何故に失敗を認めれないのか・・・そんな能力が無い~のが天皇日本と欧米。

上記文抜粋
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マイケル・オークショットの書評(1949年)、O.S.ウォーコップ『合理性への逸脱』1948年

以下は、Times Literary Supplement(15 January,1949), 45 に掲載されたマイケル・オークショット書評の日本語訳です。
※英語原文は、Michael Oakeshott's Review(1949), O.S.Wauchope, Deviation into Sense, 1948: 本に溺れたい へどうぞ。

書評本
Oswald Stewart Wauchope, Deviation into Sense: the Nature of Explanation.
London, Faber and Faber, 1948.
〔邦訳 O.S.ウォーコップ/深瀬基寛訳『ものの考え方:合理性への逸脱』昭和26年、弘文堂/昭和59年、講談社学術文庫 〕

◆ブログ主による注釈
 20世紀における最も重要な政治哲学者の一人である、マイケル・オークショット(Michael Oakeshott)は、無類の書痴で、生涯に夥しい reviews を残しています。
そのうちの一つに、なんと、故深瀬基寛氏が昭和26年に訳出した、O.S.ウォーコップ『ものの考え方 ー合理性への逸脱』弘文堂(のちに講談社学術文庫から復刊)の原本に対して、Times Literary Supplement上にreviewを書いていました。本書は、Faber & Faber,London という超一流の出版社(T.S.Eliotが学芸部門のdirectorをやっていた)から出されていたのですから、当時のLondonの知識人社会で多少は耳目を引いたと思うのですが、ほとんど無視され、何の知的痕跡も残しませんでした。
分析哲学真っ盛りの当時の英米哲学では、こういう本は全く受けなかった訳です。4年のタイムラグで持ち込まれた二人の作家、オーウェルの『動物農場』をrejectして、全く無名の Wauchope の出版を決断したのはおそらく Eliot です。売れる筈のオーウェルを没にし、まあ売れないだろうウォーコップの出版決定をするとは、T.S. Eliotの偏屈さと聡明さをともに象徴しているとも言えそうです。
ま、そのおかげで、日本では素晴らしい訳が出て、それが、故安永浩氏の著作を通じて日本の精神医学界に安永ファントム空間理論へと大きな知脈を残しています。これも、「選択的親和性 Die Wahlverwandtshaften/Elective Affinities」(Max Weber)の事例だと思います。この Oakeshott の review は、Wauchope の提出した議論の面白さ、重大さを認識はしています。しかし、迷っている節があります。本書の反時代的偉大さにさすがの Oakeshott も決定的な支持を明確にはしていないようです。本書評はこう結ばれています。「しかし、読者が細部の誤りや支離滅裂さを嘆くことがあろうとも、本書はそのような誤りが致命的となる類の本ではない。 この本には、もっと重大な誤りにも耐えうるだけの天才と、十二分な生命力がある。」
 西欧人、西欧の学知は、「合理性へ逸脱してしまった」という議論ですので、いまでも西欧人は嫌な顔をしそうです。非西欧人は本書をじっくり読んだ方がよいと思います。その呼び水になれば嬉しいです。


