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学習動機の種類と積み上げる感覚

こんばんは、駆け出し眼鏡です。昨日の記事で書いたように、いろいろと事情があり、Unityの勉強を始めました。今日はようやくボール以外のオブジェクトを用意して、ボールが触れると得点が入る仕組みを作ることができました。

しょうもないレベルではあるものの、やはり新しいものを学ぶというのはとても楽しいですね。ただ周囲には、そんなぼくの様子をみて、勉強がスキなの?と不思議がる人もいます。そこで今日は学習の動機について、少し書いてみようと思います。

学習動機には6種類ある
人によって学習に向かう動機は様々です。例えば、昇進や留学、進路に必要だからという人もいれば、単純に知りたいから、面白そうだからという人もいるでしょう。

市川伸一「学ぶ意欲の心理学」によれば、学習動機には6つの種類があると言われています。
1.充実思考:学習すること自体に充実感を感じる
2.訓練思考:学習して自分が成長することに喜びを感じる
3.実用思考:学習が役に立つかどうかを重視する
4.評価思考:学習が自身の評価に役立つかを重視する
5.自尊思考:学習することで自尊心が高まるかを重視する
6.関係思考:周囲との関係性を重視する

この6つは、「学習内容の重要性」と「学習の功利性」の2軸で比較されます。例えば、学習内容の重要性が高く、学習の功利性が低いのが「充実思考」。学習内容の重要性が低く、学習の功利性が高いのが「評価思考」。といった具合です。


何か1つを毎日積み上げる
ぼくはこれまで、自分が「充実思考」だと思っていました。勉強すること自体がスキでしたし、充実感を感じていると思ったからです。ただその割には、今数学を勉強しろと言われてもあまりやる気がしません。なぜでしょうか。

今ぼくは「1ヶ月間ブログを毎日書くチャレンジ」を行っているのですが、その過程で「毎日何か1つでも積み上がっていくものがあること」に喜びを感じていることに気が付きました。

思えば以前、オンライン教育の企業でインターンをしていたときも、毎日何か1つ学習用の映像教材を作れることを喜びに感じていました。また学習それ自体が何かの役に立つかというよりも、「ここからここまでやった」という証や、資格や試験に向けた学習のほうが持続することができました。

つまり、恐らくぼくは「訓練思考」であり、今回のブログチャレンジや、細々と続けている皇居ラン、他にも50本映画を見るチャレンジなどの、習慣的に繰り返し積み上げる行為を動機にして、学習を行っているようです

この発見はとても貴重で、今後何か勉強する必要が出てきたときに、「その内容が役に立つかを考える」よりも先に、「どう習慣化して訓練に見立てるか」を考えるべきだということがわかります。


今回ご紹介した学習動機のモデルは「学習動機の2要因モデル」というのですが、こういった教育学のモデルは日常生活でかなり役立ちます。

今の時代、大学を出たら学ばなくていいという状況は有りえません。何かしら新しいことを学ぶ必要に駆られたとき、基本的には教えることを想定して考えられた理論やモデルを、「自分自身が自分に教えるため」に応用して利用することで、より効率的な学びを行うことができるのではないでしょうか。

今ぼくは会社のメールマガジンやセミナーでこういった理論の紹介をしているので、会社の名前で出すのにはまだ未熟な学びをブログを通して発信していければと思っています。今後ともよろしくおねがいします。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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