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タイトル【フィドル・ファドル】の意味

はじめまして大凛と申します。
この記事は、カード名、コミュ名から物語を見ていこうというものです。

初めてのnote投稿で「#第2回シャニマス投稿祭」に参加させていただきます。いつもは消費者側だった人間が皆さんのようにしっかり語彙力がある楽しい文章が書けるか心配ですが楽しんでもらえれば幸いです。


この記事には【フィドル・ファドル】田中 摩美々のネタバレを含みます。

きっかけ

なぜこの時期に今更、冬の摩美々のカードの記事を書こうと思ったのか、それはただ自分が限定セレチケでこのカードを入手したからだ。(悩みまくった)


そして、私は早速摩美々をプロデュースをして摩美々に心を乱されながら思った。『フィドル・ファドル』ってなんだ?コミュのタイトルの意味は?

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気になったので調べることにした。

調べていくとこれらはすべて、作曲家 ルロイ・アンダーソンのクラシック音楽の曲名であることが分った。そしてこのカードは2019年11月30日に登場した『冬のオーケストラは、君と』ガシャで実装されたことからシャニさんはなにか意味を持ってこのテーマにしたのではないかと思いさらに調べたのでこれからその内容を書いていく。

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フィドル・ファドル(Fiddle-Faddle)

まずカードタイトルになっているフィドル・ファドル


”フィドル”は弓を用いて演奏する擦弦楽器であり、とくにヴァイオリンを指す。ヴァイオリンはイタリア語から派生した言葉であるのに対し、フィドルは英語である。(これはルロイ・アンダーソンはアメリカの作曲家であることからフィドルということばを使ったのでは?)あとファドルと語呂が良い。
”ファドル”は、ぶらぶら過ごす、ふざける、くだらないことという意味、摩美々らしい...上の動画でも途中コンダクターが咳払いをし(オーケストラコンサートでは咳きをなるべくしないのがマナー)音楽に合わせてタップダンスの真似をしていたり少しふざけている。(楽しい)
なので、ファドルの意味から摩美々を連想しこの名になったのだと思う。


ソング・オブ・ザ・ベル(Song of the Bells)

次に1つ目のコミュ、ソング・オブ・ザ・ベルについて。
日本名でベルの歌


聞いて分るように曲中に鐘の音が聞こえるクリスマスソング。冬実装のカードにぴったりの曲だ。

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コミュでは、

Pと摩美々が事務所に帰る途中、”ベル”の音が聞こえてきて音の方へ行ってみるとイルミネーションが綺麗で...

という内容になっている。(摩美々とユニット、Pとの関係性の変化がみられる良いコミュでした...)
しっかりコミュ名(曲名)回収をしてくれるシャニさんすごい
はじめのコミュであり、きっかけ程度だと思う。これからだ


シンコペイテッド・クロック(The Syncopated Clock)


筆者はこの曲は聞いたことがあってテンションが上がった。どうやら昔、イオンで流れていたらしい。
Syncopatedとはsyncopateの過去形であり、syncopateは音楽用語で切分法ともいい本来のリズムから逸脱した状態のことを指す。
この曲でもしっかり使われており壊れた時計を表現しているとか(カンコンカンコンのリズムが途中で変わるところ)

コミュでは、摩美々が本屋に雑誌を買いに行くと女子高生2人の『摩美々は衣装やメイクが独特で好きだ』という会話が聞こえたり、

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事務所に戻ると摩美々の個性を買われてモデルの仕事を得ることが出来た
ということが描かれている。

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摩美々がほかのアイドルと逸脱した存在(良い意味)であるが為に得た喜びが表現されていて曲名とぴったりのコミュだと思う。
(筆者も摩美々の独特な雰囲気が好きだ)


Sleigh Ride

『そりすべり』と言えば分る人もいるかもしれない、曲を聴くと誰もが聞いたことのある曲である。


あ~~~~クリスマスばい!!(別にクリスマスの為に作られたわけではない。)

そしてむずかしい...なにが難しいかというとコミュとこの曲との関係性を見つけることだ。ここに関してはこじつけや筆者の考察になってくるのでシャニさんがどういう意図でこの曲名にしたかは分らない。

まずコミュの内容は、

打ち合わせの為、事務所でPを待つ摩美々だが、Pが乗る電車が雪で遅延して事務所に着くのが遅くなったのを知り、わざわざ寒い外で摩美々が待っている....