 哲学の真のアマチュア、つまり、変人でもなく、規律にうるさいわけでもなく、異分野の専門性(政治や自然科学など)の装置をすべて携えて哲学にやってくるわけでもない、プロフェッショナルではない哲学者は稀である。しかし、彼が登場すれば、たいてい傾聴に値する。ウォーコップ氏はこの種の哲学者である。彼は決して他の哲学者が何を考えてきたかを知らないわけではないし、彼が時々示唆するほど哲学史から独立しているわけでもない。また、彼は決して内輪の哲学者ではなく、厳密なゲームを知らないわけでもない。しかし、彼の著書が哲学に興味を持つ人々に興奮と喜びをもって読まれるのは、その学識や論理的鋭さのためではなく、紛れもなく自然な哲学者としてのアニマが反映されているからである。本書はシンプルであると同時に深遠であり、長年の静かな読書と考察の賜物であることは明らかである。本書は暫定的なものではなく、すべての大胆で明晰な思考に属する控えめな教条主義で書かれているが、哲学のあまりに曲がりくねった文献には珍しい新鮮さと優美さをもって書かれている。
 彼の言によれば、
「哲学の仕事は、常にそうであったように、現実のすべての多様性を、理解された全体の部分として見ることができるような立場を見つけることである。もしそれが真実であれば、すべてがありのままになるようなことを言うことである」。
残念なことに、哲学者たちは『主観的要因』、つまり考える人間を結論から排除することができれば、(世界を理解するような)知的作業が最良の結果をもたらすという思い込みの誤りに陥ってしまったので、この事業は失敗に終わってしまったと彼は続ける。理解可能で「絶対的に客観的」な世界を見出そうとするプロジェクトは、哲学的事業の邪悪な精神であった。この非難は、実証主義のより粗雑な形態にのみ十分に値するものであるとしても、おそらくはいささか大げさにすぎる。
そして、もしこの誤りが禁じられ、哲学者たちがまったく新しいスタートを切れば、私たち人類は「自分たちが何であり、何についての存在であるかに、きっぱりと決着をつける」ことができるようになるだろうという考え方も、哲学的楽観主義としてはいささかロマンチックにすぎるかもしれない。

しかし、ウォーコップ氏が自らの教義の解説を始めると、こうした初期の誇張に見られる素人的な奇抜さはすぐに忘れ去られる。
「現実を構成するものは、心/物質、自己/非自己、主観/客観である」とは、要するに経験である。
物質そのものは実体がないため理解できない。あるのは「出来事」だけであり、心と物質は結合している。哲学的説明の目的は、この結合を堅持し、それを理解可能にすることである。経験における自己は「生きている」。
しかし、「生きている」という意味は、「死んでいない」という「論理的」な意味に限定されてきた。生きているという活動は、死を避ける、あるいは遅らせるという理性的で目的意識のある防衛的な活動に限定され、死を避ける活動の共同体的な戦術が(道徳という名のもとに)人類の主な関心と忠誠を集めてきた。
「生きている」という「論理的」意味は、最も重要な意味ではないので、これは残念なことである。「生きている」というのは第一義的な意味であり、「死んでいる」というのは単に「生きていない」という意味ではなく、「生きることをやめた」という意味である。
このことは、生きている自己の活動は単に死を避けることではなく、「生きる」ことと「死を避ける」ことの二重の意味を持っていることを示唆している。私たちの活動の多くは、死を避けるという観点からは説明できない。
さらに言えば、目的のある防衛的な活動は、正しく言えば、目的のない「生きる」活動に従属する。 私たちが死を避けるのは、それ自体のためではなく、「生きる」ためなのだ。言い換えれば、「生きる活動」は魂の主要な活動であり、理性的で防衛的な活動ー合理性ーはそこから逸脱したものなのである。
さて、ウォーコップ氏についてこの丘の頂上まで行く覚悟を決めたとしたらーそしてその登り口での彼の話は最も説得力があるー、私たちの目の前に広がるのは、ブレイクが私たちに提示している世界とは似ても似つかない、「主観的自己」の価値観(例えば、自然発生的な愛情)が第一義的であり、理性的で道徳的な行動という死を回避する価値観が第二義的で派生的な世界であることに気づくだろう。
しかし、ウォーコップ氏はマニ教信者ではない。心と結びついた物質は悪ではないし、死を回避する活動への逸脱は、それが逸脱であると認識される限り正当である。人間生活の問題は、いかにして生き延びるか、いかにして死を回避する活動から自己を解放するかではなく、いかにして自己の二つの活動の適切なバランスを保つかにある。
そして、この問題を解決する上で我々が被るハンディキャップは、死を避ける活動が第一で、「生きること」は第二であるという誤った思い込みである。
ウォーコップ氏の手にかかると、このすべてが政治理論として開花する。「現代文明の気紛れさ、その低俗さ、『一般善』のために自発性と個性の領域を絶えず略奪すること、そのいじめのような社会性は、そのアンバランスさ、善良な理性と死に対する病的な偏執の結果である」。
彼は他の作家に言及することはほとんどないが、読んでいるうちにある種の親和性に気付くのは、哲学者中、ホッブズから何らかの影響を受けているのではないかということである。実際、ホッブズ自身が、死への恐怖に邪魔されることなく、より積極的な幸福の教義を発展させることができれば、このような哲学を思いついたかもしれない。
本書は、哲学的文学の偉大な神話と比肩し得る、繊細で魅力的で深遠な寓話で締めくくられている。 ウォーコップ氏の議論をこのように簡単に説明したところで、その多様性と力強さ、そして読者がそれに従う興奮を正当に評価することにはならない。
しかし、その興奮が終ると、いくつかの疑問が現れても不思議ではないだろう。 一般的な形而上学的立場は、かつて客観的観念論と呼ばれていたものの一形態であり、非常に立派な教義ではある。
しかし、ここで提示されている倫理的教義が、自然主義のより粗雑な誤りをも回避していると確信するのは難しい。
「生命」と「生きている行動」の概念は依然として不明瞭である。また、「主観的な自己」、つまり、この議論の多くの根拠となっている「自己でないものから隔離された自己」という概念が、あまりに単純に、あまりに性急に到達されていないかどうかについても疑問の余地がある。
実際、彼の議論の多くが依拠する自己の「主観性」は、実証されたり論証されたりするよりも、むしろ仮定されている。しかし、読者が細部の誤りや支離滅裂さを嘆くことがあろうとも、本書はそのような誤りが致命的となる類の本ではない。 この本には、もっと重大な誤りにも耐えうるだけの天才と、十二分な生命力がある。


