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北海道キャンプツーリング2022 5日目

5日目のキャンプツーリングの模様をお送りします。可能な限り海岸線を攻めるということに出発直前にしたためかなり遠回りになりましたが、今日はようやく本来の目的地であった知床の方面へ向かいます。その後も観光テンプレートのような場所を回っていますが、観光客ですので正しいムーブかもしれません。回りすぎたせいで若干走りすぎてしまいました。

いざ知床

朝起きてパパッと準備を済ませると、外はかなりの曇り模様でした。しかも若干肌寒い。前日のルート計算ではこれまでより走る前提となってしまったので、その分早めに出ることにしました。

そこから1時間ほど走らせると、知床峠の手前である羅臼町に到着します。なんと、調べるとここには最北東端のスタンドがあるということで給油しました。証明書コレクターではないのですが、やはりつい寄ってしまいます。

道の駅でも寄ろうかなと思ったのですがまぁまぁ車やらバイクが多く、そもそも営時間かも怪しかったので、次の目的地である熊の湯に向かいました。

無料の露天風呂なのですが、流石に男湯はあまり隠れていません。そしてお湯がかなり熱め。来た直後は地元の人ですら入れないぐらい熱めで、水を入れたりして試行錯誤しつついい感じの温度になっていました。地元の人やら他にいた人と話つつしばし浸かり、募金箱にお金を入れて後にしました。

そこからはまっすぐ知床峠へ。北海道の道のいいところは、峠でも急坂急カーブがないところで、かなり走りやすかったです。奥の方の道路にしては道もちゃんとしていました。

そして目の前に広がる大自然。山々が広がりますが、これでも知床半島の一部のようで、もっと奥も見てみたいなという気持ちになりました。

その後は着々と山を降り、斜里町のウトロの道の駅でお土産を買ったり鹿肉バーガーを食べて休憩しました。ウトロといえば観光船があり、今の時期なら逆に安全ではということで乗ることを検討しましたが、往復でいい感じに時間を取られるため今回は断念しました。

天まで続く道

その後は網走の方面へ向かうのですが、途中に天まで続く道というのがあるようでした。話はよく聞くのですが、意外な場所にあるんだなと思いつつ、場所的に今度いつ来られるかわからないので寄ってみることにしました。

道を間違えないように気をつけたい…と思ってたのですが、道案内が出てきたので迷わずたどり着けました。
いざ写真に撮ってみると、本当に天まで続くように見えて写真映えしてとても良いですね。天気が良いのも最高でした。

ちなみにここは駐車場があるのですが、6%という急坂なのでコケているライダーが何人かいました。かく言う自分も駐車場に停めようとしてしまい、出発するのに相当苦労。
自分の前に来ていたご夫婦もコケていて、ミラー擦ったりパッキングのケーブルが切れたりしていて大変そうでした。とりあえず大丈夫そうだったのですが、色々話したりしているうちに道をバックに写真を撮りたいという話になり、お互いに撮りあって、お互いの無事を祈りつつ別れました。

想定外?網走監獄へ

その後は天まで続く道を通り、再び網走を目指します。ずーっと真っ直ぐかと思いきや国道との合流部分は微妙に注意が必要だったりします。
その後は湖と海に挟まれた道を進みます。途中スルーした道の駅にモンベルが入ってたりしてびっくりしつつ進んでいました。

そして網走着。道の駅で休憩したりポケモンマンホールを撮ってたりすると、そういえば網走といえば網走監獄があるよなというのを思い出しました。
前日までの予定には入っていなかった上にどれぐらい見学の時間がかかるか読んでいなかったのですが、またいつ来られるか分からないので、寄ってみようということで寄り道をしました。

いざ寄ってみてパンフレットをみると、1時間ぐらいかかりそうということでこれまた想定外。とはいえ折角来たので見学します。当日はものすごい暑く、建物内は一応クーラーも付いていた気がしますが、のんびり見ていると倒れそうな感じでした。
中もすごい広く、見どころは満載でした。監獄自体もそうですが、それを作ったり開拓を進めたのが囚人たちということで、どういう四季を過ごしていたのかというところも解説されていました。レンガが必要な時に外から持ってきていたのをどんどん自分達で作ろうとしていたという話も見かけ、建設系のゲームだとなるフローだなと思ったりしました。

