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「理想の就職先とは?」対話カフェそもそも レポート#01

【開催日時】
2022年11月12日
13:10~14:45
@池袋会場

対話カフェそもそもを立ち上げて、初めての対話イベント開催となりました!

参加者の皆様のおかげで、予想していた以上に深い対話ができたと感じています。

以下、第1回の対話の内容をざっくりとお伝えします。

理想の就職先とは?

まずは「就職先を決めるときに重視する要素」を皆さんに聞いてみました。

・年収
・業務内容
・勤務地
・転勤の有無
・ノルマの有無
・残業の多さ
・社風(体育会系かどうか)

など、多くの要素が上がりました。

これだけでも、参加者によってかなりの違いがあることかわかります。

次に、その逆。

この要素があるところでは絶対に働きたくない、という問いも聞いてみます。

集まった意見は板書しました。

見やすくするために、2×2マトリクスで整理しています。

横軸は「事前にわかる・わからない」

縦軸は「数値化できる・できない」

ここから、各要素を掘り下げていきます。

勤務地

勤務地の場所や、転勤については……

「東京が良い、万が一地方転勤になれば退職すると思う」

「転勤は構わない、どこでも大丈夫」

と分かれました。

転勤を構わない理由は……

「実家が転勤族だったから、抵抗がない」

とのこと。なるほど!

得られるスキル・実績

仕事を通じて自分にスキルや実績が残ることを重視している、という方に理由を伺いました。

「いつか転職する際にアピールできるものがほしいし、自分を成長させていきたい」

いつか転職することや、起業することを想定すると、自分の成長性のような要素を最も重視する、とのこと。

技術系の職種の方は、同じような意識の方が多そうですね。

年収

年収は、皆さんそこまで重視していませんでした。

「新卒採用だとほぼ横並びなので、選びようがない」

「最低限の基準を決めたくらい」

「この先、世の中どうなるかわからないから、先のことをあまり気にしすぎなくてといいかな、と」

また、年収について、社会人から就活生へのアドバイスとして、

「新卒初任給だけでなく、8〜10年目の平均年収も見て比較するとよい」

という意見がありました。

伸び率は確かに大切ですね!

男女差

他の要素にも触れるなかで、このような意見が出ました。

「男女で重視する点に差があると感じます。女性は結婚、出産、育児などのライフイベントが起こるかもしれない、という点を踏まえて、仕事を選んでいると思う。男性は、そういったことを重視していないのでは?」

男女差は確かにありますね……。

会社に入らないと、わからないこと

対話を続けるなかで、社会人経験者から、

「会社に入ってみないとわからないことはたくさんある」

との意見も上がりました。

・人脈の作りやすさ
・自分にスキルや実績が残るかどうか
は、実際に会社に入ってみないと判断がつかない、とのこと。

「人脈ができることは会社で得られることの大きな強み」

と、人脈の大切さを説く意見も。

責任を負いたい?

少し違う角度からの問いを。

会社に入るということは、業務における責任をチームで分け合う、助け合うということです。

ただ、その責任比率は会社によって違います。

責任を負ってでも何かを達成したい?

それともできるだけ責任は負いたくないですか?

「会社は、自分にできないことを誰かが助けてくれるというメリットがあるから、組織としてチャレンジしたい」

「責任の比重に納得できない人はフリーランス向き」

「できる限り責任は負いたくない、末端で言われたことだけやっていたほうが安心です」

ここもかなり分かれました。

社会人から、就活をする学生へ

学生から、
「社会人になってみて初めてわかったことはなんですか?」
という質問があり、社会人の方がいくつか答えてくれました。

「上司に意見を言うことはとても大切」

「自分が何をやりたいか、何を嫌と思っているのかは、積極的に上司に伝えたほうがいい。察してほしい、は職場では通じない」

「上司からしても、時間が経ってから『実はここが不満でした』と言われるのは苦しい。早めに相談してくれれば、手を打てる」

「上司に意見を言うことは気が引けるかもしれないが、自分が楽になるためにもどんどん伝えた方がいい、言ったほうがお互い得」

また、社会人からは

「学生時代に、やたらと『社会人になったらつらいぞ、楽しいのは学生のうちだぞ』といったような脅しに近い言葉をよく聞かされていた。でも、実際に会社員になってみたら、そんなことはなかった。社会人になってやれることも増えるし、仕事から得られる充実感もある」
「社会人はそこまで怖くない、ということは学生に強く伝えたい」

というアドバイスもありました。

仕事を通して、何を叶えたいか?

終盤、このような問いを投げました。
ほぼ理想の職場に入れたとして、仕事を通して何を叶えたいですか?

生活のために働かなくてはいけない。

それは大前提であって、働くことで叶えたいことは生活だけではないはず……。

「東京で、自立した生活を維持する。田舎に帰らなくても済むように」

「自分が生きたいように生きられるような生活を実現するため」

「自分がしあわせになるために」

「自由でいられるように」

全員が違う意見となりました。

理想の就職先を考えていくうちに……

「私たちは働くことのなかで、何を大切にしているのか?」

「働くことを通して、何を目指してるのか?」

という新たな問いが生まれてきました。

このあたりで時間となり、対話は終了。

第1回の板書

第1回の開催は、参加者の皆様の誠実な姿勢に助けられ、とても深い内容の対話となったと感じています。

本当にありがとうございました!

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