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良い販売員を見つけるか育てるか、それとも自分が販売員になるか。

前回、モノを作ることと同様に、モノを売ることの大切さを話しました。実際、消費者にモノを売るのは誰か。それは百貨店やセレクトショップなどの小売店などになります。最近では、オンラインショップなどもあります。

もっと細分化すると、小売店の中にいる販売員さんが消費者と会話やセールスをし、販売していくことになります。つまり、販売員さんのセールストークや能力がモノが売れるかにも影響してくると言えます。

その販売員さんがどれだけ製品について知っており、お客さんに説明できるかで、その製品の価値やストーリーをお客さんが理解できるかが変わってきます。そのトークによって、お客さんの購買意欲を刺激できます。

つまり今のものづくり業界には、しっかり製品を理解し販売できるスーパー販売員が必要だということです。工芸やプロダクト専門のフリーランスの販売員みたいな人も居たらいいなとも思いますが、デザイナーや職人が販売員になるのもありだと思います。


職人やデザイナーが販売員になる意味。

完成した製品について一番詳しく知っているのは、作り手側だと言えます。その職人さんやデザイナーが一番熱量をもって、詳しく説明できます。それを理解できて説明できる専門の販売員さんが居れば、それはそれでいいと思います。

消費者にとっても、詳しく説明を受けることができ、生産者から直接モノを買うことができる体験ができます。生産者にとっても、消費者の考えや欲しいものを直接理解できる良い機会になります。


DtoCメーカーが直営の小売店をもつ。

生産者が販売員になる発展の形は、今はやりのDtoCと呼ばれるものです。生産者が直営店で販売できるショップを持つことです。DtoCのメリットは多くあり、ブランドの世界を直接伝えれたり、消費者からダイレクトな反応が得られたり、利益率の向上を図れたりします。


次回、DtoCについて詳しく書いてみます。


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