49. セクシーな生き様は命の輝き

間もなく準決勝が始まる。

決勝に残れるのは6組だけだ。

セクシー先輩は気合とエロスがダダ漏れしている。


体表面の約70%が露出しているのに加え、そのパツンとした張りのあるガングロの肌に玉のような汗が滲んでいる。

顔も熱気で赤く上気し、背中からは湯気のようなものも立ち昇っている。

闘うオンナは美しい。


先輩、キレイっす!

「ありがと❤️ 知ってるけど💋」

全然緊張してないっすね。

「緊張? フフッ、おバカさん❤️

1番キレイなアタシを見せれる舞台よ💋 楽しみでしょうがないわ。」


さすがっす!

「むしろ早く踊らせて欲しいくらいだわ。」

先輩ならイケるっすよ!

「アタシの生き様、しっかり見ておきなさい。」


はい! ファイトっす!

いよいよルンバの準決勝が始まった。

先輩は例によっていつものキス寸止めパフォーマンスからスタートだ。

先輩の表情はいつも以上に艶めかしい。

私のクチビルもいつのまにか前のめりだ。

おっと危ない。中二病か、オレは。

ズルいよ、先輩!


おっ、中盤の股間を押し付け合うステップだ。

あ~、やっぱりそこだけは交代してぇ〜!

私も思わず股間を突き出しそうになってしまう。

いや、これではただの変態だ。

ズルいよ、主将!


ダンスが進行していく程に先輩からはセクシーがダダ漏れてくる。

私はそこに命の輝きを見た✨

(ような気がする)

先輩、アンタなんてキレイなんだ❗


私はこの時初めてダンスの本当の魅力に気付いたのかも知れない。

私が見とれている間に準決勝は終わっていた。

踊り終わったセクシー先輩に興奮冷めやらぬ私は声を掛けずにはいられなかった。

先輩、キレイだったっす! 

ただひたすらにキレイだったっす!


「嬉しいわ、坊や❤️ アタシも今のは会心の踊りだったわ。あとは運にまかせるしかないわね。」

誰がなんと言おうとセクシーNo.1はアンタだぜ!


次回、セクシー先輩の結果は!?


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