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「"仕事ができる"とは?」対話カフェそもそも レポート#05

【開催日時】
2023年1月14日(土)
13:10~14:45
@池袋会場

第5回のテーマは「"仕事ができる"とは?」です。

○○さんは仕事ができる。
○○さんは、仕事ができない。

働く現場で、よく耳にする言葉です。
しかし、意味がハッキリとはしていません。

仕事ができるとは、どんな特性を指しているのでしょうか?
その特性を備えていないと、仕事ができないと言われてしまうのでしょうか?

できれば「仕事ができる人」になりたい。
仕事ができない人と言われる人が、仕事ができる人になるのは可能なのでしょうか?

仕事ができるとは、そもそも何なのでしょう?

今回の対話のレポートをまとめました。

仕事ができるってどんなイメージ?

まずはシンプルに「仕事ができる」と聞くとどんなイメージが思い浮かぶか、聞いてました。

「レスポンスが早い」
「ミスしない。ドクターXの『私、失敗しないので』みたいな」
「話すことに説得力がある」
「能動的」
「判断が早くて、かつ、正確」
「情報処理が早い」
「仕事の根回しが上手い」
「コミュ強のイメージがある」

「ここまで聞いて思ったのは、こういった特徴をひとつだけじゃなくて、複数持っていると、そう言われやすい」

「実際の仕事の能力とは関係なく、見た目から『あの人は仕事ができる』って周りが勝手に思い込むことがある」

「『無能の鷹』ってマンガがまさにそれでした。見るからに仕事できる風なのに、仕事が全然できない女性が主人公」

「『あの人、仕事ができそうなのにできないよね』って嫌味は聞いたことあります」

「業種にもよるかもしれないけれど、ひとつのことにものすごく秀でているよりは、広い分野でそれなりに優秀な人が言われやすいイメージ。総合力が高い人」

業種による、というのは前提として、様々なイメージが挙がりました。
早いという単語が複数出ているので、仕事の早さはわかりやすい要素のようです。
一点だけ強いより、複数の分野で優秀なほうが、そんなイメージを持たれやすいのかも。
また、見た目だけでそう思われるケースもあることから、容姿や振る舞いとの関係性もありそうです。

【参考】
はんざき朝未『無能の鷹』
https://comic-days.com/episode/10834108156680395853

仕事ができない人のイメージは?

仕事ができる人の特徴が集まりました。仕事ができない人のイメージは、この真逆になるのでしょうか?

「同じミスを繰り返しちゃう」
「指示通りにできない」
「きちんと確認せず、独断で動いて、あとで迷惑をかける人」
「覚えが悪いと、そう感じちゃう」

仕事ができるイメージでは「早さ」が多く上がっていました。
仕事に時間がかかる人は、仕事ができないって言われやすいのでしょうか?

「ケースバイケース、だと思います。業種によっては遅くてもきちんとやれば良い」

「納期より早く上げても、仕事ができる感じにはならないかも。ただ、納期を過ぎるのは明らかにNGなので、仕事ができないとなってしまう」

「能動的で、仕事が早かったとしても、結果として判断が間違っていたら仕事ができないことになる」

どうやら、仕事ができる・できないは正反対の関係にあるわけではなさそうです。

では、以前の対話でも扱った、コミュニケーション能力についてはどうでしょうか?

仕事できる人とコミュ力の関係は?

コミュ力は関係する?

「必ずしも関係はしない、かな」
「業務上、最低限のコミュニケーションができれば十分だと思います」
「職種によるけど、コミュ強である必要はない。仕事の結果が一番大切」

おしゃべり上手であることより、的確な業務連絡が必要、という感じのようです。

最初に、テレビドラマ「ドクターX」の例えが出ました。
お仕事ドラマでは、仕事はできるけど正確に難あり、というキャラがよく出てきます。

仕事ができるけど嫌な人って、どう?

「いるよね……」
「性格と、仕事ができるかは無関係」
「いるけど、憧れないです」
「中間管理職に多いイメージがあります」

「管理職には、人望がある人じゃないとなれないと思っていました」
「そこそこの規模の企業なら、性格に多少問題があっても、管理職に選ばれる人もいます。部下からの人望よりも、仕事の実力が優先されることは、まあまああるかと」
「取引先との仕事の結果と、人望や育成能力は、直接関係がなかったり……」

なるほど、仕事ができることと、部下から慕われるかは無関係なんですね……。

仕事ができない人は、仕事ができる人になれる?

「大丈夫、なれるよ!とは言いづらい……」
「元からの能力に依るところが大きいと思う」
「できない人、って言われないレベルには、なれる」

「転職すれば、なれる、かも。誰でも、自分に合った環境に行かないと、評価してもらえない」

「仕事できると言われていた人が、転職先で仕事ができないと評価されることは普通にありえる」

「仕事ができると評価されるためには、その人に合った業務と、きちんと評価してくれる上司や同僚が揃わないと無理な気がしてきた」

どこで働くかで、かなり左右される、とのこと。
能力云々よりも、自分に合った職場で働くことが、実は大切なのかも。

このあたりで、時間いっぱいとなりました。

第5回の板書

「仕事ができる」とは、個人の能力だけで決まるわけではなく、職場や同僚との相性で評価が定まるものなのかもしれません。

また、「仕事ができない」と言われて悩んでいる人には、ヒントになりそうな学びがありました。

次回は2023年1月28日(土)開催。
テーマは「親孝行とは?」です!

http://peatix.com/event/3430572

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