病院に書店とは素敵なアイディア。

一度入院した人にはお馴染みだと思うが、病院での時間は遅すぎる。3食の魚と野菜中心の薄味のご飯しか楽しみがなく、この時期コロナでお見舞いの人もいないとなれば、スマホでゲームでもしてるか、青空文庫を読むしかない、とにかく暇なのである。

そんな環境で、病院の中に本屋があれば、しかも大塚駅前の小林書店的な売れる本を並べたのではなく、理由があって並べられたセレクトショップ的な本屋なら?

鳥取医大に本屋ができ、田崎さんといううるさ型書き手や、俵万智などが選んだ本がメインと言われると、なんかワクワクする。

入院という不慮の時間をポジティブに過ごせる本と出会えるかも。

通常病院には、売店と呼ばれる飲み物やお菓子、病院での生活に役立つスリッパ、洗剤などを扱った店はある。便利なところで本や雑誌があっても、最大公約数的な品揃え、主婦の友やゴルフ雑誌、芸能雑誌、西村京太郎しかなさそうで期待できないが都会の本屋のように趣味よく選ばれた本屋となれば、パジャマの入院患者、点滴をぶら下げた患者と、ふらっと寄った、街の人が普通に本を選べる素敵な環境になりそうである。

入院して、微笑をじっくり読んだ人はいなくても、いい本と出会えれば、少しの間お休みしてても、長い目で見れば、特と言えるかもしれない。会計、診療待ちと、とにかく待ち時間でできているような病院の時間を贅沢な知との出会いの時間に変える、病院内セレクトショップ、広がるといいな。

全国には家賃がかからなそうな、病院、役所、学校などの売店スペースがある。こんな場所を都会に負けない素敵な本屋にすると、どんなことが起こるのだろう!

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