遊びとプレイリーダーの役割②
子どもが楽しく遊べるように「プレイリーダー」と呼ばれる人が存在する。
調べてみるとプレイリーダーと呼ばれる存在は、
ヨーロッパ北欧のデンマークが発祥とされていて、もともとは廃材置き場を使って遊ばせていた子どもが怪我をしないように、1人安全を見守る大人をつけましょうというのが始まり。
(いわゆる日本では管理人と呼ばれる存在だったわけですね)
子どもが自分で遊ぶ場所や道具を作ることを、大人が少し知恵を加えることで子ども自身も経験と知恵を広げて遊びが発展したのを見て、このプレイリーダーは生まれています。
今は子供の遊びに寄り添う大人として、とても重要視されるようになってきました。
ちなみにドイツでは遊びの教育士として共有されているそうです。
では、実際にプレイリーダーとはどんな役割を担うのか。
それは、まず子どもが遊んでみたいと、
そう思える環境を整えてあげること。
それから子どもの好奇心を加速させること。
そして、遊びから子どもの体と心、
精神的な成長を促進させること。
そしてなにより子供の良き理解者であり、
頼れる存在であること。
もちろん子どもが安全に遊べるように配慮することも役割としてありますが、
自分として大事だと思っているのはこのあたり。
遊んでみたいと思える環境を整えるとは、
道具や場所といった要素もあります。
しかし、すでに魅力的な道具が揃う公園で遊ぶことになったら、
プレイリーダーとしてはまず遊びに入ってきやすいよう声かけをしたり、遊び方の模範をしてあげることもまた環境整備になります。
魅力的な道具があっても、
それをどう使ったら楽しくなるのか、
もしくは大人自身が楽しんでやっている遊びにどう子どもたちを引き込んでいくのか、
このあたりが大事な要素になります。
プレイリーダーとは、
遊びを教える立場ではなく、
魅力的な遊びに子どもたちを導いていく役割とありました。
遊び方なんて決まったものはないし、多様な価値観が生まれている今はなおさら、自分自身の経験や知識なんかより
子どもが「これはめちゃくちゃ面白い!」って
世界観を広げることを考えることが
必要になります。
とはいえ、じゃあ教えてしまうことは悪いのか?というと、
必ずしもそうとは限らないと思います。
子どもたちの遊びが始まるにはきっかけが必要ですし、
遊びに子供たち自身で夢中になれればプレイリーダーは距離をとって見守るようになります。
しかし、そこに新たなお友達が加わったり、もっと楽しく遊びたいと子供たちが考えたときは、その遊びが発展するために何かヒントを添えなければなりません。
きっと子供を引き込むヒントを上手く出せる人ってそう多くはなくて、それが出来る人はすごく色々な視点から子供たちを見ているのだと思う。
プレイリーダーに必要な資質として
「褒める 共感、理解 寄り添い 予測力 見守り 尊重」
このあたりはおそらく重要。
(もっと大事なこともあると思う)
危険があるときや、
子供たちだけではなかなか解決できない問題も時には遊びの中で出てきます。
その度に、プレイリーダーは子どもの行動をよく観察して、
その解決策へと導くヒントをたくさん持っていなければいけないということだと思います。
現場でのプレイリーダーとは子どもが夢中になれる危険のない空間つくりがまず役割。
そして地域や大人に対しては子どもの代弁者となり、子どもの気持ちを地域や大人に発信していく立場でもあります。
実際に自分も子供たちと関わっていて、
本当に良い空間や内容をつくろうと思ったら、
現場のスキルだけではどうにもならないことがたくさんあるのです。
地域や保護者、
周りで関わる大人への理解であったり、
子どもの成長する力を信じて見守ってくれる人が増えていかなければ、
本当の意味で
「プレイリーダーがいるからこそ楽しくなる環境」
というのはつくれないのかなと思います。
そんなことで、
ひとまずスラっと書いてまとめてみましたが、遊びのスペシャリストという存在の人がこれからますます注目をされるのではないかなと思っています。
アスリート塾でのコーチは基本的にプレイリーダーではいれませんが、
対象や環境、そのときの状況によってはこんな立場に寄せて子供たちと接することが出来てもいいのかもしれません。
でも、とにかく子供はあそびが大事です。
そのあそびを、良い意味で広げられる大人が
これから増えてくればいいなと思いますし、
自分もそんな役割だって出来る大人になりたい。
今は夜の0時42分。
これをまとめながら、ここに整理する意味も少し考えています。
noteでは情報発信もしていきたいですが、自分の頭にあることやそのときの感情をちゃんと言語化できるように使えたら、自分としては楽しそうだなと思った。
明日もバルシューレ、楽しい時間にしたいな。
アカデミーは今の子たちを本気でアスリートに仕立てたい。
そのために、まず自分が成長することだ。
がんばろう。
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