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正解ではなく挑戦を。

この言葉は僕が尊敬している中村雅人さんの言葉です。

今年の春、#zoomdreamのイベントで中村雅人さんの世界一周、今までの人生のお話を聞きました。
サハラマラソン(250km)の話、ロバを買って逃げられた話、知らない家族にいきなり兄として向かいいれられた話、日本でふつうに生きていては触れられないような話で、全てが面白く学べることがあります。
Tedにも登壇していて、世界一周学校校長をやっておられる方です。

そんな雅人さんのお話も出てくるTABIPPOさんが出版している本、「僕が旅人になった日」を読み、どう感じたかを、僕自身の経験に照らし合わせて書いていこうと思います。

1.あらすじ

まず、この本は20人の旅人が、どうやって旅と出逢ったか?旅の様子や、旅から何を得たのか?などが綺麗な世界中の写真と共に書かれています。

余命数ヶ月の父との旅や、現状から抜け出したくて飛び出す旅、スペイン巡礼の旅など旅の種類は様々で、旅に出る人たちのバックグラウンドもさまざまです。

旅に簡単に出る事が出来ない今、旅の擬似体験をする事が出来る本で、また、色んな人の感性や想いに触れる事が出来る、新たな気づきもくれる、そんな本となってます。

旅に出てみたいけどどんなかんじなんだろう?
どんな人が旅に出てるの?

だったり、旅に対する疑問がある人は必ず役に立つし、色んな人の人生を覗き見る事が出来るので旅に出たことある人もきっと役に立つ本です。

また、世界の絶景や人々の写真がとても美しく、何度でも見返せる本です!

2.旅の定義って何?

この本を読んでいて、ふと思いました。

「旅」って言えるのはどこからなんだろう?

「観光」「旅行」「旅」言い方は違えど似ている言葉で、この3つの違いを言ってみて?と、唐突に言われても中々答えづらい質問ではないでしょうか?

僕の中で「観光」=「旅行」ですが、「旅」は前者とは違うものに分類されると考えます。

「観光」の定義ってすんなり言えるけど「旅」の定義って何?

そう思いながらこの本を読み進めていきました。

3.旅をする理由

旅をする理由は???

この答えはもう自己満でしかないと思います、笑

みんな、好きだからご飯を食べるし眠たいから寝る、見たいから映画を見るし、かわいいから子供を授かる。

きっとこういう欲と同じで

旅をしたいから旅をする。

ただこれだけの理由でいいんだなってこの本を読んでいて思いました。

大決心をして海外へ向かう人もいれば、行ってみよう的な軽めの決断で旅に出る人もいる。

旅をする理由なんて旅に出てしまえば関係ないのかなって思いました。

4.旅をして何が変わるの?

僕も来年世界一周に行きたいと考えてます。

こう話すと半数の人から

旅をして何が変わるの?

こんな質問が飛んできます。

自分自身も旅という旅をしたことがなかったのでこの質問はかなり悩む質問でした。

でも、この本を読んで、今夏富山に一人旅に出て、答えが見つかった気がします。

色んな世界を色眼鏡ではなく、自分の目で見て自分の肌で感じることができる。
SNSでは見ることが出来ない、その国の姿を自分自身の眼で捉えることができる。
自分の国で暮らしていてはわからない暮らしを知ることができる。

結局何が変わるの?

紛れもない自分自身が変わるんです。

あらゆる側面から物事を見ることができる視点を養えるのだと思います。

5.僕自身の変化

今夏、富山に一人旅に行きました。

旅に出る前は、富山って田舎そうだし何もなさそうだし風土的に閉鎖的な人が多そうっていう偏見がありました。(富山の方々すいません!)

でも実際に富山に行って、色々な人と話して色んな景色を見て、帰る時には富山のことが大好きになっていました。

そこには確かに札幌や新潟と同じような生活があって、暖かい人達がいて、時間の流れがゆっくりで、日本っていいな、そう思えるような空間でした。(政令指定都市の新潟よりも富山駅周辺は都会って感じでしたし笑)

こうやって、日本に住んでたら色んな偏見や誰かのふつうで自分の頭の中が支配されてしまっているのかな?と思います。

旅に出ることによって自分自身が脱皮していく。

その土地で出逢った人、まだ見ぬ景色、流れる時間、想像もできない文化や歴史、こういうものに自分自身の魂をぶつけて、五感で感じて、脱皮を繰り返していくんだと思います。

なんか気持ち悪いですけど「旅」=「脱皮」ですね笑

6.あなたのふつうは今のままでいいの?

みんなそれぞれ自分自身のふつうの尺度を持っています。

でも、そのふつうって誰が決めたの?あなた自身?

なんか少し哲学チックな話になってきましたが、自分自身の完璧なふつうをつくるならロックのいう白紙に戻す必要があると思います。

実際、白紙に戻すことなんてある程度歳を重ねたら不可能なことで、代替手段として人は旅に出たり色んなものに触れたいという欲があるんだと思います。

現状の自分自身のふつうを受け入れて、そのふつうをもっと膨らませたり、或いは縮ませたりする。

そうする事で人は日々成長でき、あらゆる社会問題に敏感になり、そこに対するアプローチを考える柔軟な思考が生まれるのだと思います。

ぜひ、旅に出て新しい自分自身と出逢って下さい!

7.旅が人生を豊かにする

この本に出てきた20人の旅人、僕が今までお話しさせてもらった旅人のみなさん、みんなその旅に対しての後悔が一切見られないんです。

逆に旅をして後悔したって人がいたらお話を聞きたいです真面目に!

お金がなかったらヒッチハイクするもよし、ホームステイさせてもらうもよし、時間さえあれば人はどんな所だっていくことが出来ます。

出来るだけの時間と少しの挑戦で、まだ見ぬ自分に出逢い、新しい自分へと生まれ変わる事が出来るんです。

旅を経ることによって人は成長出来るのだと、この本を読んで、自分自身も経験して、強く思います。

8.正解を求める人生ではなく挑戦を求める人生を

旅にも人生にも正解なんてありません。

よく、自分で正解にしていくって言葉がありますが気休めにすぎません。

正解なんて求めてる次元ではまだまだなのかなって感じます。

その正解は社会が決めた正解?自分が決めた正解?誰が決めた正解なの?

正解ではなく挑戦を求める人生を。

その挑戦からは多くの学びがあり気づきがあり、幸せがあるのだと思います。

この世界にはきっと正解も不正解も成功も失敗も無くて、あるのは挑戦・幸せ・愛・学びなんだと感じます。

社会一般的な成功をしても幸せが手に入らない人は居るし、失敗と言われる人生でも多くの幸せを手にする事が出来る人もいます。

結局はその出来事の捉え方次第で、多くの挑戦をすればするほど、その捉え方は多面性を帯びて来るのだと思います。

旅は自分自身の生き様を決める重要な経験です。

少しの時間と挑戦する心を持って、ぜひみなさんも多くの旅に飛び出してください!!!

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