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令和版禁酒時代の到来

コロナウィルスが流行して一年が経つ。
2021年には2回目の緊急事態宣言が行われ、現在は解除されてはいるが、ひきつづき時短要請はつづいてる。
飲食店でのお酒類の提供が決められた時間までだ。

まだまだ大人数で飲食店へは行きづらく、企業でも呑み会はもちろん、会社帰りに「一杯のんどく?」みたいなことも禁止だと聞く。

個人的にも居酒屋へ行く頻度が明らかに下がってきたし、お酒を呑む機会が減ってきた。

いまは、完全に禁酒“法”までではないが、多少の規制があることで令和版禁酒時代とも言っていいような気がする。

過去に禁酒法は世界各国で行われてきた。その中でも一番有名なのがアメリカの禁酒法時代。1920年から1933年までの13年間もつづいたのだ。

禁酒法が発令された1920年から100年後。2020年に日本で1回目の緊急事態宣言が始まった。

なにかとコロナウィルスと比較されるのが1918年に流行した“スペインかぜ”。100年周期で歴史が繰り返されていると言われている。

もしかしたら、禁酒法も歴史の歯車の一つなのかもしれない。

信じるか信じないかはあなた次第。

お店でのお酒の提供は時間規制がかかっているだけで、酒屋やスーパー、コンビニでは普通にお酒が販売されている。お酒を呑むのも禁止されてない。

令和版禁酒時代というのは時期早々ではないかと思うかたもいると思うが、アメリカの禁酒法も何が何でもお酒が禁止ってわけではなく、飲食用アルコールの製造・販売・運搬などは禁止だが飲酒と個人的な所有は禁止されていない。

思っていたよりも、禁止はされてなかったのだ。実際に禁酒法という法律があったとしてもアルコール中毒者がそこまで減少しなかった。

禁酒法時代の象徴ともいえる無許可バー“Speakeasy(もぐり酒場)”も原因の一つとも言える。


■Speakeasyがお酒文化の発展へと繋がる

当時はお酒が手に入りにくかった。

ただ、工業用のアルコールは比較的手に入りやすくSpeakeasyではお酒ではなく浄化済みの工業用アルコールを提供していた。

浄化されたとはいえ、苦味があり美味しくないアルコールを呑んでいたことに驚いた。

が、当時のバーデンダーさんは、人工香味料を入れ擬似のジンなどをつくったりと、工業用アルコールで美味しく呑むことに研究や工夫をしたことでお酒の文化の発展に一役かうことになった。

禁酒法が発令される前までは日本でいう居酒屋みたいなお店が多く女性が来店できなかったが1920年代に景気がよくなり、女性客を意識したオシャレでラグジュアリーな内装のお店が流行り増えていくことになった。

もちろん、女性客を招きいれた。当然といえば当然の結果だが売り上げが上がり、あちらこちらでSpeakeasyが開業される。

ニューヨーク市だけでも32000軒にも増えた。

近代的な内装やお酒の種類が豊富になったSpeakeasyは、多かれ少なかれ現代のバーの元となったのだ。


■現在の禁酒時代も発展するのか。

飲食店の中で呑まずにプラカップに生ビールを入れてもらって駅まで歩くということをこのブログで何度か更新した。

その行為を私は“歩き呑み生ビール“と言っていた。

Speakeasyを知らないときは、こそこそと隠れてお酒を呑むバーのぐらいの印象が歴史を知ると考えかたが変わる。

今は、愛酒家たちが禁酒法の中で、どうやってお酒をたのしむかを考えた結果が現在のバーだったり、種類が豊富なカクテルの礎になったのだと思ったら令和版禁酒時代もお酒文化が発展していくのでは?と期待せずにはいられない。

“歩き呑み生ビール“という名前ではないなと思うようになった。

Speakeasyは屋内。令和版禁酒時代は屋外だからWalkeasy(歩き呑み生ビール)と言うことにした。

「軽く一杯呑みに行くか!」ができなくなったが「帰り道にWalkeasyする?」になったらいいなと思う。

ちなみに、プラカップに蓋をしたり箱詰めにしなければ酒販免許を取得しなくてもテイクアウトでビールは提供ができるみたいだ。

これから暖かくなってくる。生ビールが呑みたい日が増えて来るだろう。スタバやコンビニのコーヒーを片手に歩きながら飲む感覚で生ビールでもできたらいいのに。


■こんなんつくってみました。

テイクアウトで生ビールを提供しているお店がなかなか見つかりません。

やっているのかも知れませんが、店外にポスターとか貼ってくれてたら気づくのですが…。ってことで啓蒙活動の一貫としてポスターをつくりました。

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こちらのA3サイズのポスターはPDFデータを無料配布させていただきます。また、お店や自宅にプリンターが無い方には、セブンイレブンでも印刷できるようにしますのでメールを送っていただければと思います。


「おいおい!A3って小さいじゃないか!もっと、大きいのが欲しいよ!」という方は
A2…3000円(税・送料別)

A1…5000円(税・送料別)
で販売させていただきます。
(A2、A1サイズのデータ配布はしていません。)
info@speaker-lab.com

↑こちらのアドレスに下記の項目を書いてメールで送ってください。

↓コピペ用。


【名前】

【店名】

【住所】

【連絡先】

【メールアドレス】

【ポスターのサイズ】


↑コピペ用。


“Walkeasy”に賛同してポスターを貼ってくれたお店には、できる限りお伺いしてnoteで紹介ができたらと思っています。
お手数だとは思いますが、上記の項目を記載して送って欲しいです。



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そしてそして、勢いついでにファッション・アクティビズム的な要素も含まれた“Walkeasy”のTシャツもつくりました。こちらは、ADNAMEで購入可能です。

と軽く宣伝はしましたが、これから暖かくなっていきます。桜も咲きます。夏はひたすら暑いです。生ビールが呑みたいと思う機会が増えて来ます。今のコロナ禍では、飲食店内で食事をたのしむ以前に生ビールを呑むことも困難になってきました。コロナ前に戻るのではなく、新しい飲食のたのしみ方ができたらと思います。(もちろん、以前みたいに密を気にせずに呑めたら一番いいのですが…。)

あくまでも会社や用事の帰り道に軽く一杯の生ビールをたのしむことをすすめています。決して、大人数で宴会をすることや泥酔になるまで呑むことをすすめているわけではありません。

ゴミはゴミ箱に捨ててほしい。ルールも守ってほしい。地域が汚くなればお店も気持ちよく生ビールが提供できないと思います。もし、お近くのお店で“Walkeasy”を始めて生ビールをテイクアウトしたときには、ちゃんとルールを守って生ビールをたのしんでほしいです。

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