見出し画像

「自分の強み・弱みとは?」対話カフェそもそも レポート#04

【開催日時】
2022年12月17日(土)
13:10~14:45
@池袋会場

第4回のテーマは「自分の強み・弱みとは?」です。
就活をしている人なら、一度は考えなくてはいけない「強み・弱み」。
でも、そう簡単にわかるものではなかったり。

履歴書に「長所・短所」を書く欄があったりもしますね。
求められるけど、よくわからない、自分についての大切なこと。

強み・弱みって、そもそも何なのでしょうか?

今回の対話のレポートをまとめました。

どこで聞かれましたか?

強みと弱みをどういう状況で聞かれたか、まずは聞いてみました。

「就活で聞かれた」
「就活の面接で。直接聞かれるというより、自己アピールの中で自分の強みを語る」
「採用面接で、あなたの弱みや短所はなんですか?と聞かれることはあった」
「社内研修とかで、自己分析のようなことをやったとき、考えさせられた」「就活とか転職活動以外では、無いかも」
「日常生活で考えることはないから、いざ聞かれると難しい」

やはりビジネスシーン、とくに就職・転職活動ではよく聞かれるワードのようです。

強みって、たとえばどんなこと?

強みは?と聞かれて、挙げられそうな言葉は何でしょうか?
自分の強みではなく、ありがちなワードでもOKです。

「リーダーシップ。定番中の定番って感じです」
「協調性」
「持っている資格や、スキルとか。語学力なども」
「自分の意見がしっかり言える、自己主張できる、とか」
「就活のとき、自分は『好奇心旺盛』と答えていた」
「行動力」
「就活の場合は、強みを言って終わり、ではなく、必ず『私の強みは○○です、なぜなら〜』と根拠になるエピソードまで語るのがセット」

ここで少し疑問が湧きました。
人の良いところを挙げるとき、
「あの人はやさしいよね」
「気が利くよね」
と言ったりします。

「やさしい」は、なぜ強みとして挙がらない?

「やさしいとかは、人から言われることであって、自分でアピールすることじゃないから」
「強みは、と聞かれて『やさしいところ』と答えづらい」
「それは仕事にどう役に立つの?、と自分で自分に突っ込んでしまう」

強みという言葉には、やはり「ビジネスシーンでの強み」。
ビジネスで役に立つかどうか、という意味合いが含まれているようです。

では、自分の強みを考えたときに、自分の主観で決めた強みと、他人の評価から得られた強み、どちらが適しているのでしょうか?

強みは、主観と客観、どちらで見るべき?

「どうしても、『私が思う私の長所』になりやすいと思う」
「でもそれで正しいのか、と疑問がわいてきた」
「客観視での強み。そもそもの話、就活での『強みを教えてください』は、客観的な自己分析ができているかを見定めるためにしている質問だと思う」

なるほど、企業側にはそのような思惑があったりするわけですね。

では、主観の強みは的外れ?

「そうともいえない」
「人から言われて、主観となったことなら良いのでは」
「でも、言ってくれた人が信用できるかがすごく大切」
「的外れな他人の評価を信じてしまって、そこから生まれた主観的評価はとてもヤバい」

主観であっても、実は他人の評価から作られる主観がある、とのこと。
そして、他人からの評価は、その人の主観です。
言ってくれた人の信頼度にも依るわけですね。

じゃあ、客観視ってどうしたらいい?

「信用できる人に聞くのが一番」
「その、信用できる人がいないんですが……」
「人に聞かないなら、強みの根拠をリストアップして、自分の思い込みじゃないか確認する。裏付ける体験があるかどうか」
「それは主観になりませんか?」
「うーん、最後は誰かに確認してもらうしかないかな」
「ここまで聞いて思うのは、『ジョハリの窓』という考え方があるくらいだから、自分にはわからない自分のことって、思っている以上にある。やっぱり他人からの評価はすごく大切」

終了時間が近づいたので、最後に思ったことを伺いました。

「強みを言わせるのは、企業に都合の良い質問だな、と思った。その人がどんな人か探る負担を、就活生に負担させているというか」

「自己分析は本当に難しい。多くの他人の意見が必要になるし、判断もしづらい。それを学生に求めるのは、つらすぎる」

このあたりで、時間いっぱいとなりました。

第4回の板書

強みとは、就活などの限定された場面で使われる用語であること。
その内容は、ビジネスに有効かどうか?という基準が置かれること。
自己分析には、客観的な視点が大切であること。
強みを探すのは、とても大変だということ……。

強みを考えていくことで、様々な学びがありました。

今回は、弱みについて触れることなく制限時間になってしまいました。
まだまだ話足りない雰囲気でしたので、またいつか同じテーマで対話を行いたいと思います!

次回は2023年1月14日(土)開催。
テーマは「"仕事ができる"とは?」です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?