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抜粋終わり

合理性への逸脱。

だよね・・・・それなので、「合理的ではない」って現実を拒否する・・・それが西欧と天皇人の狂気なのである。


「合理性への逸脱」は、、「事実を受けれる能力」を大変減退させる。

事実を知れば未来を築ける

今、私たちにとってとにかく大切なことは、これまでの事実を知ること以外にありません。事実を知れば未来を築けます。流れはそうなっているように思います。

でも、「負けを認める」って現実を認めれない。

一因は「合理性への逸脱」ゆえに・・・


上記文抜粋
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西側エリートが負けを認めるのは困難


以下、いくらかの振り返りのために、今まで引用してきた三人の識者の発言を列挙する(順不同)。


◾️ミアシャイマー「ネタニヤフの重大な過ち」John J. Mearsheimer: Netanyahu’s Grave Mistakes

interviewed by Judge Andrew Napolitano 2024/8/02 YouTube (01:38~)

世界中のほとんどの人々は、基本的にイスラエルロビーが議会を所有し、彼らが望むものはほとんど何でも手に入れることができることを十分に理解している。

◾️ミアシャイマー「イスラエルロビーと米国の政策」講演(2017年3月24日)

What Has Changed Since Publication of The Israel Lobby and What the New Administration Can Do Differently 、JOHN MEARSHEIMER ON MARCH 30, 2017

米国はイスラエルと、 現代史上類を見ない特別な関係にあり、それはほとんどロビー活動によるものである。(…) 援助は無条件に与えられる。言い換えれば、 イスラエルはヨルダン川西岸に入植地を建設するなど、 米国が反対することをしても援助を受けられるのだ。米国がほとんどあらゆる場面でイスラエルの行動を擁護することに深くコミットしている事態に気づかないのは、目も耳も不自由な人だけだろう。


◾️ミアシャイマー「失敗する運命ーーリベラルな国際秩序の興亡」Bound to Fail

The Rise and Fall of the Liberal International Order. John J. Mearsheimer 2019

「秩序」とは、加盟国間の相互作用を管理するのに役立つ国際機関の組織的なグループのことである。秩序には必ずしも世界のすべての国が含まれるわけではないため、秩序は加盟国が非加盟国に対処する助けにもなる。さらに、秩序は地域的または世界的な広がりを持つ制度で構成されることもある。大国は秩序を創造し、管理する。秩序の構成要素である国際制度は、事実上、大国が考案し、従うことに合意したルールである。ルールは許容される行動と許容されない行動を規定する。当然のことながら、大国は自分たちの利益になるようにルールを作成する。しかし、そのルールが支配国家の重大な利益と一致しない場合、支配国家はそのルールを無視するか書き換えてしまう。


◾️ミアシャイマー「バイデンの白紙委任状」John J. Mearsheimer: Biden's Blank Check, in an interview with Judge Napolitano, March 27, 2024.