というもの。このあと2人は一緒に事務所に帰った。(は?摩美々かわいい)

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この曲には様々編曲版があり英語の歌詞もついている。その歌詞は、毎フレーズ最後に『together with you』(あなたと一緒に)とあり、一緒にソリで滑ろうよ!という歌詞になっている。ここから摩美々が、苦手な寒い中でPを待っていた心情を読み取れるのではないか?
一緒に事務所まで歩きたかった?一緒にイルミネーションを見たあの日のように?
また、このコミュはカードイラストのコミュでありいわばメインのコミュである。そのコミュのタイトルに誰もが聞いたことのある曲をもってくるシャニさん上手いなと感じる。


タイプ・ライター(The Typewriter)

この曲も有名な曲である。聞いていてほんとに楽しい曲だ。


このタイプライターは見て聞いてタイトルから分るようにタイプライターを用いた楽曲である。タイプライターは文字を入力するのに使う道具だが最近では、パソコンがその機能を果たしタイプライターは使われなくなった。それ故、パソコンが現代のタイプライターと言って良い。(伏線を張っていく)

そしてコミュは、

事務所でPがデスクを離れた間に摩美々がパソコンの文字入力ソフト(現代のタイプライター)で白紙の新規文章を作るが......

という、くだらない(Faddle)イタズラをするという内容となっている。
(筆者はこのコミュが最も好きだ)

このタイプライターをコンサートで演奏する際、演奏の前後や曲中にコミカルなシーンを用いて場を和ませる事が多い。それは堅苦しいイメージのコンサートをより身近にしている。そして、摩美々のいたずらも場を和ませることもあったり、仕事に追われているPへのねぎらいを感じる事があり、なにかこの曲のコンサートでの立ち位置と283プロでの摩美々の立ち位置が似ていると感じないだろうか。


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(イタズラ中)


Plink, Plank, Plunk!

最後にtureコミュのPlink, Plank, Plunk!について


この曲はとても興味深い。見てわかるように、ヴァイオリンやチェロなど普通、弓を使って演奏する楽器を弓を使わずに指ではじいて演奏している。そう、はじめ”フィドル”は弓を用いて演奏する擦弦楽器であると説明したのにturuコミュになると弓を用いなくなるのだ。さすが摩美々というか、シャニさんというか...?すごい
もともとヴァイオリンなどで指を使う演奏方法(ピツィカート)はあるが、楽曲通してのは珍しい。
そして、その演奏方法を用いることでポップな楽しい印象の曲となっている。

Plink, Plank, Plunk!の訳はポロン、バタン、ドスン!という擬音を表している。(いろいろ調べて意訳)
それではコミュを見ていこう。

雪が積もる寒い日、摩美々とPは事務所への帰り道で近道をしようと坂を登ることに、人が少ない静かな道、しかし地面は雪、2人は滑って転んで笑い合いながら歩いて行く...

コミュ中、Pが2回、摩美々が1回転んで計3回転んでいる。そうポロン、バタン、ドスン!である。
そして、コミュ中に雪は音を吸収するから静かという会話や、他にこんな道歩く人なんて居ないという会話の情報から静かな場所で転んでいると想像できるが、きっと2人の間では楽しいPlink, Plank, Plunk!の曲が流れているんだろうなと考えるとまた違ったコミュに感じないだろうか。

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(摩美々の笑顔は特別だ)


さいごに

ここまで読んでくれてありがとうございます。
1つのカードの物語すべてをルロイ・アンダーソン作曲の音楽で表現するシャニさん改めてスゴイ
セレチケでゲットし一気にtureコミュまで見た興奮のままこの文章を書いているのでちゃんと書けているのか心配ですが、この文章をきっかっけにこのカードの違った意味に気がつけたり、新たな考察のきっかけになれれば嬉しいです。
摩美々の気持ちは摩美々にしか分らないので(チエルアルコめぐる)考察しか出来ないけどそれだからシャニは楽しい!!!
では!ありがとうございました。



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