読書録「へんなものみっけ!1巻」早良朋 3冊目

市役所に勤めていた薄井透が博物館に出向になり、そこで出会ったヘンな人たちとのお話。
ヘンな人たちの正体は研究者や獣医など、その道のスペシャリスト。
「好き」が強すぎて猪突猛進に突き詰めていく姿勢に始めはタジタジだった薄井だが、「自分の好きなものから目を逸らしてしまったが、今なら向き合える気がする」と人生の価値観が変わっていく。

美術館、博物館、図書館が大好きなので、とても興味深くてのめり込むように読了しました。
裏側を知ることはなかなかできないので貴重な本だと思います。
「好き」をとことん突き詰める登場人物達がキラキラしていて羨ましく、くすぶってる自分が惨めに感じました。
やりたい事はたくさんあるのに踏み出す勇気がなくて歳だけとってしまいました。
私には何もない。
でも、何にもないって事はなんでもありって事だとロケットダイブ/hideの歌詞にもあるし、いっちょやってみるか!
という前向きな気持ちになりました。

国立科学博物館が大好きです。
大きなシロナガスクジラのオブジェを見ると一気に身体中の血が元気になります。
展示も非常に考えられており、あの壮大な空間に包まれるのが大好きです。
非日常的に感じる部分があるのですが、全ては地球上の物なのですよね。
本当に不思議です。
たくさんの研究者と、そのサポートしてくださるたくさんの皆さまの渾身の作品に触れに、大好きな国立科学博物館に頃合いをみて行こうと思います。

#今月読んだ本

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?