われわれが望めばこの戦争を簡単に止めることができる。しかし実際のところ、ジョー・バイデンは戦争を終わらせたくはないのだ、彼がイスラエルに圧力をかけないのなら。彼はイスラエルに深刻な圧力をかけようとしない。

拘束力のある決議と拘束力のない決議が結びついた今回の事件は、イスラエルがほとんど何でもできるということを浮き彫りにした。イスラエルはやりたい放題だ。われわれはそれについてたくさん吠えるだろうが、結局のところ、私たちはイスラエルに真剣な圧力をかける気はないということだ。


◾️ミアシャイマー「西側諸国はいかにしてロシアを挑発したか」John J Mearsheimer: How the West Provoked Russia in an interview with Judge Napolitano 2024年3月23日

私は国家安全保障や外交政策に携わるウクライナ人のほとんどが自分達の時代が終わりつつある事に気づいている事に賭けている。西側諸国でも政治エリートの大半はウクライナが敗北しロシアが勝利することに気づいているはずだ。
しかし今はそれを公に認めたくないのだ。ロシアの勝利はウクライナだけでなく西側諸国にとっても敗北を意味する。だからこそ必死にそれを避けようとしている。しかしそれが成功することはないだろう。

西側エリートが負けを認めるのは困難だろうよ、認めたら犯罪人となって裁判にかけられるだろうから。だから彼らは世界大戦を選択するほかないんじゃないかね


ジェフリー・サックスやマイケル・ハドソンの言っていることも、演繹すれば同様な結論に達するね


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◾️ジェフリー・サックス「ウクライナは最新のネオコン大災害」Ukraine is the latest neocon disaster By Jeffrey Sachs June 28, 2022

ネオコンの主要なメッセージは、米国は世界のあらゆる地域で軍事的に優位に立たなければならず、いつの日か米国の世界または地域の支配に挑戦する可能性のある地域の新興勢力、特にロシアと中国に立ち向かわなければならない、というものである。この目的のために、米国の軍事力は世界中の何百もの軍事基地にあらかじめ配置され、米国は必要に応じて選択の戦争を導く準備をしなければならない。国連は、米国の目的に役立つときだけ、米国が利用するものだ。


◾️ジェフリー・サックス「米国覇権の死は平和をもたらすか、それとも第三次世界大戦をもたらすか?」Jefferey Sachs: Will the Death of U.S. Hegemony Lead to Peace―Or World War III? in an interview with Mike Billington, May 15, 2024.

米国ーー私がこの語で意味するのは、軍産複合体、つまり安全保障機構・情報機関・国防総省・軍需企業、そして議会における彼らの支持者たちからなる少数の権力者たちだが、彼らが考える米国の覇権を維持したいと考えている。〔・・・〕構造的に、米国の安全保障体制は覇権を求めて戦っており、世界大戦を引き起こす可能性がある。


◾️ジェフリー・サックス「イスラエルに従属するアメリカ」Jeffrey Sachs: US Subservient to Israel、interview with Judge Napolitano , July 31, 2024.

イスラエルロビーは選挙資金や多くの議員の愚かさと無知さを通じて、イスラエルのジェノサイドのために何百億ドル、何千億ドルもの武器を購入してきた。これらのいわゆる議員の多くがいかに無知であるかを過小評価すべきではない。私たちはそれをはっきりと見たと思う。これは私たちの目の前で起こっているアメリカ政治の崩壊だ。


◼️ジェフリー・サックス「アジア太平洋NATO:戦争の炎をあおる」 2023年7月10日

An Asia-Pacific NATO: Fanning the Flames of War Jeffrey Sachs July 10, 2023

軍産複合体とその企業ロビーは、私が教えている東海岸の大学を乗っ取っている。私はハーバード大学で20年以上教え、現在はコロンビア大学で教えている。大学における情報機関の影響力は、私の経験では前例がない。 これらはすべて、あまり世間に知られることなく、ほとんどサイレント・クーデターのように起こっている。 議論もなく、公の政治もなく、正直さもなく、文書も公開されていない。すべてが秘密であり、機密であり、少しミステリアスである。 私はたまたま世界中の国家元首や閣僚と関わる経済学者であるため、公式の「物語」や蔓延する嘘を突き通すのに役立つ多くのことを聞き、多くのことを目にしている。


