「ペンネーム」であろう。

芥川龍之介や太宰治など、歴史に名を刻む作家というものは、決まってとてもカッコいいペンネームをつけているものだ。
やはり、ここは私もカッコいいペンネームをつけたいところである。

「なにかいいペンネームはないものだろうか・・・」
「やはりインパクトがありつつも、カッコいい名前がいい・・・」

色々な考えが浮かぶ中、ふと、「江戸川乱歩」は、アメリカの作家「エドガー・アランポー」を由来にしているということを思い出した。
これはとても面白いペンネームのつけかたである。

さっそく私も、そのアイディアを拝借することにした。
そうと決まると、誰を由来にするかだ。
由来にするからには、やはり人気作家がいいだろう。

色々調べた結果、現在人気の海外作家といえば、あの有名なハリーポッターの作者である「J.K. ローリング」ということがわかった。

私はすぐさま、「J.K. ローリング」を由来に「女子高生廻る」という
斬新なペンネームをつけることにした。
しかし、このペンネームは斬新なだけではない。

万が一作家デビューを果たしたときに、「これは女子高生が書いているのでは?」と思わせることができ、ハァハァな中年男性たちの購買意欲を沸き立てる要素も兼ね備えている、というとても考えれた素晴らしいペンネームなのである。


我ながら素晴らしいペンネームができた。
あとは肝心の物語だけだ。

物語を創作するに当たり、素人はここでつまづくだろうが、私のようなアイディアの天才にかかれば物語の原作などいくらでも浮かんでくる。


世界中に散らばった7つの玉を全てを集めると、龍が現れ、どんな願いでも1つだけ叶えてくれる、という秘宝を巡る冒険モノ・・・。

何をしてもダメな少年の元に、未来からネコ型のロボットが送られてくるというSFモノ・・・。

謎の組織によって体を小さくされた少年が、組織の行方を追いながら数々の難事件を解決していくという推理モノ・・・。


このように、今まで誰も考え付かなかったような、面白いストーリーが湯水のように溢れでてくるのである。

己の才能が怖いくらいだ。

「これは勝ったな」

私は確信した。
これからたくさんの人が応募するであろうが、残念ながら今回の「少年ジャンプ+×note原作大賞」は間違いなく私のものだ。

残念ではあるが、みなさんには早々に筆を置くことをオススメしたい。

では、執筆があるのでこの辺で・・・。

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