見学エリアの外に食堂があるので寄ってみました。監獄食というのを食べてみましたが、食べ応えありです。写真を見てもらうとわかりますが結構豪華?で、これ本当に日々食べているのかと思いましたが…。
ちなみに券売機に万札入れてお釣りボタンを押したらお札が出てこなくエラーになり、しばし待たされました。

昼を食べたということはいい感じの時間ですが、行程的にはあまり進んでいないという事実を確認しつつ、網走監獄を後にしました。

今度は能取岬へ

もう寄り道できないのでは、という説もありましたが、そんなにウロウロする時間も取らなそうでしたので、次の目的地にしていた能取岬へ向かいました。

これまで行った岬もそうですが、結構行きにくいところにあります。ぱっと見は道は続いていますが、狭かったりカーブがあったりと甘く見てると大変です。
すると、岬の手前で急に視界が晴れて周りが草原の能取岬へ着きました。

ここも北海道らしい景色が広がっていて、歩いていても気持ちよかったです。草がこれまでと比べると高めで、ちょっとした原っぱの中を歩いている感じです。岬の途中には牧場があり、牛や馬が放し飼いされていて、これまた気持ちよさそうでした。

ひたすら走ってサロマ湖

この時点で既に2時。目的地のキャンプ場に向かうか、手前のキャンプ場に向かうか判断をしなければなりません。とはいえ、手前だとかなり早く着いてしまう上に翌日のルートにも影響があるため、今日は予定通り目的地に向かうことにしました。

となると、もはやちょっと寄り道をしつつ走り続けるしかありません。寄り道しなければ早く着くのでは?と思いますが、休憩も兼ねた寄り道は必須です。天気が悪いわけではないので寄れるところには寄りたい。

まずはサロマ湖です。これだけ広大な湖寄らないわけには行きません。どこに寄ろうか迷いましたが、文字に釣られて、ワッカ原生花園に寄りました。

ここは自転車を借りてどんどん奥へ行けそうだったのですが、どう考えても時間が厳しいので寄るだけで断念。とはいえサロマ湖は見られ、本当に湖かというぐらい広々としていました。北海道の湖デカすぎだろ!

さらに先をすすみつつ、食事について考えます。おそらく調理をする時間はあまりないので、途中でおかずを調達しつつ、先日もらった鮭とばで炊き込みご飯でも作ろうと考えつつ、道の駅に寄ったりしました。

どんどん走る

しかし、サロマ湖の道の駅ではあまりおかずになりそうなものも売ってなかったり、湧別の道の駅はどちらかというと観覧車が名物の場所だったりと、収穫は少なめでした。お土産は買ったりしましたが…。

どんどん北上して紋別へ向かいます。ここが最後の休憩ポイントということで少しだけウロウロしていると、でかいカニのハサミのモニュメントがあり思わず写真に撮ってしまいました。デカすぎるなーと思っていたのですが、どうやら昔は海上にも展示されていたようでした。

そして目的地へ

目的地に寄るだけ寄りましたが、食い物が何もありませんので、直前のローソンで色々仕入れました。まぁこんな日も良いでしょう。

そして5時ごろ、目的地の日の出岬キャンプ場に到着しました。6時前には受付が閉められていましたので、ギリギリのようです。そして、ヘトヘトに疲れたせいか写真がもうありません。

とりあえず設営を済ませて、着るものがなくなってきたのでコインランドリーを借りつつ近くのホテルの温泉に入ります。晴れている上にちょうど日の入りの時間でしたので、露天風呂から見るオホーツク海が疲れを取ってくれます。肝心のコインランドリーはなかなか乾かなく、外も暗くなってきたので仕方なくちょっとだけ乾いた状態で撤収しました。

そして買ったものをつまみつつご飯を作って食っていると時間はもう9時。テントの中にこもって明日どうするか考えたりします。
ちょっとだけ無理をしたおかげで翌日は余裕が持てそうでしたが、とはいえここまで来ると淡々と最北端を目指すしかもうありません。途中もあまり見どころは多くなさそうで、聞いた話ではやることもなくて道も単調という話でした。

その辺が本当にそうなのか、という検証を楽しみにしつつ、翌日に続きます。

旅先でのお土産代とか食事代に使います。