◾️ジェフリー・サックス「アメリカの地政学的地位は崩壊しつつある」2024年5月17日

America’s geopolitical position is crumbling By Jeffrey D. Sachs May 17, 2024

リクード党(党首ネタニヤフ)の戦術的信念は、米国はどんな状況でも常にそこにいるということだ。なぜなら、イスラエルロビー(ユダヤとキリスト教福音派の両方)と米国の軍産複合体は常にそこにいるからだ。リクードの賭けは過去に常に成功しており、彼らはそれが将来も成功すると信じている。確かに、イスラエルの暴力的過激主義はバイデンへの米国の若い有権者の支持を失わせるだろうが、もしそうなれば、それは単に11月のトランプの選挙勝利を意味するだけなので、リクードにとってはなおさら良いことだ。


◾️ジェフリー・サックス「イスラエルはどう変わったか」Jeffrey Sachs, How Israel Has Changed in an interview with Judge Napolitano, May 20, 2024.

私たちはCIA、 国家安全保障会議、 ペンタゴン、 大手武器請負業者が外交政策を決定する帝国主義国家に住んでおり、議会は軍産複合体からの巨額の選挙資金提供によってほぼ完全に従属しています。 つまり、私たちはアメリカ国民の価値観ではない外交政策を持つ帝国主義国家に住んでいます。

そのような国に住んでいると、政府が毎日嘘をつくためには何よりも秘密が必要です。そのような状況では、嘘を暴露する者は最悪の敵となりなす。嘘を作る者でも物語を語る者でもなく、政府の視点では嘘を暴露する者が最悪の敵なのです。


◾️ジェフリー・サックス「JFK、陰謀論、イスラエルとパレスチナ、そしてガザでの戦争の終結」Jeffrey Sachs: JFK, Conspiracy Theories, Israel-Palestine, and Ending the War in Gaza in an interview with Robinson Erhardt, April 7, 2024.

陰謀とは、犯罪を犯したり国際法に違反したりするために集団で集まることを意味します。これは広く行われています。陰謀論はそれ自体が異端であったり馬鹿げているという考えは誤った理解です。

我が国の政府は常に陰謀を企て、国際法を常に侵害しています。そして、そのたびに、それは一人の人間の行為ではなく、国際法を侵害する集団の行為であるため、それ自体が陰謀なのです。

さて、陰謀論者や陰謀論を信じる人は頭がおかしいという考えを広めたのは誰でしょうか? そうです、陰謀を企てる人たちです。米国政府は、陰謀を信じる者は異端者か異端者を超えていると私たちに信じさせようとしているが、米国政府は明らかに常に陰謀を犯しています。

CIA の活動面では、何を生業としていると思いますか? 政府を転覆させること、政府を転覆させようとすることです。それは陰謀です。それは非主流ではなく、核心です。


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◾️マイケル・ハドソン「米国の共犯:イスラエル、援助、そして議員の循環フロー」US Complicit: Israel, Aid and the Congressman’s Circular Flow By Michael Hudson, August 1, 2024

イスラエルは選挙資金提供者を通じて米国議会を買収している。 しかし、そこには循環的な流れがある。 議会はイスラエルに援助を与える。 イスラエルは得た援助の一部を使って、議員たちに支払うロビー活動に還元する。 つまり、彼らがイスラエルに与えるものはすべて、その一部が彼らの懐に入るのだ。 これが、市民連合とそれに関連するもののせいで、私たちが持っている循環の流れです。 つまり、機能不全に陥ったアメリカのシステムが腐敗しているのだ。


◾️マイケル・ハドソン「警察国家の触手としての大学」2024年4月29日

Universities as Tentacles of the Police State By Michael Hudson, April 29, 2024

議会はイスラエルに莫大な補助金を与え、イスラエルはその一部を献金者に奉仕する政治家の選挙キャンペーンに再利用している。 これは、ウクライナが米国の「援助」を利用する際に、資金力のあるロビー団体を設立して顧客の政治家を支援するのと同じ方針である。


