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広告運用額=実力ではないと思う話

トレーニーの新卒から話を聞くところ
最近のサイバーエージェントの新卒は、
「俺〇円運用しているよ、お前は?」

みたいな話をして、同期のライバルがどれくらいの金額を1か月に動かしているかを話して、自分の立ち位置を測っているようです。

まず、仕事の話でお互いを鼓舞し合うのはとても健全で良いと思いますし
金額が大きければ1つの信頼の指標にもなり、運用額は代理店であれば利益に直結するので、とても良い話題のタネだと思います。

他方、自分の現状の運用額で不必要に焦ってしまったり落ち込んでしまうヒトもいるらしいので。今回は、そんな人のためのブログです。


■そもそもお前誰やねん


サイバーエージェントグループの、アプリボットという子会社の、グローバルパートナー事業部に所属しております。
入社以来一貫してゲームアプリの広告運用に携わっており、
ふと、Twitterの広告管理画面を見てみると、携わったゲームアプリはジャンル様々10を超えていました。

有難いことに最近携わったゲームがヒットし、そのおかげかSGE(サイバーエージェントゲーム事業部)のマーケボードにも選出いただきました。

今回はそんな私が思った「運用額が少ないからって、何も落ち込む必要も焦る必要もないよ」という主旨のブログです。

■ROIの最大化難易度に、予算の大小はほとんど関係ない


実は入社以来、大きな金額の運用を任された経験がほとんどありませんでした。
いえ正しくは、自分が携わったゲームのLTVを上げることができなかったので、大きな金額を運用できる機会がありませんでした。

N日目のLTV=目標CPIの厳しい世界で、ただひたすらやってきたのは

「限られた予算の中でどうROIを最大化するのか」それだけです。

そしたら最近ようやくヒットを出せたのですが、別に急に大きくなった運用額に対してヒヨることは全くありませんでした。ビビるくらいに。
むしろ予算が限られている方が、1回のチャレンジによる失敗のリカバリーが効きにくいので、よりシビアにすら感じられます。

なので、運用額=広告運用者の実力ではないんだなーという風に今は感じております。


■終わりに


1つ誤解して欲しくないのは、「運用額が少ない案件」だからと言って、その案件の優先順位をないがしろにしてしまう人にはこの話は通じないと思います。

どんなに予算が少ない案件でも、その中でROIを最大化するために向き合っている人は

いつかその実力が花開く時が来ると思うので、全く焦らず落ち着いて、執着を続けてください。