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神先会計事務所からケップル誕生まで

どうも、ケップルの神先です。初noteです。

今回はケップル誕生までの経緯を色々思い出の写真付きでお伝えしていきたいと思います。

その前に、軽くケップルの各サービスをご紹介。

投資家向け未上場株式管理ツール「FUNDBOARD」

グロービスさん、インキュベイトファンドさん、凸版印刷さんなど、国内50社以上の投資家に使われている、国内唯一で最大の、VCや事業会社の投資チーム向けのポートフォリオ管理ツールです。

ベンチャーキャピタルの決算書の添付書類が自動で作れちゃったりします。

非上場企業向け株主総会ツール「株主総会クラウド」

紙で印刷製本し発送していた株主総会の招集通知と委任状のやり取りが、なんとオンラインで全て完結します。2020年6月にβ版をリリース。

紙と印鑑はこの世からなくしましょう。環境と時間を大切にね。

スタートアップや中小企業の皆様、ぜひ使ってみてください。

アフリカでベンチャーキャピタル 約12億円運用中

ケニアを中心に東アフリカ、ナイジェリアを中心に西アフリカ&北アフリカ、で2020年6月時点で50社以上のスタートアップに投資してます。

社会問題の多いアフリカ、人口が伸び続けるアフリカ。スタートアップにはチャンスしかありません。

ポートフォリオはすべて公開してますので、下記からぜひ。

上記のほかにも、創業の事業であるスタートアップ特化の「会計事務所」、スタートアップと投資家向けのオンラインスクール「ケップルアカデミー」、利用社数が100社を突破したスタートアップの資金調達サポートサービス「FUNDBOARD for Startups」、主要株主の日経さんと一緒にスタートアップデータベースを作っており日経テレコン上で「ケップルスタートアップ企業情報」の販売などもしています。

神先公認会計士税理士事務所を開設

さて、本題に入ります。

ケップルは、僕が公認会計士としてKPMGあずさ監査法人で3年間務めた後に、2013年11月、当時26歳の頃に僕の自宅の一室で小さく始めた会計事務所が前身としてスタートしました。あの時はもう結婚してて生まれたばかりの子供が1人、貯金は20万円ほどで親に100万借りてスタートしました。しかし本当に金がなかったw

ちなみにこれは神先会計事務所としてランサーズで初めて作ったロゴ。実は結構気に入ってた笑

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税務経験ないし、監査も3年しかやっていなくて、思い返せば同期や先輩からまじで独立すんのか、的な目で見られていたような気がしますが、当時から周りの目は何も気にしない人でした。

業務は後から覚えればいいだろ、とか思ってたな。自分が経験したことがないことでも、やればできるっしょと思う謎の自信がある感じは今も全く変わりません、はい。

最初は自宅と、打ち合わせの時は渋谷ヒカリエのコワーキングスペースMOVさんにお世話になってました。監査法人の友達が遊びに来てくれたときの写真しかなかったけど貼っとこ。

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独立してからは全然仕事なくて、1年間くらいサイバーエージェントのアプリボットという子会社の経理の仕事を業務委託で頂きながら、食いつないでました。

振り返ればこの時期が一番大変だったかも。最初は全く何もネットワークもなかったので、いいお客さんにも全然巡り合わなくて、精神的に本当にしんどいことが数回あったけど、若さで何とか乗り切った。

カウモとの出会い

そして、独立してから10か月後の2014年8月、カウモというキュレーションメディアを運営していた太田さんと、グロービスの今野さん主催のフットサルで出会った。

太田さんがもう一人のメンバーと高田馬場で二人で開発をしていた頃、顧問税理士として関与させてもらうことになった。僕にとっては、これが初めてのスタートアップのお客さんだった。

この時カウモは設立してまだ1カ月で、社長は22歳で、VCから3千万円という大金の出資を受けており、とりあえず大企業の監査と中小企業の税務しか経験してこなかった僕は、色々衝撃だった。

そこからカウモはずっと黒字で、数カ月でメンバーもどんどん増え、オフィスも拡大。そのスタートアップのダイナミックさに僕は初めて触れ、スタートアップの魅力に取りつかれ、スタートアップの支援をする会社にしていこうと決めた。

ちなみによく勘違いされますが、監査法人の時にIPO準備の監査とかもやったことなく、これまで一切ベンチャー、スタートアップとはカウモと出会うまで全く関わりありませんでした。

当時、たまたま出席したカウモの定例会の写真がこちら。この写真にも写っているけど、当時のカウモには、IF Angel/Sevenwoodsの笠井レオさんや、ラップス和田崎さん、アウルス佐藤さん、THE SEEDの廣澤さんも関与してた。僕も含めてみんなこの時は若かったな笑

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組織化に踏み切ったきっかけはスカイランド木下さん

それからカウモに投資をしていたSkyland Venturesの木下さん、East Venturesの松山太河さんと金子さんに出会うきっかけを頂き、そこから急激に紹介でスタートアップの顧問先が増えていった。

もちろんすぐ一人でやるには限界を迎えたわけだが、そんな時、木下さんから「投資先すべてお願いしたいから組織化してくださいよ」と言われたことをきっかけに、リソース不足でお客さんを断るのが自分の性に合わなかったので、じゃあやるかと、個人事務所から組織化していくことを決めた。

監査法人でストレスフルな生活を送ってきた僕は、最初はまぁ細々自由にやっていこーと思って独立したにも関わらず。ただ独立してからの仕事は監査法人の時の仕事の100倍楽しかったので、仕事はもう全く苦には感じなくなってた。

それから徐々に自分の知り合いに仕事を手伝ってもらうようになり、初めて借りた事務所がこちら。あとでネットで検索して知ったんだけど「オレオレ詐欺」で使われていた事務所だったらしい…こわっ。笑。事務所狭すぎでしたが、初めての自分の事務所でかなりテンション上がってました。

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神先会計事務所からケップルへ

組織を大きくするなら個人名の事務所から名前を変更しないとなーと考え始めたのもこの頃。やっぱりどうせやるなら、古巣のKPMGは越えたいなと思い、最初からグローバルはかなり意識していた(英語できないのに)。

世界的に有名なGoogleとAppleが語尾「le」なので、きっと世界中の人が聞き慣れているだろうと思って、まず語尾はleにしようと決めて。それから覚えやすいように4文字、かつ濁音なども入れるようにしようと決めてた。

そしてある日、たまたまyahooニュースをみたら、下記のニュースを発見。

ケプラーって僕はこの時初めて聞いたんだけど、星を新しく発見するとか、なんて素敵なんだーと思い、僕も新しい「星=起業家」を見つけ、新しい星を創造するような存在になりたい、と思い、「ケプラー」×「le」で、「Kepple=ケップル」にしよう!と決めちゃいました。

今でもあの「ケップル」という名前を決めた瞬間は忘れません。

はい、こんな経緯でケップルが誕生しました。

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次回は、FUNDBOARDが誕生するまで、を書こうと思います。