◾️マイケル・ハドソン「ドル覇権の愚かな運命」

The Dumb Luck of Dollar Hegemony, Michael Hudson, November 26, 2023

歴史家は、バイデンはおそらく現代史上最悪の大統領であり、オバマよりもひどいと言うだろう。 しかし実際はバイデンの問題ではない。というのも、バイデンは、彼の背後にいるディープステート全体のフロントマン、ネオコン・グループ全体のフロントマンに過ぎないからだ。そのまさにネオコンのメンタリティが、好戦的な金融資本主義の最後のあがきであり、米国全体の計画を自己破壊させるものだ。 ロシアや他の国々を切り刻み、分割し、征服する代わりに、彼らはロシアではなくアメリカを孤立させた。 ドル圏とともにヨーロッパを孤立させた。 そして、世界の他の国々全体を統合し、彼らには全く異なる方向にある共通の未来があることを悟らせたのだ。

◾️マイケル・ハドソン「金融資本主義の自己破壊的性質」Finance Capitalism's Self-Destructive Nature By Michael Hudson July 18, 2022

金融資本主義とは、上位1%に属する人がいかにしてタダ飯を手に入れるかということだ。


◾️ジル・スタインとマイケル・ハドソン「エリート帝国主義の白黒」 2024年5月18日

The Black & White of Elite Imperialism with Jill Stein by MICHAEL HUDSON May 18, 2024

ジル・スタイン:……私たちは今、経済エリートが政治エリートに命令を下しているような悪循環の中にいます。そして多くの場合、経済エリート自身が政治エリートであり、私たちの政治システムに入り込む億万長者なのです。そして、政治システムの内部で、彼らは富と寡頭政治家の利益をさらに集中させる政策を生み出しているのです。つまり、私たちは現在、寡頭政治と帝国主義の状況にあります。〔・・・〕

マイケル・ハドソン: そうですね、基本的に本当の有権者は寄付者層、つまりあなたが言った億万長者です。なぜなら、彼らは候補者を支援するために資金を提供することができるからです。お金でテレビの時間を買い、投票用紙に署名を集める人を雇うのです。 オリガルヒのための民主主義とも言えますが、それは寡頭政治と呼ばれるものです。 選挙で選ばれたわけでもない億万長者たちが、誰を支持するかによって予備選の投票権を決めるだけでなく、CIA、NSA、FBI、ディープ・ステート(深層国家)のような秘密政府も存在します。

◾️マイケル・ハドソン「軍を通じてのドルの海外送金」2023年6月12日

Sending Dollars Abroad … via the Military By Michael Hudson, June 12, 2023

ーーバイデン政権に、 脱ドル化のプロセスを止めるための、直接的な軍事介入以外の手段はありますか?

いいえ、 今のアメリカには軍事介入しかありません。硬直しています。アメリカは長年、 核兵器に多大な投資をしてきたため、 徴兵制を復活させ、 武装した軍隊を他国に侵攻させることはできません。 ベトナム戦争の時のように、学生の抗議が起きるからです。2015年の米国支援のクーデター後にウクライナ人がやってきているような自殺行為の戦争を、 他の国にもやらせることができない限り、 米国が本当に軍事的に戦うことができるのは核兵器だけなのです。しかし、他の国をウクライナのようなことをやらせるのは難しそうだ。 台湾人がそんなことをやりそうにない。 日本人だけがやる可能性がある。

◾️マイケル・ハドソン「なぜ米国はイスラエルを支持するのか?」Why does the US support Israel? By Michael Hudson 2023/11/12

私たちが目にしているのは、ウクライナ人最後の一人までロシアと戦い、イスラエル人最後の一人までイランと戦うという脅迫である。さらに米国は台湾に武器を送り、中国に対して最後の台湾人まで戦いたくないか、と言おうとしている。それが世界中で行われている米国の戦略である。
自国の支配のために他国を煽って戦争をさせようとしているのだ。〔・・・〕

イスラエル、そしてガザでの全攻撃をめぐってニュースになっていることは、サラエボでの銃撃戦が第一次世界大戦の始まりであり、セルビアでの銃撃戦がすべての始まりであったように、この戦争の序章、引き金にすぎない。

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抜粋終わり

「負けを認める」能力も無い上に、負けたら確実に「戦犯」として処断されるのが、欧米セレブ&天皇

そりゃ、認めれないは・・・・やはり「天皇さえもさすらいぞする」だは。

上記文抜粋
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No. 2254 バンザイ!

