会社の良し悪しは分析できますか?
昨日の「いい仕事は3つある」に対して「求人の良し悪しはどう判断してますか?」というご質問がたくさん届いています。
会社を見るのはほんと難しい・・・
投資家でも経営者でも見極められないのではと思うほどですし、精神論のような真理のような「自分が成長させられる会社」なんて答えもあります。
キャリア相談で具体的な求人票や会社を見てお伝えすることはできていても、佐野もまだ体系化できていません。
目の前のひとにとって、良いか悪いかはわかります。
が、普遍的にとなると・・・と悩んでしまいます。
例えば最近話題の「フルリモート勤務を廃止したIT企業」の意思決定を、入社前に判断できたんでしょうか?
考えてみます。
あなたは見極めるときに、意識していることはありますか?
ぜひマシュマロで教えてくださいませ。
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リモートワーク廃止は予測できたのか
最近、あるIT会社がフルリモート勤務を廃止して出社を義務付けるというニュースが話題です。
育児や介護があるひと、地方に家を買ったひと、フルリモートだから入社したひとの声がネットに出てきていて他人事に感じられないほど切実です。
フルリモートなどの働く根幹の制度ひとつとっても、会社を見極めるのはとっても難しいことを示している事例です。
しかもこの会社は、フルリモートであることを採用の強みとして打ち出していて有名でしたし。
ここからわかることは「会社は過去こうだったからこれからもこうだろう」と予測が立たない、です。
「会社の良し悪しはわからない」と、まずはそれくらい一回諦めてみることからはじまるのではと思っています。
確かに佐野も「会社も上司も全部ガチャ」だと思っていますし、「最高でい続けてくれる会社はない」とだいぶ冷めた目で見ています。
が、それだけだと諦めて終わりです。
そうはしたくありません。
制度が続くかを見極める質問
私ももう一度正社員として働かせていただけるなら、フルリモートまではいかなくともリモートワークがある会社を希望します。
では、リモートワークが維持されるかどうかはどう判断したらいいでしょうか?
私なら以下のように聞きます。
●中期経営計画の達成にリモートワークは貢献していますか?
●リモートワークを維持するためにしている工夫はありますか?
→個人の努力ではなく、会社が工夫をしていたら維持する可能性が高い
●リモートワークを廃止する意思決定をするとしたら、どんな状況が考えられますか?
これを誰に聞くかが大事です。
採用担当や現場社員では答えられないことでもあります。
経営陣、つまり意思決定層の反応で判断したいところです。
転職エージェントの回答や、口コミサイトは気にしなくていいです。
経営層がリモートワークに乗り気でなければ遅かれ早かれリモートワークは廃止されるでしょう。
けっこう顔色が変わるので判断できます。
以前いらっしゃった相談者さまは「経営陣がリモートワークしているかで判断している」と話していました。
その方が転職した会社は、いまもリモートワークが続いています。
自分が「この働き方は譲れない」というものがあったら、それを実現している制度や仕組みに時間なりお金なりひとなりを投資しているか。
ここがリモートワークでも何でも、これからも続くかどうかのひとつの指標になるはずです。
私たちは働き方の前に暮らし方、生き方です。
厳しく見ていきましょう。
メッセージ
会社は常に未来志向です。
「過去こうだったからこうだろう」と考えると、行く先を見誤ります。
未来志向というと聞こえがいいですが、つまり「行き当たりばったり」とも言えます。
「やっぱチェンジ!」が多いです。
急ブレーキに要注意ですね。
お悩みや感想を聞かせていただきましたら、このnoteでお答えさせていただきます。
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