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バンドデシネ紹介 その3 Billy the Cat

皆さんこんにちは。久しぶりです!あけましておめでとうございます!いい年を!!

2020年は仏英翻訳者やってて日本語を使うのをちょっとやめてレベルが下がった気がしますが勇気をもって新しい記事が書きたいと思います。わかりやすくするため簡潔なままにしたいので単純な日本語で書きますねー

今回紹介したいのは1982年から2008年までSpirouに連載されていた Stéphane ColmanとStephen Desbergのバンドデシネシリーズ「ビリー・ザ・キャット」です。全部で11巻がありますが、途中にシリーズの気分が変わったり作者も変えたりして適切なエンディング無しで2008年に中止されました。僕にも4巻までしか読んだ覚えはありませんが、どうやらStéphane Colman(作)がシリーズを辞めたのは6巻が発売された時です。

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僕は1992年に生まれたため「Billy the Cat」との最初の出会いは1996年テレビアニメでした。子供向けでバンドデシネと違っているとこが多くて、アニメ版のストーリーを覚える人の方が多いです(笑)。よかったか悪かったか今ならは言えませんけど.....確かDVD化もされませんでした。オープニング曲は今でもたまに思い出しちゃうんですけどね 笑

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さて ビリーザキャットとはどんなバンドデシネだろう?

80年代。ビリーという困った子は友達と一緒に周りの人と動物を苛めて遊ぶ。でもある日車に轢かれ命を失われると、彼の魂は煉獄に落ちる。そこに、擬人化された鰐とテントウムシは彼に最後の裁きを行ってもう一つのチャンスを与えると決めてビリーを地球に送り返すのだが....猫の姿で。元の姿を取り戻したいビリーは「いい行い」をして言い人(猫?)になれたことを証しなければならない。そんな時まで野良猫として生き残れるね!ありがたいことにビリーは他の動物たちと(特にちょっとオシャレな野良猫のMonsieur Hubert)仲良くして一緒にどんな危険にも向き合う。

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面白くて明るいところがあっても「ビリー・ザ・キャット」の作者たちはちょっと真面目なテーマを取り上げる。動物虐待を批難して動物実験・捨てられていた動物・ひどい仕打ちというシーンもある。アニメ版はもっと子供向けでビリーは猫になった理由まで変更された(たとえばアニメ版ではビリーが車の事故で死んじゃうのではなく魔術師に罰せされたということになった。一体何それ(笑))

僕は全シリーズ持ったことないのでエンディング無しで中止されたことを知ったのは2年前かな。自分も友達も「そーいえばビリーザキャットのエンディングは?」と思ってインターネットで調べるとびっくりしました(笑) あれのせいで多分シリーズの再生はきっ無理でちょっともったいないと思いました。

終わりです!「ビリー・ザ・キャット」には不況な状況がありましたけれどとても人気な作品で一応紹介してみたかったです。6巻以上はどんなものになるか全然分かりませんが1~4巻はとてもよかったから機会があれば是非!

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