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ステイテンプルな日々〜頼もしきお弟子さんの巻〜

歴史的な大掃除「ジャブ作戦」のパートナー

歴史的な大掃除「ジャブ作戦」。※詳しくは以前の投稿をご参照下さい。

https://note.com/taisyun1022/n/n829cfd449dbb

本堂建替に向け、現在の本堂と付属棟などを今秋に解体するための準備を進めなければならない当山。年頭の予定では、GW頃に大人数で集って、大掛かりに堂内各所を一気に整理するつもりでしたが、ウイルスの関係で実施困難に。

解体前の準備は滞らせるわけにもいかないので、一人であっても作業を進めなければと意気込んでいましたが、現実は中々難しく、立て込む法務(葬儀・法事など)との両立は難易度が高いものでした。

そのような中、奇運が巡り来まして、拙僧はお弟子さんを迎えることに。作業の上で心強いパートナーを得て、ジャブ作戦は加速度的にはかどることになりました。

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元ボディービルダーのお弟子さん

お弟子さんの太陽さん。本年2月まで岩手で新聞販売店を経営されていらっしゃいましたが、ご縁整い出家されることになりました。出家の儀式である得度式(とくどしき)を令和2年3月25日に、東京の護国寺で終えられ、現在は週末の土日にお寺においで頂いています。

何と元ボディービルダーなんです。筋肉の鎧をまとわれた心優しきヒジリです。法螺貝を吹くことが出来ます。全国各所の寺社仏閣の巡礼を長年続けられており「お遍路ニスト」とも呼ばれています。

お弟子さんをお迎えしたおかげで、拙僧が法務の間も、同時並行で諸作業を進行出来るようになりました。本堂で法務をしている最中は、お弟子さんには解体予定の付属棟内書庫から大量の書籍を運び出して頂いたり、処分することになった物品の整理などして頂いたり。素晴らしい人財を迎えられたことに、心から感謝です。

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外して磨いて運び出す

普賢院本堂には大小約200もの額が掲げられていました。額を片付ける作業は、引越作業の中でも最も時間がかかるだろうと見込んでいました。その額を少しずつ外して、汚れを落として、倉庫へ運ぶ。何度も何度も本堂と倉庫を行ったり来たり。

額を外すのも一苦労ですが、長年のホコリがたまり、線香のヤニでいぶされた各種額を拭き清めるのも一苦労です。拭き終えると本堂裏の倉庫へ運び出すのですが、通路の傾斜とカーブが絶妙でして、何往復もしてると足腰にかなりの負担が。。。全身筋肉痛状態がしばらく続きましたが、おかげで身体はかなり鍛えられたように感じています。

本堂裏の倉庫は、本堂建替を機に本年3月に完成したものです。約20坪(約60㎡)の広さです。倉庫としての役割を大いに果たしていまして、現時点で物が大分納められました。それらは全てジャブ作戦で運び込まれた物です。まだまだ先は長いのですが、倉庫に沢山の物が納められてきた光景を見ると、何だか感慨深いものを感じてしまいます。まだまだ先は長いのですが、ここまでよく来られたなと、しみじみ感じてしまいます。

充実感を伴いながら、はかどってきた歴史的な大掃除。外出自粛のお寺生活“ステイテンプル”な日々は、普賢院にとって大きな意味を持つものになったと感じます。

つづく

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