「テルアビブ・オン・ファイア」

最近DVDで観た、2018年のルクセンブルク・フランス・イスラエル・ベルギーのコメディ映画です。 

1960年代の第三次中東戦争前夜を舞台にした人気メロドラマの制作現場を舞台に、複雑なパレスチナ情勢を皮肉とユーモアに包んで描写しています。

個人的には今年観た映画の中で一番面白かったです！

主人公はエルサレムに住むパレスチナ人のサラーム。叔父のコネでパレスチナの人気メロドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の制作アシスタントとして働いています。

サラームは毎日検問所を通らないといけないのですが、ある日、検問所のイスラエル軍司令官のアッシに尋問されたサラームは、自分をドラマの脚本家だと嘘をついてしまいます。

それからというものアッシは脚本のアイデアをサラームに押し付けますが、それが採用されてなんと本物の脚本家に昇格。

しかしドラマが終盤に近づくと、結末の脚本をめぐって、アッシ（イスラエル）と制作陣（パレスチナ）の間で板挟みになったサラームは窮地に立たされる、というあらすじです。

この練に練られたラストは必見です！

是非ご覧頂きたい映画です。

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