投稿日時: 2024年8月30日

BANZAI!

日本が核武装へ

by Declan Hayes

日本人は、辞世の句を書くのをやめ、いまだに日本を荒らしまわっているヤンキーたちをいかに追い出すかを考えるべきだ。

東京での最近の会合で、米国の戦争屋アンソニー・ブリンケンとロイド・オースティンは、日本の外務大臣と防衛大臣とともに共同声明{1}を発表し、米国とその従属国である日本は「法の支配に基づく、自由で開かれた国際秩序を維持し保護するために、肩を並べて立ち、この目標の達成に向けて同盟国およびパートナー国との協力を強化する」と述べた。「米国は、日米安全保障条約第5条に基づき、日本の防衛に対して核を含むあらゆる能力を活用した揺るぎないコミットメントを再確認した」とあるように、この共同声明は、日本と米国が「近隣諸国の最近の動きによって引き起こされた、ますます厳しさを増す安全保障環境」に直面する構えであることを確認するものであり、両国が主に念頭に置いているのは中国である。


主な標的は中国だが、ロシアや、遠く離れたイエメンのフーシ派も共同声明の照準に入っている。この無責任な恫喝のつけを誰が払うかという場面になるまで、これはすべて良いことなのだ。もちろん、責任を押し付けられるのは日本であり、米国が要求し、三島由紀夫のようなピエロがそれを過小評価しても日本と日本に残っているカミカゼ精神にとっては非常に深刻な結果をもたらす。

ここで言いたいのは、日本は日本の利益のために働くべきであり、米国の主人たちの利益のために働くべきではないということだ。しかし共同声明はそうではない。25万人の自衛隊員は、現在日本に駐留している5万5千人の米兵と共に6,200キロ以上離れたハワイのホノルルにある米軍インド太平洋軍の直接統制下に置かれることが明らかになったのだ。

理解してほしいのは、日本は今や韓国や台湾とともにグアムのような存在であり、サーフィン天国であるマカハやワイメア・ベイにたむろする米太平洋軍の前方基地だということだ。そして米国のご主人様がカウアイ島、マウイ島、オアフ島で波乗りを楽しんでいる間、神風特攻隊は関東平野と関西平野が地図から消し去られた後、中国を消滅させることになっている。そしてこれだけでも十分ひどい話なのに、日本人はこの米国の詐欺にまたしても法外な代金を支払うことになっているのだ。

彼らの共同発表の一部として、日本は深刻な不況に陥っているのに、また、デュアルユース技術における日本の比較優位性が特に中国によって急速に侵食されているところなのに、民主主義、アップルパイ、米国式の生活を守るために、250億ドル以上を費やして日本は先進的な第5世代戦闘機F-35を購入する予定である。

ペリー提督の黒船来航と明治維新以来、日本人は常に一人の主人に仕えたが、そのたびに悲惨な結果を招いてきた。最初は英国の愛玩犬となり、それからナチスの、そして今は米国の犬として振る舞っている。文化的な理由からここでは触れないが、日本はベトナム人がよくするように決して二股をかけることも、より幅広い同盟を築くこともなかった。

大日本帝国は幸いにも短命に終わったが、その野放図な野蛮性は苦い遺産を残した。特に中国や韓国では、大英帝国が持っていたと英国の宣伝家たちが主張したようなそれを補うような美徳はほとんど見られなかった。かつての同盟国ドイツと同様に、日本の大東亜共栄圏という概念を売り込むのは困難だったためうまく伝わっていない。{2}

バンザイ!

