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毛深い人あるある

銭湯で二度見されがち。 中高いじられがち。 Vネック着れながち。 夏場、脚に蚊が止まったと思って叩いたら、スネ毛がそよ風でなびいただけだったがち。 腹囲計測の際に腹を出した瞬間ベテランぽい看護師さんでさえ一瞬瞳孔開きがち。 心電図検査の際、胸にパッドが張り付きにくいので霧吹きで軽く胸濡らされがち。(それでも剥がれがち。) 綿の服を着て一日働くとヘソにフェルトのようなグレーの毛玉作られがち。(綿100%が最も生産効率が良い。) 胸毛ロールシャッハがち。 エアリズ

    • 「モブたちはどう生きるか」

      個人史的な話をすれば、「耳をすませば」こそが「君たちはどう生きるか」という問いに対するアンサーだった。 「あなたは素敵です。慌てることはない。時間をかけてしっかり磨いてください。」 その時の宮崎駿は、そして近藤喜文は、当時の若者達へ向けてまだ「労働せよ」とまでは宣っていなくて、あくまでも「悩め」とだけ添えて、祝福した。 約30年経って今作を観て、結構笑った。 「もう時間がない」 誤配も誤配。当時若者だった私はもう「君たち」では当然なく、脳内の予測変換には「モブたちは

      • R指定作品に出演する子役のメンタルケアについて

        例えば大人でも聞くに耐えない様な凄惨な事件をモチーフにした映画などに出演する子役ってどこまでストーリーを把握して演技に望むのだろうか。 三宅隆太監督のポッドキャストで、ホラー映画の子役は勿論事前に自分の役について把握してるし、撮影現場も怖くないから逆に怖がる演技をするのが難しいこともある、的な話があった気がする。 だからホラー映画の子役は本当に怖い状況に置かれている訳ではないからご安心を、という文脈だったと思うけど、何と言うか例えばとても残忍な方法で行われる犯罪を描いた映

        • 「悪は存在しない」は「あえて抵抗しない」

          破壊的な面白さ。思わず7インチ付きパンフレット、いやパンフレット付き7インチ買っちゃったよ。 「悪は存在しない」は殆ど、ゆらゆら帝国の「あえて抵抗しない」だ。悪は存在しないと言っていながら、一方で悪は存在するとも聞こえてくる。どちらでもないのでは無く、どちらともが有る。 撮影が行われた原村には、私の好きなバンドOGRE YOU ASSHOLEのフロントマン出戸学がスタジオを作って暮らしている事もあってか、主人公の巧の朴訥としたキャラクターに勝手に出戸さんを重ねる部分もあっ

        毛深い人あるある

          オモコロとミレニアル世代

          「ふっくらすずめクラブ」が「会社にしか友達がいない」に改名した際のファンダムの反応を見て思ったのは、「オモコロがいつか面白くないメディアであると思われる日が緩やかに訪れる事もあるのかも」という、ある意味当たり前の予感だった。 今回の騒動は世代論だけで語れるものでは勿論無いが、いわゆるミレニアル世代がクリエイティブの中心となっているだろう現在のバーグハンバーグバーグの「ユーモア」は、いつか松本人志のそれのように緩やかに受け止められ方が変わっていくんだろうなという、考えれば当た

          オモコロとミレニアル世代