見出し画像

数学問題を解けるだけでは不十分

この記事では「”数学問題を解ける”だけで満足していてはいけない」と主張しています。

ここで"数学問題を解ける"とは、与えられた問題の解を見つけられることを意味します。例を挙げると、"3x = 3 の解は?"に対して、x=1と答えることです。

受験勉強におけるゴールは、必要な水準の数学問題を解けることになります。その結果、受験を終えた学生の多くは”数学問題を解ける”ようになっています。しかしながら、社会において"数学問題を解ける"だけでは十分に活躍することはできません。

それは社会では問題が与えられたときに求められるものが、解とその妥当性の証明の2つになるからです。これは社会で与えられる問題の性質に起因しています。

社会で与えられる問題は、数学問題とは性質が異なり、多くの場合で明確な答えがないです。なのでどのようにその解を導いたかを説明し、その解がいかに正しいかを示すことが必要になります。

この力は”数学問題を解ける”だけで満足していると身に着けることができません。”数学問題を解けて、解法を人に説明できる”ようになって初めて、社会で通用するスキルになっていきます。

ぜひ一度自分を顧みて、"人に説明する"ことを意識してもらえたら幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?