数年前、日本ウォッチャーたちは、退位した日本の明仁天皇が、長きにわたる「奉公」を称えられ、伝統的なバンザイで迎えられたことを面白がった。{3}そして、大日本帝国の記憶は何百万人もの中国人や韓国人の血をたぎらせることは間違いないが、このビデオは明仁天皇がもう長くないことを示している。

バンザイは日露戦争や太平洋戦争、中国大陸での戦いで日本帝国軍がとった特攻攻撃を彷彿させるが、日本は悲しいかな、粉々になった宝石ではなく、無傷のタイルであり{4}、恥ずべきことに米国に捕獲され、今もなお恥ずべきことに米国に丸ごと利用されている。それは恥ずべき立場であり、中国と核のピンポン外交をしても覆らない。大日本帝国の神風特攻隊員たちはそれを気に入らないだろう。

米海兵隊による沖縄占領後、日本本土への侵攻を準備していた米艦隊に対し、九州に集結可能な限りの航空機を投入して神風特攻作戦の決行に踏み切った。 注目すべきは、多くのパイロットが目標に命中させることができなかったにもかかわらず、誰一人として後退することなく全員が片道切符の任務を遂行したことだ。

とはいえ、天皇陛下が国民に耐えがたいものを耐えるよう促した歴史的な演説の後、生き残った神風特攻隊のパイロットたちは、手に入る限りの貴重品を略奪し、故郷の村や集落に戻って新たな生活を始めた。戦争中と同様戦後の平和においても、規律、勤勉さ、そして突出した知性によって日本は世界に脅威を与える存在となった。

日本は、北にロシア、南は中国、そして米国が依然として日本に突きつけている中央の朝鮮半島という古くからの問題に対して、かつてと同じ規律、勤勉さ、知性を再び適用しなければならない。日本が無謀にも望んでもいないウクライナ問題に首を突っ込んだせいで、北方のロシア問題は悪化し、韓国問題は解決せず、そして、東京の誰もが気づいていないかもしれないが、南では中国が急速に台頭している。

もし日本が本土を、貪欲な米兵たちが地元の女性たちを好き放題できるような沖縄のような島にするのが良い考えだと本当に考えているのなら、そうすればいい。そして、中国との核による真昼の対決もやればいい。でももし日本の軍事指導者や政治指導者が勝てると考えているなら、彼らは1945年8月15日の不名誉な天皇のラジオ放送の後も戦い続けようとした日本兵よりもひどい妄想にとりつかれている。

米国は日本に2度原爆を投下し、東京やその他の主要都市を焼夷弾で攻撃し人々を灰にした。日本が中国、さらにはロシアや北朝鮮に、それらをまた繰り返して欲しいと望むのなら、そうなる方向に向かっている。また、軍事外交は決して日本の得意分野ではないが、旧日本帝国の財閥や現代日本の系列企業は、日本が米国が戦わせようとしている相手国との外交的橋渡しを構築する能力を有していることを示している。米国の主人たちではなく日本が、橋渡し役となるのか、または靖国神社、日本酒、相撲、そして桜の季節に永遠にサヨナラをするのかの選択を迫られている。日本人は、辞世の句{5}を書くのをやめて、いまだに日本を荒らしまわっているヤンキーたちを追い出す方法を考え出し、中国、韓国、ベトナムの近隣諸国の人々と共にバンザイ、万岁、マンセー、vạn tuế と叫ぶべきだ。これらはすべて、1万年の平和と幸福という意味である。



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抜粋終わり


そもそも「帝政日本~天皇の居る日本」は日本人のために存在しているのではない。

天皇家とその閨閥が「日本人を食い殺す」ために存在しているのが「帝政日本」なのである。

日本人が自立したら、「天皇」は無用なのである。だから「天皇」は日本人を低知能化するためにあらゆる方策を講じ、ダメなら日本人を殺すのである。

米国の主人たちではなく日本が、橋渡し役となるのか、または靖国神社、日本酒、相撲、そして桜の季節に永遠にサヨナラをするのかの選択を迫られている。日本人は、辞世の句{5}を書くのをやめて、いまだに日本を荒らしまわっているヤンキーたちを追い出す方法を考え出し、中国、韓国、ベトナムの近隣諸国の人々と共にバンザイ、万岁、マンセー、vạn tuế と叫ぶべきだ。これらはすべて、1万年の平和と幸福という意味である。


そもそも、その「御主人」の天皇家は「英国王の僕」なので、不可能です。

「天皇」廃止OR敗死しか、日本人がヤンキーを追い出すことはできません。


「天皇」を根絶やしにして 日本人はすべてを取り戻す

「天皇」の無い 蒼い空を取り戻す


慈悲と憐みの富む社会になりますように。

 


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