過疎化する地域に貢献したい思いと、住まないという選択の狭間で

こんにちは、Takahideです。

現在、月に3度ほど北海道の地方の田舎町に福祉に関連する仕事をしに行っています。とても自然豊かで静かな環境でのんびりできます。しかし、実際に働き始めて感じたのは、若い人や子どもが少ないということ。やはりいかにして生産年齢人口を増やしていくかはとても重要な課題で、バランス良く様々な年齢層がいて、町の活気が生まれるのだと肌で感じます。

北海道の多くの市町村で過疎化が止まらず、今後は札幌市の中心部とその周辺の一部だけが人口増加するだろうという統計もあります。(ニセコも増えていたようですが、わからなくなってしまいました)

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その町に身を置いて福祉に携わる人たちと交流する機会があり、とても真剣に今後を考えていることがわかりました。現在住んでいる人の多くは、地元を大切にする気持ちが強く、そのまま高齢になっていくイメージもしやすいので、将来の危機を感じやすい側面があるのかもしれません。

そこで活躍される方々の熱い気持ちに触れて、何か貢献できることはないかと考えていましたが、地域に目を向けて活動の範囲を広げようとしていた矢先に、行動を制限しなくてはいけない事象に見舞われ、様々な計画が頓挫してしまいました。

そんな中、時間をおいて地域活性や地域づくりに向けて、どのようなアプローチができるのかということを考えていると、一つの矛盾にたどり着きました。

それは貢献したいと考えていながら、最善の方法は自身がその地域の住民となり、根付いて生活することだとわかっているのに、住むという選択肢は最初から除外されているということ。

「住んでもいないのに外からとやかく言われる筋合いはない」

という感情を持たれることは当然覚悟しなくてはいけないと思い込んでいました。

しかし、この考えはすぐに訂正することにしました。一緒に考えていこうとする姿勢や思いを示していけば、受け入れてくれる寛容な土壌がすでにそこにはあったからです。そうして、地域をより良くしていくためには、客観的に見た第三者的な意見や行動も必要なのだと気づいたのです。もちろん、ある程度『外部』の者であるという立場を自覚しておく必要があるかもしれません。しかし、それよりも慣れ親しんだ環境や関係の中で、『外部』からの新しい風に心地よさや刺激を感じてもらう方法はないかと考えることにしました。

いきなりは難しいかもしれないですが、少しずつ活動の実績とコミュニケーションを図りながら、外からの風を送り込めるような仕掛けを実行していきたいと思います。


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