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僕は酒造りの美しさに魅了されてWantedlyを卒業しました。

このたび、約3年間お世話になったWantedlyを退職することになりました。こうゆう文章を書くのは別に上手くもないですが、Wantedlyを通して関わった方々に感謝を伝えたかったし、あわよくばこれからも共感して頂けた方々と一緒にプロジェクトをしたりしていきたいので、「退職に至るまでの自分の想い」を素直に書いてみることにしました。

当たり前にヒリヒリする仕事ができる環境

まず何よりも言いたいことは、辞めたとはいえWantedlyは僕にとって最高の場所だったということ。そして自分で言うなって感じですが、Wantedlyの中で誰よりも幸運に恵まれていたんじゃないかな、と思っています。笑
というのも、僕がWantedlyにジョインしたのは2016年7月。2015年4月に新卒で入社した楽天を約1年で辞めていました。新卒同然で何の実力もなかった僕ですが、3年弱の間に沢山貴重な経験をさせてもらいました。
(▼「思い出に残っていること」を書いてみました)

✔︎ インターン生達とインサイドセールスチームの組成、オペレーション構築
✔︎ 上場前のプライシング見直しやCRM導入
✔︎ 名刺に「地方創生担当」と勝手に名乗って(後で怒られた)自治体さんとの連携事業推進
✔︎ 大学や高校などの教育機関さんとの連携事業推進(後々“Wantedly Education Program”に)
✔︎ Dreamforce参戦(皆に遊びだと思われたサンフランシスコ出張)
✔︎ カスタマーサクセスチームの立ち上げ、事業部最年少マネージャー
✔︎ ユーザーコミュニティの立ち上げ、運営

挙げればキリがないけれど、Wantedlyで仕事をしている時間は基本「シビれるなー」と思いながら過ごせていたことは間違いないです。
やりたいことには全部手を挙げて(時には勝手に動いて)、その分死ぬ気で結果を出しにいって。という繰り返しを当たり前にさせてもらえる環境が最高に幸せでした。

特に思い出深いのは、上場前にプライシングの変更をして営業オペレーションをガラッと変えた時。事前に変更後のシミュレーションをしてみたりもしたけど、正直そんなのあってないようなもので、いかに自分たちの選択を正解にできるかの戦いでした。
「これ、業績傾いたら完全に自分らのせいだよね」と言い合いながら、当時マーケをやっていたバンダイくんと休日返上で血眼になって働いていた時は本当に胃がキリキリしました。

Wantedlyのミッションと向き合う

そんな楽しい毎日を送らせてもらっていたWantedlyとは、そもそも何を目指している会社か。
詳しくはHPをご確認頂きたいのですが、一言で言うと「シゴトでココロオドルひとをふやす」というエモいミッションを掲げ、Web上のマッチングプラットフォームの運営などをしている会社です。
▼WantedlyのHP
https://wantedlyinc.com/ja

僕も過去の経験から教育に強い関心を持ち、「社会人になる前の若者の仕事観やキャリア観に影響を与えたい(選択肢を増やしたい)。Wantedlyならそれができる」と信じて入社しました。
もうちょっと別の言い方をすると、「誰もが同じ価値観(例えば「良い大学に入って良い会社に入る」とか)に縛られることなく自分の美学を持ち、それに素直に従ったシゴトができる社会をつくれたら」ということを思いながら仕事をしていました。

そんな熱いミッションに共感しながらも、常に自分の中でこんな問いを抱くようになりました。
「そんなミッションを掲げている会社の一員である自分が『美しいと思うもの=命を使いたいもの』は何なのか。」
もちろんこの会社でのミッションの実現に命を使いたいと思っていたものの、僕にとって一番最初に出てきた答えが「酒づくり」だったのです。

“複業”は選択できなかった

「僕が美しいと思うものは『酒づくり』だ、やるぞ!」と決意したときに取れる行動は2つ。

✔︎ Wantedlyでもやりたいことを続けながら酒づくりもする(複業)
✔︎ 酒づくりだけにコミットする(独立)

前者の選択肢の方がリスクも少ないし、自分が欲しいもの全部を手に入れられる気がするし、あと何となく”今っぽい”。そんな思いもあったのですが、今回はどうしても「覚悟を決める」ということを大事にしたかったんだと思います。
自分の中で、「全てを捧げてきたつもりのWantedlyへのコミットメントを減らして酒づくりをするなんて不義理だ」という古臭い考えに取り憑かれ、卒業することを選択しました。

自分が美しいと思うものに命を使っていたい

ちょっと僕としては文章が長くなってきたので、「酒づくりの何に美しさを感じるのか」は機会があれば改めて整理したいと思います。
ただとにかく、やりたい仕事に没頭する日々を経て思ったのは「自分が美しいと思うものにできる限り命を使っていたい」ということ。
これがWantedlyで約3年間仕事をしてきた自分の素直な感情で、こらからもそれに向き合っておもしろく価値のある事業を展開できたらと思います。

最後に。こんな自分勝手な選択を応援して送り出してくれたWantedlyの皆さん、そしてお世話になった企業や自治体、教育機関の皆様、一緒に楽しい仕事をさせて頂き本当にありがとうございました。
またどこかで何か面白い交わり方ができると嬉しいです!これからもよろしくお願いします!!

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